名護周辺でオススメの沖縄そば屋さんを募集したところ、「さわのや」あるいは「茶話乃屋(読みはさわのや)」を教えてくださったフォロワーさんがおりました。見覚えのない店名だったこと、そして名護市街地からそう離れていなかったため向かってみることに。お店は羽地付近です。お店の存在を知らせるノボリが出ているので、それを目印にしましょう。
駐車場は広々。この写真のあたりに停めてOKだそうです。
店舗はこちら。沖縄そば屋さんというよりも、峠の茶屋のような雰囲気です。お隣には私設の民俗資料博物館があるようですが、腹ごしらえ目的で訪れたのでさわのやに入店します。
軒に入ると、これはまだ店内じゃない感じ。おっと、どうしたものか…と立ち止まっていると、お店のおじさんがふらりと出てきました。「初めてなのですが」とお声がけすると「初めて?そうなの?」と店内に誘導してもらえることに。
店内にはテーブル席とお座敷席がありました。一段高いお座敷席には色紙がいっぱい飾られ、お店のおじさんが「みんな将来の目標を書いていくんだよ」と教えてくれました。有名人もいれば無名の一般人もいて、中には再訪問して目標達成したことを報告してくれるとか。長くお店をやられていると、そういう楽しみもあるのですね。
さらに奥にはもっと広いお座敷席。団体さんも受け入れられそう。こちらの部屋にはおじさんのコレクションが展示されていました。近寄って見るとライターやジッポがいろいろと。コレクターなんですね、いい趣味してらっしゃる!
いろんな要素が多いさわのや。沖縄そばにたどり着くまで思った以上に時間がかかりました。メニューはこちら。沖縄そばはふつうのそばの他にも、三枚肉そば、軟骨そば、よもぎそば、ソーキそばと5種類あります。
それぞれサイズが大中小とあるようです。丼の大きさで、麺のボリューム感を想像します。
わたしは軟骨そばの中(700円)を注文しました。注文時、お店のおじさんに「うちのジューシーは評判なんだよ」と教えてもらい、そこまで言われたら注文しなくちゃねと追加でオーダー。
まずは軟骨そばのスープから。出汁と塩気を感じる半濁スープは、軟骨ソーキの味付けが混ざりやや甘め。うん、おいしい!
麺は柔らかめの中太麺。こちら、木灰を使った自家製麺だそうです。手間暇かかって大変なんですよね、木灰そばって。
この日は早めにコーレーグースの登場です。なぜならば、これで味変すると軟骨ソーキの旨味がグッとアップするから。
軟骨ソーキはとろとろ、やわやわ。味付けしっかりで甘じょっぱく、とろとろ具合がたまりません。見るからにプルプルでしょ!
ジューシー(200円)はニラが入っていい香り。柔らかな炊き上がりで、具材が大きめ。ちょっと中華チマキ感のある味わいでした。
沖縄そばにジューシーまで食べたカーチャンはお腹いっぱいですが、お子サマーが食べたいと主張するので特製ぜんざいも追加。通常350円ですが、食後は250円になります。この店、商売上手だなぁ。
白玉はふたつ。お子サマーが「おもちみたい!」と大喜びでモグモグ。
金時豆もお店で炊いてるそう。クドくない、ほどよい黒糖の甘さです。沖縄そばで汗をかき、食後のぜんざいでひんやりできました。
ということで、名護市内にある「さわのや(茶話乃屋)」で沖縄そばをいただいてきました。名護市街地からやや外れているため、SNSで教えてもらわなければ知ることがなかったかもしれません。お店のおじさんも面白い方でしたし、教えてもらってよかったなぁ。お店は名護の他に、沖縄そばの街・本部町にもあるんだそう。いつかそちらのお店も食べに行ってみたいです。
終わり。
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お店の情報
店名 | さわのや(茶話乃屋)名護店 |
住所 | 〒905-1146 沖縄県名護市親川628ー1 |
営業時間 | 11時〜15時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 駐車場あり |