ピンクのネオンで酩酊と書かれた日には、そりゃあ訪れてみたい気持ちになりませんか。わたしはまんまと引っ掛かりました。なんだいなんだい、一体どんな店だってんだい。こちらのお店、「ふらり酔処 酒場感(さかばかん)」といいます。家から歩いて行ける距離にこんなお店が欲しかったのよね〜!ということで、さっそくレポート行ってみよ〜!
ゆいレール古島駅近くの「ふらり酔処 酒場感(さかばかん)」
どこにあるの?
ふらり酔処 酒場感は那覇市古島の那覇環状2号線と国道330号線がぶつかったところにあります。古島インターチェンジの下で、下道をよく利用する方なら目にする場所かと思います。実際わたしも車の運転中にピンクのネオンが目に入り、それでお店の存在に気付きました。立地的に駐車場はなさそうなので、周辺地域の方が歩いて訪れるお店じゃないかなぁ。
お店の様子
こちらがふらり酔処 酒場感の外観です。控えめに、だけど存在感のあるピンクネオンは「酩酊」の文字。心がはやります。
気になって仕方がないものだから、飲みに誘われるたびに「酒場感はどう?」って希望を出していました。お店の入り口のタイルもSAKABAKAN。
できたばかりの店内はピカピカ。家から徒歩圏だし、和食系のお店だし、これはひょっとすると今後重宝するかも。
お通しではなく食前酒
この日、共に酩酊する予定の飲み仲間を待っていると、店員さんが食前酒を持ってきてくれました。なるほど、確かにお通しよりも食前酒のほうが嬉しいかも…!クイッと流し込みます。
メニュー
お店のメニューをチェックします。原稿用紙をメニューにしちゃうセンスも、ハートをギュッと鷲掴みされちゃうポイントだなぁ。酒場感のおつまみは和系創作料理が主。季節の食材を使っているので、おそらく訪問タイミングによっていろいろと変わるんだろうと予測します。
こちらはドリンクメニュー。ビールに酎ハイ、ウイスキー、焼酎、泡盛などなど。この手のお店でナチュラルワインを出すのは珍しいと思いませんか!
原稿用紙3枚目には日本酒がズラリ。酩酊させる気満々だ〜!
実食!グルメレポート
瓶ビール(680円)は3種類
食前酒で勢いづいてるわたくし、いつものようにビールでスタート。瓶ビール(680円)は3種類あって、わたしは赤星をチョイス。懐かしいグラスにニヤリとしました。
島魚の青唐カルパッチョ(680円)
まずは華やかな島魚の青唐カルパッチョ(680円)でスタート。厚めカットの近海マグロにたっぷりの薬味が乗せられ、ビールがグイグイ捗ります。
煮干しの山椒ポン酢(420円)
煮干しの山椒ポン酢(420円)はシブくておいしいおつまみ。これ、一見地味見えでしょ。でも酒を欲するアテなんです。いい調子で酩酊させられる〜!
よだれ仔羊(680円)
薄切りカットのお肉を使った、よだれ仔羊(680円)。ラム特有の香りと、辛過ぎない四川風タレがマッチ!ラム好きさんはひとり一皿ペロリなはず。
生レモン(420円)
酒粕焼酎を使った酎ハイが気になり、生レモン(420円)をオーダー。ほんのり甘味とフルーティーさを感じる焼酎が使われています。
手羽中の唐揚げ(1個190円)
手羽中の唐揚げ(1個190円)もいただきました。柔らかく食べやすく、お酒を選ばないお味。唐揚げは正義だね!
とろ卵と生胡椒のポテサラ(480円)
トップにまるまる一個の卵が乗せられた、とろ卵と生胡椒のポテサラ(480円)。自分で混ぜ合わせるタイプ。
辨天娘(500円)
酩酊へ向けてラストスパート。目に飛び込んでくるのは、キッチンに並べられた一升瓶たち。徳利だってスタンバイしています。
この日は少し肌寒く、熱燗がいいねと選んだのは辨天娘(500円)でした。冬ですなぁ。
炙った鰤とウニの手巻き(1個400円)
この日のシメコメは、炙った鰤とウニの手巻き(1個400円)。鰤の上にウニをトッピングしちゃうセンス!炙った鰤のほんのり香ばしさに濃厚なウニの風味、そして磯を感じさせる海苔の組み合わせがとってもウマかった〜!
かつお節粉のポテトフライ(520円)
子連れで訪れたある日のメニューには、ごはんものがなさそうでした。それ故、かつお節粉のポテトフライ(520円)でお腹を膨らませる作戦です。が、この和の味わいが大人にヒット。ポテフラって洋風のおつまみじゃなかったっけ…!?
肉じゃがのコロッケ(500円)
肉じゃがが大好きです。コロッケも大好きです。ふたつを合わせると最強のおつまみです。というわけで、肉じゃがのコロッケ(500円)をオーダー。ころんとふたつ、まあるいコロッケがやってきました。
割ってみると、よく煮込まれてとろけた肉じゃが。甘じょっぱいしっかり味で、ビールが捗ります。
タケダワイナリーの白(500円)
ナチュラルワインもいただいてみることに。山形県産葡萄を100%使用した、タケダワイナリーの白ワイン(500円)を選びました。強過ぎずほどよい酸と、柑橘系っぽい香り。コップ酒で気取らずにグイッと飲めちゃうのがいい!
おつまみトロたく(680円)
トロにたくあんを混ぜた組み合わせが好きです。おつまみトロたく(680円)なんてあったら、そりゃあ注文しちゃいますよね!
トロにたくあんの食感、いくらのジュワッとした旨味、韓国海苔の塩気と風味。ハートが震えるほど日本酒が恋しくなるアテです。
酒盗バターちゃんぷるー(680円)
予想外にハマッたのが、酒盗バターちゃんぷるー(680円)でした。これ、メニューにあったら絶対注文してほしい。バターで炒めたチャンプルー、初めてでした。シャキシャキ感の残るやや苦めのゴーヤーと豚肉がバターと合うんだなぁ。酒盗の独特な風味はアクセントとして活かされています。おいしい!
竹仙 2012BY熟成(600円)
日本酒の口になってきたので、竹仙 山田錦 純米 2012BY熟成(600円)を燗で。10年前の酒はやや番茶のような色味で、熟成され紹興酒のような味わいでした。いろんな酒があるなぁ。楽しい。
アボカド酒粕漬け(480円)
竹仙2012BYとよく合ったのが、アボカド酒粕漬け(480円)です。この組み合わせ、最強なのでは。正直、ビールでアボカド酒粕漬けをつまんだ時はイマイチに思ったんです。それで酒を変えてみたところ、味わいが大きく変化しました。相乗効果でまったり濃厚な酒粕の風味がより感じられます。マリアージュ、大事!
生ザーサイの浅漬け(450円)
お腹も満たされてきたところで、軽めに生ザーサイの浅漬け(450円)。塩気と風味のある浅漬けなので、これは竹仙2012BYよりもキリッとした冷や酒やビールが良いかも。食べ合わせの勉強にもなって楽しいですね。
まとめ
ということで、那覇市古島にある「ふらり酔処 酒場感(さかばかん)」に行ってきました。今回は酩酊は避けられましたが、我が家から徒歩圏にいい店ができて大喜び!いつかピンクのネオンの下で酩酊する日がやってくるかもしれません。お店の方は比較的若い方ですが、おいしいものを食べ歩いてきたんだろうなぁ。女性客が多く、落ち着いて飲める雰囲気です。地元のお客さんに愛されるお店になりそう。こういうお店、リピートしたいと思います。
終わり。
お店の情報
店名 | ふらり酔処 酒場感 |
住所 | 〒902-0061 沖縄県那覇市古島1丁目23−2 譜久原ビル1階 |
営業時間 | 18時〜翌3時 ※日〜木曜は24時閉店の可能性あり。22時以降は要問い合わせ |
定休日 | 不定休(SNS要確認) |
駐車場 | なし |