高校卒業と同時に函館を離れてしまったわたしは、飲兵衛のわりに函館のおいしい居酒屋さんを知りません。今回は悪友Yとそのお友達のYさんがオススメの「二代目 佐平次」に行ってきました。お店の場所は五稜郭のハセスト横。この付近はよく通るのに、ここが居酒屋さんとは知りませんでした。この日はラッキーなことに当日予約が取れましたが、いつも予約でいっぱいなんだそうです。入店した後も、全ての客席が予約で埋まっていることに驚き。
店内はカウンター席とお座敷席がありました。我々はキッチンを取り囲むカウンターに入ります。
まずは飲み物から。ビールは樽生がスーパードライ、瓶ビールはサッポロとのこと。サワーやカクテル、焼酎などもあります。この他、日本酒のメニュー表もありました。二代目 佐平次は日本酒も多く揃えています。
まずはビールから。スーパードライ(530円)で乾杯し、喉を潤します。
二代目 佐平次はお通し(550円)から度肝を抜かれました。日本酒によく合う和食居酒屋だと思っていたのに、お通しに洋食の要素が混ざっている!というか、盛り合わせの点数もすごい。キャベツの出汁煮、とうもろこしのポタージュ、ケークサレ、ズッキーニのグリル、パテとカンパーニュ、胡麻のエスプーマ、木の実のパン。どれもおいしくて、めちゃくちゃ満足度が高い!
お通しがこれだけ満足感あるのですから、おつまみ全般に相当期待しちゃいます。おつまみは基本的には和系で、肉・魚・野菜がいろいろと。
こちらはこの日のおすすめメニューです。これを見ながら、どれにしようか3人で作戦会議。
まずやってきたのは、お刺身盛り合わせ(2人前、2560円)。この日はマグロ、ぶり、ヒラメ、ホタテ、マコガレイ、ボタンエビでした。どれもおいしかったなぁ。盛り付けも可愛らしい。
おつまみがおいしいと、お酒が捗ります。わたしはビールのおかわりを、悪友Yは利き酒セットを注文です。この日の利き酒セットは二世古 特別純米 吟風、山形正宗 純米吟醸 雄町、金陵 月中天 純米大吟醸原酒でした。この3つで価格は700円くらいだったかな。日本酒メニューに価格が書かれておらず、おっかなびっくり日本酒を注文したけれど、結果安くて嬉しい驚き。
お酒に合うおつまみがどんどんやってきます。こちらはフォアグラの西京焼き(1300円)。あのフォアグラを西京焼きにするだなんて、考えたこともありませんでした。これがものすごくウマい!フォアグラに西京焼きの旨味を加えると、それはそれは素晴らしいおつまみに変身します。これは驚きのウマさだったなぁ。
お次は知床鶏岩塩焼き(830円)です。臭みのない鶏肉だからできる、岩塩でシンプルに味付けしています。これならビールにも日本酒にも合うよねぇ。知床鶏はほどよい柔らかさで、炙った皮目の香ばしさに、日本酒が恋しくなり...
そんなわけで、久々に日本酒に手を出しました。小林酒造の北斗随想、これまたウマいお酒だわ。
日本酒に心を奪われていると、甘鯛パリパリ焼き(1100円)がやってきました。甘鯛は淡白なお魚ですが、皮目のパリパリ感とバルサミコの甘味でこれまたお酒がすすみます。
悪友Yもお友達のYさんも日本酒が大好きなんだって。すぐ釣られるわたし、ラベルが気になった土佐しらぎく 氷温貯蔵 純米大吟醸と、鍋島 三十六萬石 純米吟醸を1つずつ注文して、悪友Yとシェアしました。日本酒は米、麹、蔵、水によって味が変わるし、食事との合わせ方によっても印象が変わります。日本酒だけじゃなくビールも同じ。こういうマリアージュ、楽しいね!
最後は本日のサラダ(780円)でシメ。日によってあったりなかったりなメニューだそうです。サラダの内容も気まぐれで変わるんだって。見た目からして、女子力の高いサラダだと思いませんか。彩りが素晴らしく、フォトジェニック&インスタジェニック!あっさり酸味のドレッシングと薄切り豚しゃぶのボリューム、プチトマトの甘さ、ブロッコリーの茹で加減、ナスのあっさり感、いずれもハートを鷲掴みにされた1品でした。
ということで、函館は五稜郭にある「二代目 佐平次」へ行ってきました。地元ではとても人気があり、飛び込み客が何組も入ってきては、満席でお帰りいただくというシーンが繰り返されました。ほんとにこの日滑り込みで予約が取れたことが奇跡のようです。おつまみはどれもアタリで、とーっても満足度が高かった!函館にもこんな素敵なお店があったんですねぇ。生まれ故郷のおいしいお店を、もっともっと知りたいなと思いました。おいしいお店を教えてくれた二人に感謝!またおいしい日本酒とおつまみを食べに訪れます。
終わり。
住所:〒040-0001 北海道函館市五稜郭町4-13
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩