先日、糸満市の「Restaurant & Bar PORTO(ポルト)」でランチを食べてきました。以前から気になっていたものの、数年越しにやっと訪れられました。石窯で焼かれたピザ、とってもおいしかったー!ランチはもちろん、周辺に宿泊の際は夜にも訪れたい、オススメのお店です。
PORTO(ポルト)は開発が進み、落ち着いた住宅街にあります。お店には駐車場がありませんが、目の前にある南浜公園の駐車場に車を停めるお客さんが多そうです。このあたりは観光客がわんさかといった感じではありませんから、週末でも安心できそうです。
アンティークっぽい店内にはサイクリング用品などが展示され、率直に「かっこいい!」と思いました。PORTO(ポルト)のオーナーはロードレースが趣味だそう。男の好きなモノが詰まったこちらのお店まで、ロードバイクに乗って訪れるお客さんもおりました。
週末のこの日、わたしは11:40頃に到着しました。テーブル席は予約のグループ客で埋まり、空きがない様子。あらら、これは入店できない感じかも〜と一瞬諦めかけましたが、店員さんが「テラス席でよければ」と案内してくれました。
テラス席は西向きにあるため、日が当たらず快適。天気の良い日は気持ちよく過ごせます。那覇空港を離発着するエンジン音が海風に流されていきました。
来店客は地元の人が多いのでしょう。近所のおじいがふらりと訪れたり、散歩がてら立ち寄る姿も。この日は特に子連れが多かったのかも。子どもたちはテラスのカメを覗き込んだり、ハンギングチェアを揺らしたり、思い思いに過ごしています。
さて、PORTO(ポルト)のランチはピザとパスタが用意されています。わたしが訪れた時はピッツァランチ・パスタランチ、どちらも一律1500円(サラダ・ドリンク付き)。メニューには写真と材料が記載され、選びやすく親切に思いました。キッズメニューはありませんが、このラインナップなら子どもたちもおいしく食べられそうですね。
ピザを注文すると、まずセットのサラダがやってきました。数種類の葉野菜の上にフライドオニオンが乗せられ、そこにクリーミードレッシング。スターターにぴったり。
5種類のピザの中から、わたしはマルゲリータをチョイスしました。「ピザ」というより、「ピッツァ」と表記したくなるイタリアンタイプのそれは、専用のピザ窯で焼き上げています。サイズは結構大きめで、やちむんのお皿もいい感じ。
自家製の天然酵母を使ったピザ生地は、外はさっくり、内側はもっちりとしています。ところどころの焦げが香ばしく、食べながら変化が楽しめました。ナチュラルな味わいのトマトソースは、塩っ気がそんなに強くありません。上品なピザ、おいしいなぁ。
わたし、バジルが大好きなのです。PORTO(ポルト)のマルゲリータに乗せられたフレッシュバジルがとっても香り高くって、強く印象に残っています。
食事中、お店の方がバジルを収穫してきたので声をかけたところ、ちょっと笑いながら「そのへんに生えてます」というのです。そのへんって建物裏とか横あたりに畑でもあるのかな〜と思ったら、ガチで「そのへん」でした。やせいのばじるがあらわれた!
ピザにはオリーブオイルが軽くひとまわし。これがトマトソースと相まって、じゅわっとジューシー。イタリアから毎週取り寄せるモッツァレラチーズがたっぷりで、その下の生地は水分が残ってもっちりとしていました。
大きめに思えたピザですが、おいしい味付けと食感の軽さから、案外ペロリと食べ終えました。オーナーは独学でピザ生地作りに挑んだそう。国産小麦・天然酵母・水・塩のシンプルな材料に、24時間の低温発酵と12時間の常温発酵というこだわり。いいな〜!
ということで、糸満市にある「Restaurant & Bar PORTO(ポルト)」でランチをいただいてきました。なかなか訪れない立地ですが、焼きたてのピザはとってもおいしく、人気の理由を垣間見ました。ひとりより数名で食べに訪れて、数種類のピザやパスタをシェアしたくなるような、そんなお店でした。今度は家族で食べに訪れたいなぁ。
お手洗いには映画「ジョーカー」の飾りが置かれていました。このセンスがドンピシャ好みで、思わずニヤリ。男の趣味な雰囲気に、ピザのおいしさと穴場な立地が重なって、わたし的にはかなりツボな一軒です。
終わり。
お店の情報
店名 | Restaurant & Bar PORTO(ポルト) |
住所 | 〒901-0364 沖縄県糸満市潮崎町3丁目22-18 |
営業時間 | ランチ(火〜日曜):11時半〜15時(L.O.14時) ディナー(火〜土曜):18時〜22時(L.O.21時) |
定休日 | 日曜ディナー、月曜 |
駐車場 | なし。近隣に南浜公園の駐車場あり |