元祖・盛岡じゃじゃ麺の「白龍(パイロン)」に行ってきた。

2017年12月25日

盛岡じゃじゃ麺「白龍」のじゃじゃ麺(小盛り、450円)

函館に里帰りしている間に、盛岡を訪れました。中学校の修学旅行以来なので、20年以上ぶりの盛岡です。7時半過ぎの北海道新幹線に乗り込み、盛岡に到着したのは10時前。ちょうど小腹が減る頃に到着したので、まずは朝ごはんを食べに向かいました。盛岡と言えばわんこそば、冷麺、じゃじゃ麺の三大麺が有名です。今回はじゃじゃ麺の元祖と言われている「白龍(パイロン)」を訪れることに。お店は桜山神社の参道沿いにあり、周辺には岩手県庁やビジネス街、盛岡城跡があったりと、今も昔も中心エリアということがわかります。

盛岡市内にある桜山神社参道は商店街のようになっている。

白龍は盛岡市内にいくつかお店があります。この桜山神社参道沿いには本店と分店がありますし、盛岡駅のフェザンとパルクアベニュー・カワトクにも支店がありますが、今回訪れたのは白龍分店です。盛岡駅周辺にも白龍があって同じじゃじゃ麺が食べられるなら、近場でいいじゃんと思いがちですが、盛岡駅周辺のお店はオープンまで少し時間があったこと、それと街中を自分の足で歩きたかったこともあって、桜山神社方面まで出向いてみました。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」は桜山神社参道沿いにある。

白龍分店の営業時間は朝9時から13時半まで。朝食からランチまでという営業スタイルが、個人的に気に入っています。ちなみに、本店と分店があるなんてこの時点で気付かず、暖簾が目に入った分店へすんなり吸い込まれました。食後、2軒隣に本店があるとこの目で確認した次第です。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」の営業時間は朝9時から、13時半閉店だ。

入店したのは平日の10時半頃。白龍分店入るると、客席の8割ほどが埋まっていました。この時間にこんなにお客さんがいるとは。狭い店内にはテーブル席3つ、そしてカウンター席があります。わたしはカウンターに案内されました。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」の店内

メニューを見る間もなく、お店のおばちゃんが「じゃじゃ麺は大中小の3サイズ、小で普通のラーメンくらいの量です」教えてくれます。食事はじゃじゃ麺とろうすう麺の2種類。それぞれ小・中・大盛りがあります。あとはちいたんたん(玉子スープ)と水餃子の他はドリンクだけという、非常にシンプルなメニューでした。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」のメニュー

お店のおばちゃんに言われたこともあり、じゃじゃ麺の小盛り(450円)をオーダーしました。これが盛岡三大麺の1つ、じゃじゃ麺!うどんのような小麦麺の上に、拍子切りのキュウリと肉味噌、ネギ、擦り下ろしショウガなどが乗せられています。お初でございます!

盛岡じゃじゃ麺「白龍」のじゃじゃ麺(小盛り、450円)

じゃじゃ麺には食べ方があります。まずは、お皿に盛られた麺と味噌などだけを混ぜ合わせ、いただきます。食べている途中で、卓上調味料を使って味変します。最後にちいたんたんを楽しみましょう。

盛岡じゃじゃ麺の食べ方と、シメのちいたんたんについて。

教えに従い、まずは麺の上に乗せられた肉味噌を麺と混ぜ合わせます。色が濃くてテリのある肉味噌は、豚肉と赤味噌、シイタケ、ゴマをメインにその他15種類の食材を加えて作っているそうです。これがじゃじゃ麺の味の要になるんですね。白龍の肉味噌は甘さをそれほど感じない肉味噌です。

盛岡じゃじゃ麺「白龍」トップオブじゃじゃ麺の肉味噌。

肉味噌と麺を混ぜ混ぜ。勢い余り、お皿の端に乗せられたショウガもミックスしました。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」じゃじゃ麺がきたら、まずは麺と味噌だけ混ぜ合わせる。

しばらく混ぜる作業を続けると、全体に肉味噌が混ざり合いました。それではいただきます。麺は中野製麺のもので、コシのない柔麺は一般的なうどんと似ています。肉味噌と生ショウガ、ネギが食を進ませます。シャキシャキのキュウリがみずみずしい。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」しっかり混ざったら、食べ進める。

少し食べたところで、味変タイム。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」卓上調味料で味変し、好みの味にしていく。

お酢だけだとあっさりさっぱり系になり、おろしにんにく投下でジャンク感が高まります。ラー油で辛味を加えたり、一口ごとに変化を楽しみました。お皿に乗せられた柔らかく厚みのある紅生姜もいいアクセント。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」じゃじゃ麺を食べてる途中、お酢を入れて味変した。

全て食べ終える前に、卓上に常備されている生卵を1つ手に取ります。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」卓上に常備されている、ちいたんたん用の生卵(+50円)

玉子をお皿に割り、溶きほぐしてカウンターの上に乗せます。ちいたんたん(+50円)の準備です。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」じゃじゃ麺を少し残して、ちいたんたん用に卵を溶く。

「ちいたんたんお願いします」と声をかけると、ここに麺の茹で汁と肉味噌、そしてネギを加えて戻ってきます。お隣にいた常連さんは、ちいたんたんの注文時に「味噌なし、黄色(生姜のみ)」と伝えていました。二郎系っぽい謎コールが、こんなじゃじゃ麺屋さんにもあるんだなぁ。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」容器をカウンター上に出すと、茹で汁と味噌を追加してくれる。

スープに肉味噌を溶き、味見。少し味が弱いので塩胡椒を加えます。優しい味噌味のスープで体が温まるなぁ。盛岡は寒い地域なので、ほっとできる食べ物が生まれたのでは、と考えながら完食です。

盛岡じゃじゃ麺「白龍 分店」ちいたんたんのできあがり。

ということで、盛岡三大麺のひとつであるじゃじゃ麺を食べてきました。じゃじゃ麺の元祖「白龍」は、スープの出汁がウマくてクセになる系ではなく、肉味噌&麺、そしてシメのちいたんたんを含めた一連が評価されて人気なのだと納得しました。何度か通ううちにハマる食べものってあるじゃないですか、ここのじゃじゃ麺がまさにソレです。盛岡市内の4店舗はそれぞれ営業時間がことなりますので、盛岡滞在中に訪れやすい場所へ食べに行きましょう。
終わり。

住所:〒020-0023 岩手県盛岡市内丸5-16

(*・ω・)つ 岩手食べ歩き情報もどうぞー♩

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ユッキー@毎日ビール

沖縄移住10年のブロガーによる、定番グルメからローカル店まで沖縄情報。国内外の旅グルメ・ビアバーめぐりの情報も。クラフトビール歴は16年、ブログ歴12年、カーチャン歴7年。

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