函館周辺をぐるりドライブの締め括りに立ち寄ったのは、森町にある「駒ケ岳洋菓子工房」というお店です。通称・カボチャロードの近くにあり、前回このあたりを通りかかった際にもおとんが「おいしい洋菓子店がある」と言っていたので、今回は立ち寄ってみました。周辺は農地で、高い建物がないので駒ケ岳もしっかり眺められます。こんな場所ですから、お店の位置がわかりにくいけれど、道沿いに大きな看板が出ているので、それを目印にしましょう。
こちらが駒ケ岳洋菓子工房の入り口です。建物は生い茂った木に隠れてよくわかりません。森のような雰囲気です。砂利道の奥に広めの駐車スペースがあります。
車を降りるとお店が目の前にあるのですが、こちらも緑が豊かすぎで建物がよくわからない... なんとなく、ジブリに出て来そうな光景だと思いませんか。トトロ的な何かを醸してます。整えられた店先はエレガントで、これは素敵なマダムが出てきそう。
こんな場所ですから、冬場は雪に埋もれてしまうらしい。この姿はこの姿で、北国らしくて好き。
店内に入ると、所狭しと焼き菓子や小物類が所狭しと並んで居ます。まるで少女向けのファンシーショップのようです。店内は撮影禁止なので、そのファンシーでメルヘンな雰囲気をお伝えすることはできませんが、レジ前のメニューと食品サンプルは撮影させていただくことができました。この1枚だけでもファンシーな雰囲気が読み取れると思います。駒ケ岳洋菓子工房では焼き菓子や洋菓子、ソフトクリームを販売しているようでした。
さて、ソフトクリームと洋菓子を購入して、お店を出ました。駒ケ岳洋菓子工房にはソフトクリームが2種類あって、ラ・フランスとももの2種類です。サイズはそれぞれ小盛り(240円)・中盛り(310円)・大盛り(420円)でした。わたしはラ・フランスソフトクリームの大盛り(420円)です。まず、ラ・フランスの香りがとっても良いんです。洋梨のフルーティーさと洋酒の風味を持ち合わせ、洋菓子店の本気を見せられたソフトクリームでした。ワッフルコーンにたっぷり大盛りだったのに、あっというまに食べてしまったほど。
一緒に行った家族はももソフトクリーム(中盛り、310円)を食べていたので、一口食べさせてもらいました。こちらもジューシーな白桃と隠し味の洋酒の風味がして、とってもおいしいです。ラ・フランスよりももが好みかもしれん...
せっかく来たんだし、ソフトクリームだけで帰るわけにはいかないと購入したのが、バナナオムレットです。1こ300円くらいだったかな。店内のショーケースに並ぶケーキは数少なくって。どうやら作っても作ってもどんどん売れてしまう状態だったみたい。このバナナオムレットは、パティシエさんが出来立てを奥から運んできたのが見えたので購入しました。
ここまでたっぷりの生クリームを包み込んだバナナオムレット、見たことがありません。めちゃくちゃウマそうです!
ふわふわのスポンジと程よい甘さの生クリーム、中にはバナナが入ってます。しっかりとした食べ応えがあり、満足度の高いバナナオムレットでした。
ということで、森町にある「駒ケ岳洋菓子工房」へ行ってきました。こんなにエレガントでフルーティーなソフトクリームは初めて!お店のパティシエさんが持つ全てを注ぎ込んだ、素晴らしい味でした。バナナオムレットもおいしかったし、おそらくこのお店は全般的においしい洋菓子を提供されているんだろうなぁ。
そんなことを思いながらこの記事を書いたのが、11月中旬のこと。お店について調べながら書いていたところ、10月末にオーナーパティシエさんが脳出血で亡くなったという情報を目にしました。驚いた... お店の奥からオムレットを運んで来られたのが、おそらくオーナーパティシエさんだったのです。まだお若い方だったので、この話を知り、なんとも言えない気持ちになりました。現在お店は閉店中だそうです。しかし、おいしいソフトクリームとオムレットのログをWEB上に残しておきたく、この記事を公開しました。
終わり。
住所:〒049-2141 北海道茅部郡森町駒ケ岳345-3
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩