先日、5年ぶりに札幌に帰りました。午後便で沖縄を経ち、スマートに新千歳空港入りする予定が、出発前からDelayの見立て。那覇空港のアナウンスで呼び出されると「乗り換え便に間に合わない可能性」を告げられ、やっぱり羽田で後続便に搭乗し、新千歳空港から札幌市内に入った頃には20時半を回っていました。北海道、遠いな〜!泣
予定が狂ったので、サク飲みにチェンジしようと向かったのは、資生館小学校近くにある「小さな立ち飲み屋 odeco」でした。
odecoはそのままローマ字読みでオデコです。猫の額ほどの大きさという意味で付けられた店名だそう。つまり、とっても小さな立ち飲みバーなのです。札幌の飲み屋に精通している悪友Yに「この店知ってる?」とLINEを送ったところ、彼女はもちろん知っていて「よく見つけたねー!」とのレスポンス。ふふふ、飲兵衛の勘が働いたまでよ。
店内はこの通り。札幌軟石の防火壁をそのまま利用していて、小屋というか蔵というか、そんな独特な建物なのです。わたしが入店した時は先客が2名、わたしを含めて3名入ると立ち飲みスペースはほどよい距離感に。これだけ狭い立ち飲みバーですが、お店の方に聞くと「最大で9人入ったことがある」のだそう。えええ!それって肩が触れるとかの距離感ではなく、詰め込んだライブハウスよりも更にギューギューだったんじゃない?!
お店の方に「さっき札幌に到着したばかりで、1軒目なんです」と伝えつつ、まずはビールから。odecoにはメニューらしいメニューがなく、ビールは何がある?と尋ねてサッポロ黒ラベルがあることを確認。せっかく札幌に来ているので、まずはそれを飲まねば!お隣のお姉さんが「どうぞ〜!」と注いでくれました。夜の札幌、サイコー!
お姉さんが注いでくれたサッポロ黒ラベルの小瓶。メニュー表が見当たらないので、お値段は不明。先客のおふたりと乾杯して、楽しい夜のスタートです。
21時を回ってましたから、流石にお腹が減りました。「なにか、おつまみはありますか?」とお店の方に伺いつつ、防火壁に直で貼られたメニューを眺めます。メニュー表は見当たらなくとも、貼り付けた付箋メニューを眺めると、odecoの単価はそんなに高くなさそう。
2品いただきたいと伝えると、「少しずつ盛って出す?」とお店の方が気を使ってくださいました。ご提案に便乗します。チーズ盛り合わせと、今年初めて作ってみたという自家製味噌を添えたキュウリ。ほー、いいじゃないか。こういうのでいいんだよ、こういうので。
おつまみにドリンクを並べると、壁際の狭いカウンター席がいっぱいになりました。ビールの次はグラスの赤ワインを飲みたくって。この日は赤が2種類あったのでお店の方にお任せすると、ワイングラスにもっきりで注がれました。これだとお隣のお姉さんたちとルネッサーンスできないよ〜!笑 急ぎ、グラスに口をつけてすすってから、改めて乾杯をしました。
先客のお姉さんたちは、クラフトビア食堂 VOLTA(ボルタ)を経由してから、odecoにやってきたそう。いい具合のペロンペロン具合だったのでお水をすすめたところ「わたしは絶対に飲まない!」と頑なに拒否。笑 「いやいや、明日平日だから、いま飲んどけー!」と、立ち飲み客全員でお水を飲みました。連帯責任です。そんなわけでお水メインの、チェイサーは角ハイボールというわたし。1軒目から、やたらと楽しい!笑
ということで、札幌市南3西7にある「小さな立ち飲み屋 odeco」で軽く飲んできました。odecoの店員さんとより、先客のお姉さん2名が楽しくてずーっとお話してたなぁ。おかげで素晴らしい北海道中膝栗毛のスタートとなりました。小さいお店だとお客さん同士の距離感が近くて、すぐに意気投合できますね。15時から営業しているのでゆるっと昼飲みしに行こうとおもってたけれど、飛行機遅延のおかげ(?)で初日からブーストがかかりました。
ちなみにodecoの店内にはトイレがありません。一旦お店を出て、近隣建物のトイレをお借りするのですが、これがとっても寒くって!寒さで酔いが覚めてしまうという、冬の北海道ならではの事情も久々に味わいました。寒くてすぐに酔いが覚めるから、路上寝はないのですけれど、その代わりにハシゴしたりシメラーに並んでしまうんだよなぁ… そんなわけで案の定2軒目へと足が向きました。
終わり。
お店の情報
店名 | 小さな立ち飲み屋 odeco |
住所 | 〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西7丁目 KAKUイマジネーション1F |
営業時間 | 15時〜23時 |
定休日 | 火曜 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |