糸満市場いとま〜るのお隣、この建物2階に「cafe MONDOOR(カフェ モンドア)」があります。こちらのカフェ、コーヒーにこだわりがあるそうで、コーヒー好きなわたしとしては一度訪れてみたいと思っていました。お店には駐車場がないので、糸満市場いとま〜るの駐車場を利用しましょう。
cafe MONDOORの入口。早くも世界観が伝わってきます。
店内に入ると、まずは注文とお会計。メニューをじっくり眺めて熟考しにくいので、何を注文するか先に決めてから訪れると良いでしょう。コーヒーはMONDOORブレンド(ホット/アイス)の中煎り・深煎りと、シングルオリジン(ホット/アイス)がありました。後者は好きな豆を選んで淹れてもらえます。その他、エスプレッソやアメリカーノ、カフェラテ、トニックエスプレッソといったラインナップでした。
せっかくなので、わたしはシングルオリジンで注文してみます。シングルオリジンとは、生産国だけでなく、農場や生産者・品種・精製方法などのレベルで銘柄を指すコーヒーのこと。スペシャルティコーヒーを楽しむ上では知っておきたい概念です。
レジ周辺にはモクヨビの焼き菓子販売。どれもおいしそう。
また、持ち帰り用のコーヒー豆もパッキングして置かれていました。
注文を済ませたら客席へ向かいます。テーブル席、壁際のカウンター席がありました。コーヒーを待つ間、店内のジャズを聴きながら一息つく空間は、外と中でのギャップが感じられますね。木目が多く、床に天井に板を張り巡らせてかっこいいなぁ。光と影の調和も素敵。
壁沿いのカウンター席に入ったわたし、イスが小中学校のそれに似ている気がしてパシャリ。足回りは違うけれど背もたれや座面はそっくり。
店内を楽しんでいる間に注文の品がやってきました。今回いただいたのは、シングルオリジンのコーヒー(500円)とティラミス(600円)です。
これは沖縄の陶芸家・今村能章さんのドアノブカップ。とても人気のカップで、目にしたのはcafe MONDOORが初めてです。シングルオリジンの豆は、エチオピアのカイヨンマウンテンファーム ナチュラル。ハイローストで苦味は控えめ、ほのかに柔らかな酸味が楽しめます。
コーヒーに合わせたティラミス。スポンジにはたっぷりのエスプレッソが染み込んでいました。サボイアルディというビスコッティを使っているそうです。
このスポンジは二層で、それを覆うクリームは甘さ控えめ。全体的に上品に仕上がっています。ココアの香りにカカオニブのビターな食感も楽しめました。ティラミスにコーヒーを合わせると、スーッと甘さを抑えてくれます。
ということで、糸満の「cafe MONDOOR(カフェ モンドア)」へ行ってきました。店内の雰囲気、器、提供されるコーヒーにスイーツとどこを切り取っても素敵なお店でした。この空間を維持するには子連れの方はテイクアウトのみというのも容易に想像できるし、逆に子連れで訪れるのは躊躇しちゃうなぁ。大人だけで訪れ、静かにコーヒーを楽しむ。そんなカフェがあるからこそ、子ども不在の時間にしっかりリフレッシュできるって思うのです。
終わり。
お店の情報
店名 | cafe MONDOOR(カフェ モンドア) |
住所 | 〒901-0361 沖縄県糸満市糸満967−11 2F |
営業時間 | 12時〜18時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |