2017年12月末、宜野湾にオープンした「味噌の具志堅」は、その味に定評のある三竹寿系列の味噌ラーメン専門店です。わたしが食べに行ったのは、2018年に入ってからなのですが、それはもうウマくてウマくて... 完食後に感動してツイートしたのがこちらです。
味噌の具志堅がウマすぎて、心ここに在らず... 道産子としてはウマい味噌ラーメンが食べたくなるんです、特に寒い時期。ほんと、ここ、よかった...
— ユッキー@毎日ビール.jp (@yukipod) 2018年1月14日
あれから2ヶ月も経たないうちに、こんなことに。ビックリよ!
昨夜から渦中の宜野湾「味噌の具志堅」へ。3月9日(金)に一時休業する運び、とのこと。開店日時は今のところ未定、らしい。
食べる側としては、悔しい・惜しい、とだけ。 pic.twitter.com/Dv1jUwUhRn— ユッキー@毎日ビール.jp (@yukipod) 2018年3月9日
味噌の具志堅とは、いったい何だったのでしょう。夢か幻か... こんなこともあるんだな、という自戒の念を込めて、公開待ちだった記事を以下にしたためます。
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沖縄にも濃ゆくてウマい味噌ラーメン専門店ができた!「味噌の具志堅」がツボ。
味噌ラーメンに馴染みの深い道産子のわたしは、無性に味噌ラーメンが食べたくなる日があります。しかし沖縄には味噌ラーメン専門店を見つけられず、国際通りのちゃんやか曙の琉球みそや堂、追風丸あたりしか思いつかないのですが、ここにきて宜野湾に「蔵仕込み麺匠 味噌の具志堅」がオープンしたので食べに行ってきました。
お店の場所。
味噌の具志堅は、国道330号線沿いにあります。宜野湾郵便局の真向かい側、最強食堂宜野湾店と同じ建物です。このあたりは車で食べに行く立地なので駐車場の大きさが心配なところですが、お店の前と裏手に合計20台ほど駐車スペースがあります。最強食堂と共用ですが、回転が悪くないので少し待てば駐車できそうですね。
店内の様子。
それでは味噌の具志堅の店内へ。暖簾をくぐり、通路を突き進むとお店の入り口があります。
店内はカウンター席とボックス席、それと小上がり席があります。
小上がりはもちろんですが、こども用の椅子も用意があって、子連れの我々としてはありがたいです。ついでに、店内は完全禁煙です。
お冷はセルフです。給水機横に太陽食品の木箱が重ねられていたのが気になりました。この店舗は三竹寿の跡地。系列が同じなので自家製麺だと思っていたんですが、正解はどうなんだろ。今度改めて聞いてみよう。
「味噌の具志堅」のメニュー。
それでは、味噌の具志堅のメニューを見ていきましょう。店名からもわかる通り、スープは味噌がメイン。ノーマルの味噌らーめんはトッピングによって価格が変動します。
味噌にも味がいくつかあって、海老味噌らーめん、辛痺味噌らーめん、辛味噌らーめんがあります。この日は準備中でしたが、ゆず塩らーめんもあるみたい。
サイドメニューもあります。唐揚げ、焼き餃子、おつまみ3点盛り。ごはんものはチャーシュー丼にバター醤油丼、ふつうのライスです。
さらに!平日のランチタイム(11:30〜15:00)はお得です。ライスが1杯無料だったり、唐揚げ・丼物が安くなるサービス付きです。
野菜たっぷり味噌らーめん(690円)を食べた。
味噌の具志堅、最初の1杯は野菜たっぷり味噌らーめん(690円)です。ここで痛恨のミスに気付きました。野菜たっぷり味噌らーめんには、チャーシューが乗っていないのです。チャーシューのトッピング(3枚、210円)をすればよかった!
まずはスープをいただきます。北海道味噌と信州味噌、そして加藤兵太郎商店謹製の木桶醸造本格味噌をブレンドした味噌スープは、まろやかでコクがあり、濃厚だけど塩辛くありません。札幌味噌ラーメンのような厚い油膜はなく、スープのバランスがとっても好み!一口飲んで「あ、ウマいわ」と言い、その後「ああ、これはウマい!」「ウマいーッ!!」と感動が深まっていきました。ラーメン食べて感動って、年に数回あれば多い方だよね。
麺は平打ちっぽい中太麺で、ちょいと縮れてます。濃厚なスープに負けない麺です。ボリュームも十分。ぷるんとした食感もありますが、茹で上げが柔らかく、わたし的にはもう少し硬茹でが好きですね。
具材のたっぷり野菜はもやしとキャベツ、そしてネギ。二郎インスパイア系ほどの富士山盛りではないので、それほど多くないだろうなと思いました。が、天地返しすると思った以上のボリューム!満足!
途中、すりおろしニンニクをたっぷりと投下。ニンニクの香りと味噌がよく合い、より一層コクが深まります。スープ温度が高いうちに入れるのがオススメです。
さらに一味。ニンニク+一味の組み合わせはテッパン中のテッパンです。ウマくって、スープをしっかり完飲してしまいました。
バター醤油丼(250円)と唐揚げ(2個、200円)も食べた。
初回訪問時に、サイドメニューも注文しました。バター醤油丼(250円)と唐揚げ(2個、200円)です。あのバター醤油ごはんを、味玉まで乗せて食べさせてくれるとは!唐揚げはサイズも大きめ。お肉なしの野菜たっぷり味噌らーめんを食べたので、貴重なタンパク源となりました。ちなみに、平日ランチタイムにはそれぞれ50円引きになるそうです。
海老味噌らーめん(840円)を食べた。
初回訪問から間を置かず、二度目の訪問をしました。この時は海老味噌らーめん(840円)の販売があったので、そちらを注文です。よし、今度はチャーチューが乗ってるぞ。
頂のサクラエビが赤く染まっています。
期待の海老味噌スープからいただきました。ウマい!だけど、海老のパンチがそこまでではないかな。甘海老の頭を大量に使っているそうですが濃厚な味噌が勝っている、あるいはわたしが海老の強さを求め過ぎ。このいずれかです。体調によっても味覚って変わると聞きますから、時を置いて改めて食べてみようと思ってます。
海老味噌の麺も平打ちな縮れ中太麺で、今回も茹で加減がヤワでした。味噌の具志堅のスープには、硬めの麺が合うと思うんだけどなぁ。次回こそ「麺硬め」でお願いしてみようっと。
まとめ
ということで、宜野湾にある味噌ラーメン専門店「蔵仕込み麺匠 味噌の具志堅」に行ってきました。この店の味噌ラーメンはウマい!さすが人気の三竹寿系列のラーメン店です。既に完成度の高い味噌ラーメンが食べられるので、あとはなるべく長くお店を続けていただきたいな。最近、三竹寿系列は移転先を探して一時的に閉店していたり(肉盛りの具志堅)、気付いたら閉店していたり(つけめん椿)と動きが大きい気がして... 味噌の具志堅もそうならないか、勝手に心配してます。つまり、心配してしまうほどドンピシャ好みの味噌スープだったのです。ゆる〜い感じでおいしいラーメンを食べさせて続けてもらえると嬉しいなぁ。
閉店情報を知って、徒然と。
閉店情報はご主人サマーからでした。「味噌の具志堅が閉店したっぽい」、と。2018年3月8日の夜18時半頃の連絡でした。即座にネット上やツイッターを検索するも、決定的な情報が見当たりません。おそらくマジネタだろうなとは思いましたが、現場の状況をこの目で確認しなければ行けない気がして、翌日お店の前まで行ってみました。それがこちらのツイートです。
昨夜から渦中の宜野湾「味噌の具志堅」へ。3月9日(金)に一時休業する運び、とのこと。開店日時は今のところ未定、らしい。
食べる側としては、悔しい・惜しい、とだけ。 pic.twitter.com/Dv1jUwUhRn— ユッキー@毎日ビール.jp (@yukipod) 2018年3月9日
張り出されたお知らせをテキスト化しますと、
この度、3月9日(金)に一時休業する運びとなりました。
開店日時は今のところ未定となっております。旧店中、足を運んでくださったお客様大変お世話になりました。
従業員一同、心より感謝しております。
ありがとうございました。
味噌の具志堅
とのことです。
三竹寿系列はここ数ヶ月の間に3店舗も閉店しています。この点については、公開前の記事でも触れていました。天久にあった「つけめん椿」は、2016年11月オープンで2017年12月に閉店。アクロスプラザへ移転した三竹寿真嘉比本店跡地の「肉盛りの具志堅」は、2017年9月末オープンの2018年2月上旬に閉店。そして本件、「味噌の具志堅」は2017年12月オープンするも、わずか3ヶ月足らずの2018年3月8日に閉店です。こうなるとアクロスプラザの三竹寿と、北谷のつけ麺GTを心配するラーメンファンの気持ちも理解できます。
味噌の具志堅を訪れたのは2度で、いずれも空席待ちのお客さんが並んでいたほどの盛況っぷりでした。でも実際のところ何が起きていたのかは、食べる専門のわたしには知る由もありません。張り紙には一時休業と書かれていましたが、再開見込みがないのであれば閉店と同義です。味噌の具志堅はとても好みだったし、公開前の記事にも「なるべく長くお店を続けていただきたい」と書いていただけに、今回の閉店は悔しいですし、惜しい店を失ったと思うのです。もしまたどこかで味噌の具志堅が再開する日がきたら、わたしは食べに行こうと思います。だっておいしかったから!ほんと、ただ素直に、それだけです。
終わり。
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