再開発が決まっている農連市場の丸安そばが閉店し、壺屋に移転してきたのは2016年3月のこと。移転から半年ほど経過して、やっと食べに行くことができました。お久しぶりです、お帰りなさい。農連市場から離れたことで需要が薄くなったのでしょう、24時間営業ではなくなったそうです。
以前の店舗は屋台のような外席のみでした。壺屋の店舗にも外席のようなカウンター席がありますが、メインは店内席でしょうか。この日は少し涼しかったこともあり、わたしは外のカウンター席にお邪魔することに。
外席とはいえ、まずは店内にある券売機でメニューをチェック。農連市場と同じく、丸安そばは350円。値上げしないところもありがたいですね。前回は一番安い丸安そばを食べたので、今回は違うメニューをいただきました。
食券をゲットし、カウンター席に出しておくと、お店の方が受け取りに来てくれます。
注文が入ったら、袋麺を温め始めます。調理の様子がカウンター席から丸見えで、これも以前の丸安そばと同じ
オーダーから2〜3分でやってきた沖縄そば(400円)。器も盛り付けも以前と変わらないスタイルです。
具材は三枚肉とかまぼこ、小口切りにされた万能ネギ。そこに卓上にある紅生姜をトッピングです。紅生姜がよく似合うそばです。
丸安そばの麺は、平打ちの縮れ麺。少し硬めの食感で、ズルズル吸い上げながら食べ進めます。
スープは濁っていて、味が濃そうに見えますがアッサリ系なのです。豚と鰹の出汁が強すぎず優しい味わいのスープは、ジャンキー系そうに見えてジャンキーじゃないという意外性で、これまた面白いんですよね。
トッピングの三枚肉は味が濃いめです。甘じょっぱくて、そばを食べ進めるいいアクセントになります。スープも麺も控えめだからこその濃い味なんでしょうね。かまぼこも香ばくておいしいです。
沖縄そばを食べ進める上で重要なのは、どのタイミングで味変するか、ということ。わたしはいつも半分ほど食べた辺りで味変します。丸安そばの卓上調味料は紅生姜、あぶら味噌(これはごはん用)、七味唐辛子、コーレーグースがメイン。
今回も、コーレーグースで味変です。これを入れると、ぐっとコクか増して、ウマいんですよね。丸安そばは、七味との相性も良さそうです。
沖縄そばを食べながら振り返ると、野良猫が餌をねだりにやってきました。外のカウンター席で食べてる人からおすそ分けをもらえると思っているのでしょう。
ということで、那覇・壺屋へ移転した「丸安そば」へ行ってきました。移転後の初訪問は安くおいしいそばを食べさせてもらい、ありがたく思いました。以前よりお店も拡張されたので大勢で食べに行くこともできるし、天候や車の往来を気にせずに食事ができそうです。この日は近所の人やタクシー運転手さんが食べに来ていました。他の方が注文していたみそ汁が気になったので、また食べに行こうと思います。
終わり。