那覇市久茂地「久茂地そば KANEHACHI」身体に優しい出汁のみそ汁や沖縄そばがいただけるランチスポット。

ある日、なんとなく街の風景が変わっている気がしました。着工中の琉球銀行新本店ビル裏手に、見慣れぬ看板「久茂地そば KANEHACHI」を発見したのです。以前は居酒屋廉祐だったと思うのですが、歩いててふと「あれ？看板が変わってる…？」と気付きました。店前に出されたメニュー看板は居酒屋廉祐のままで、建物の看板だけが変わっています。

どこかで聞いた話ですが、どうも店内やメニューは居酒屋廉祐と同じ（？）だそうで、店名を変わってそのまま営業しているような感じです。店内にはカウンター席とお座敷席があります。食べに訪れるタイミング次第で満席だったり、反対にお席に余裕があったり。いまのところ、日によっていろいろだなと思っています。

久茂地そば KANEHACHIのランチメニューはこちら。沖縄そばは1種類、みそ汁定食はおかずが5種類から選べ、そばかゆしどうふを選べる定食も5種類あって、その他にも単品メニューや日替わり定食があります。同席した方が「店名が変わる前から、二日酔い時にみそ汁を食べにくる」と話していました。なるほど、確かに使い勝手の良さそうなメニューかも。

各テーブルには「おばぁ直伝の出汁にこだわった姉弟で営んでいるお店です。旨味調味料を使わず、身体に優しい出汁を丁寧にお作りしています。」と書かれたPOPが置かれていました。

しばらく待つと、初回訪問時に注文したみそ汁定食（アジフライ、750円）が到着。気温が下がってきた沖縄。体の温まるみそ汁は、これからの季節に重宝しそうです。

こちらが、二日酔いの定番のみそ汁。以前はもっと大きな丼にドーン！と入っていて、店名が久茂地そば KANEHACHIに変わってから一般的なサイズになったそう。といっても、十分大きな器に盛り付けられています。

具材はポーク（スパム）にニンジン、ネギ、島豆腐、卵といった安定感のあるものばかり。これぞ沖縄のみそ汁です。

この日、みそ汁定食のおかずはアジフライを選びました。なんと2枚も乗せられてボリューミー！ソースをたっぷりとかけて、ハフハフと頬張ります。揚げたてサクサクのアジフライには絶対白飯があうのですが…

久茂地そば KANEHACHIの定食は白飯とじゅーしぃが選べるので、つい「じゅーしぃで」と注文してしまいました。白いごはんよりじゅーしぃに手を出してしまうクセ、どうにかならないものでしょうか。具材は昆布、ニンジン、脂、そして小口ネギの香り。パラッと硬めの炊き上がりで、添えられた浅漬けとの食べ合わせもおいしいです。

また別の日のこと。この日はチキンカツ定食（750円）をいただきました。

定食は沖縄そばかゆしどうふが選べます。お店の看板に「久茂地そば」と書かれていたことを思い出して、この日はそばで注文してみました。あっさりとしたスープの出汁がめちゃくちゃ優しく、とても繊細。なのでコーレーグスは入れずにこのまま食べることをオススメします。

やや幅のある麺は半そばほどのボリューム。定食全体を考えると、おかずにごはんに沖縄そばにと、かなりお腹が膨れます。

そばのトッピングは、卵にネギにアグーの軟骨ソーキ。このお肉、とろとろほろほろでおいしいです。

メインのおかずはチキンカツ。こちらもたっぷりのソースでおいしくいただきます。

チキンカツには白米と決まっているのに、やっぱりじゅーしぃを注文してしまうわたし。久茂地そば KANEHACHIのじゅーしぃはそのまま食べておいしい味付けなので、おかずと合わせると少し濃口かもしれません。これを食べ終わる頃にはお腹がいっぱい。隣に座ったおじちゃんが「ごはん、半分で！」と言ってたので、わたしも次回からそうしようと思います。

ということで、那覇市久茂地にある「久茂地そば KANEHACHI」でランチを食べてきました。ボリュームといい組み合わせといい、この店の定食はいかにも沖縄という感じですが、強過ぎない出汁の取り方が気に入っています。勤務先の近くにおいしい定食屋さんがあればいいなぁと思っていたので、理想に近いお店と出会えてラッキーです。今後ちょいちょい食べに伺おうっと。
終わり。