沖縄本島中部までドライブしに行ったある日のこと。ナビを頼りに幹線道路を目指して車を走らせていると、うるま市安慶名の住宅街に迷い込みました。そして見かけた「古謝もち店」です。ああ、この外観見たことある!何年も前に、SHINGO☆(シンゴスター)がツイキャスしながらぜんざいを持ち帰ってたなぁ。あれはここだったんだ!驚きつつ、車を降りて立ち寄ってみることにしました。
ツイキャスを流し見した感じだとぜんざい専門店かと思ったのですが、古謝もち店は店名から分かる通りお餅屋さんのようです。
店先には店員さんがおりません。そこで「ピンポンおしてネ」の札に従いチャイムを鳴らします。
古謝もち店のメニューはこちら。あったかいみたらしだんご(100円)、かき氷(100円)は味が5種類。
シンプルなぜんざいは200円、ミルクやキナコ、抹茶のぜんざいは300円となっています。あんもちなるものも販売しています。価格帯が低いのでパーラー的なお店のようです。実際、小学生の女の子が2人、100円玉を握りしめてかき氷を買っている姿もありました。
注文した商品は持ち帰って食べるのかと思ったけれど、お店の脇に客席が用意されていました。日除けもあって助かる!
まずは、あったかいみたらしだんご(100円)をいただきました。このお餅、とっても柔らかい。みたらしだんごって常温で食べるものだと思っていましたが、古謝もち店で初めてあったかいものを食べ、固定概念を覆されました。やわやわ、もちもち、あったかい。おいしい〜。
食べ終える頃に「ぜんざい、できましたー」と呼ばれてカウンターまで取りに行きます。左から、きなこぜんざい(300円)とお子サマー用のかき氷(100円)です。この日はめちゃくちゃ暑い日だったので、これを食べて涼を取ります。
まずはきなこぜんざい。一般的なザクザクの氷の上には小豆かな。そしてたっぷりのきなこが振りかけられています。
ぜんざいの豆って金時が多い気もするけれど、古謝もち店はお餅やさんであんこを作ることもあるだろうし、だから金時豆より小ぶりの小豆を使っているのかな。甘さもちょうどいい。たっぷりのきなこが風味よく、こちらもおいしい。
器の底に、紅白のおもち。氷で冷え冷えなのに、何故こんなに柔らかなの!冷たくなると硬くなるのがお餅でしょうに、古謝もち店のそれは柔らかさをキープしているのです。何故こんなにやわらかなの。最大の謎。そしてお餅屋だけにたっぷり入っていました。お腹が満たされます。
お子サマーにはかき氷(100円)を購入。味はいちご・メロン・レモン・グレープ・スカイブルーの5種類。どれがいい?と聞いてみると、「いちご」と指定。甘くて冷んやり、暑い時期にはおいしいね。
食後にアッカンベー。舌が真っ赤になるのも楽しいねー。
ということで、うるま市安慶名にある「古謝もち店」に行ってきました。お餅屋さんの軒先で食べるぜんざいは、ざくざくの氷に甘い小豆ときなこの風味がおいしく、そして氷で冷やされても柔らかなお餅に感動!おいしかったなぁ。パーラー的な役割も担う地元民に愛されるお餅屋さんというのは、偶然通りかかっただけのわたしにもよく理解できました。こういうお店を訪れると必ず小さなお客さんがいます。わたしの生まれ故郷にはパーラーはなかったので、小銭で簡単に食べられるものが購入できる存在が羨ましい。沖縄旅行でいっとき滞在するだけじゃパーラー文化は全然理解できないと思いますが、ローカルの魅力を感じるのはこういうお店だったりするのです。
終わり。
住所:〒904-2214 沖縄県うるま市安慶名2丁目14-16
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩