ヴィーガンで間借りカレーな「アイタル食堂」を食べに行ってみました。最初に宣言しておきますと、わたくし、全くヴィーガンに詳しくありません。その上でおいしくて重たくないカレーを探して辿り着いたのが、今回のお店でした。糸満市与座地区の畑の茶屋結というカフェで特定曜日に間借りしているようで、営業日はアイタル食堂のSNSで確認できます。
お店の周りは集落で道幅が狭くなっています。路駐せず、与座区コミニティーセンターの共同駐車場を利用しましょう。
オープン時間の11時半に到着するとお客さんが続々と入り、あっという間に満席になりました。アクセスが良いとは言えない立地で、カレーの価格と間借りであることを考えると、アイタル食堂はなかなかの人気店だと思います。
メニューは1種類。ワンプレートの南インドカレーのみとなっています。プレートにさまざま乗せられているのですが、南インドカレー用語がほとんどわからず、現物を見るまで「??」となっていました。
注文からしばらく待って提供されたのが、アイタル食堂の南インドカレー(1300円)です。パッと見た感じだと、お肉・お魚、卵や乳製品などをはじめとする動物性由来の素材を使わないヴィーガンのミールスとは思えません。
まずはメインのカレーからいただきました。この日はパパイヤとセロリとズッキーニのカレー。重くなく、サラリと食べられます。優しい味わいなので子どもも食べられそうです。他の客席にいた小学生低学年くらいのお子さんもパクパクと食べていました。
カレーはもう1種類、ほうれん草のveganキーマも。コクを感じる味わいです。
ごはんは原種米バスマティライス。日本のお米と違いパラリとした炊き上がりで、食べた時の糖質感も薄め。お腹いっぱい食べても罪悪感のなさそうな印象を持ちました。バスマティライスはONE TWO CURRY OKINAWAでも食べましたが、食後にラクな気がしています。
ニンジンのコサンバリはどこか乳製品チックな風味が感じられ、紫キャベツのピクルスはさっぱり系の酸味が心地よいです。
キュウリと赤玉の豆乳ライタはもったりとして、じゃがいものスパイス炒めはほんのりスパイシーで素朴な味わいです。これ、家でも作りたいなぁ。
一口ずつ、一通り食べてみたところで、パパドをバリバリッと割ってみて…
カレー全体を混ぜ合わせていただきました。優しいスパイス使いにピックルの酸味、野菜の甘みなどが混ざり合い、スプーンを口に運ぶごとにいろんな味わいが楽しめます。
カレーを食べ終えた後、デザートに取っておいたドーナツ風の何か。たぶん、香草と豆ペーストの揚げ物ワダってヤツだと思うのですが、食べてみると全く甘くなくて驚きました。ドーナツっぽい揚げ物なのに甘くないなんて… 一瞬、脳が混乱しますが、これはこれでおいしい。ヴィーガンも南インドカレーも、未知の世界は驚きの連続です。
ということで、糸満で間借り営業している「アイタル食堂」のヴィーガン南インドカレーをいただいてきました。おいしくて重たくないカレーを求めて訪れたのですが、狙い通り食べ終わった後の満足感はありながらも胃腸に負担がかかっていない感じが心地よく、満足度の高いランチとなりました。
営業日の少なさとアクセスがよいとはいえない立地的でもあるのに、満席状態だったことにも驚きました。ヴィーガンは支持されているんですねぇ。
終わり。
お店の情報
店名 | アイタル食堂(畑の茶屋結での間借り営業) |
住所 | 〒901-0322 沖縄県糸満市与座90 |
営業時間 | 11時半〜16時 |
定休日 | SNSを要確認 |
駐車場 | 与座区コミニティーセンターの共同駐車場を利用 |