台湾・台南市に滞在中、タクシーを利用しました。その運転手さんが高雄の生まれだそうで、高雄のお店を尋ねたところ「郭家肉粽」のちまきがおいしいとのこと。その土地のことは地元民に聞け、ということで高雄に戻って食べに向かいました。場所は高雄市内に流れる愛河の近く、高雄中央卸市場旧址のすぐそばです。高雄MRTを使うにはちょっと不便な場所かもしれません。我々はUberで移動しました。到着したのは13時半近くですが、それでも地元のお客さんで賑わう人気のお店です。
小さなお店かと思いきや、結構客席数があります。歩道を占有するような形のテラス席もいくつもあったし...
店内席もこんな感じ。お手洗いも借りることもできそうです。海外ではトイレの場所を探すのに必死になりますから、お店にあると助かります。
我々も郭家肉粽のおいしいちまきをいただくことにします。メニューはこちら。碗粿という米粉を使ったプリンのようなものと肉粽(肉ちまき)、土豆粽(じゃがいもちまき)、そしてスープがいくつかありました。
注文に並びながら気付きました。ちまきには、ピーナツっぽいものが振りかけられていました。うちのお子サマーはピーナツアレルギーです。海外でアナフィラキシー症状を起こすことを考えると冷や汗が... これはピーナツを避けねばなりません。そこで「ノー ピーナツ。ノー ソース」と言ってみました。どうやら理解してもらえたっぽい。ソースがかかってないちまきをお皿に乗せてもらえました。本当にありがとうございます。
とうことで、ソースなし・ピーナツなしの肉粽と謎スープです。スープはスープコーナーを指差し、「ディスワン」と伝えて手渡されたものになります。
まずは肉粽(肉ちまき、TWD30)から。思った以上に大きく、1個で十分満足できそう。中を割ったところ、お肉がゴロゴロと出てきました。柔らかくモチモチのちまきと、甘じょっぱく味付けされた豚肉・豚脂が非常によく合います。ピーナツ・ソースなしでも十分ウマい!
こちらは謎スープです。おそらく四神湯(TWD25)と思われます。容器たっぷりのボリュームで若干ケモノ臭がありましたが、このままでも十分おいしいスープです。
スープの具はホルモン。具のわりにはスープにアブラが浮いてないし、灰汁などの処理を丁寧にされているんでしょうね。帰国後に調べてみると、このスープには、台湾の香辛料や薬膳などがつかわれているようです。
ふと、卓上に置かれていた大きなすりおろしにんにくが目に入りました。
すりおろしにんにくをスープにたっぷり入れてみます。ほのかなケモノ臭が消え、旨味が増しました。郭家肉粽のスープにはすりおろしにんにく、ぜひ試してみて!
にんにくの旨味でスープもどんどん食べ進めました。ホルモンの他に豚足のお肉が入ってたりして、大満足です。
ということで、台湾・高雄にある人気のちまき屋さん「郭家肉粽」を訪れました。出国前、高雄の観光スポットやグルメ情報でこのお店は目にしていたのですが、台南で出会ったタクシー運転手さんにオススメされてなかったら、おそらく食べていなかったことでしょう。こういうローカルな体験が旅の醍醐味なんですよねぇ。偶然の出会いがとっても楽しい。この記事を書きながら郭家肉粽周辺のマップをみていたところ、少し先に高雄市寿山動物園があるようです。また訪れる時はお子サマーを連れて行ってみたいな。
終わり。
住所:803高雄市鹽埕區北斗街19號
(*・ω・)つ 台湾食べ歩き情報もどうぞー♩