狸小路5丁目のゲストハウス「グリッズ札幌」に宿泊してきた。

2017年9月20日

男女混合ドミトリールーム(2段ベット)

大学時代の友人に会うため、急遽札幌へ行ってきました。札幌の宿を探し始めたのが2週間前。割と直前の予約だったためか、それとも外国人旅行客が増えたからか、定宿がいつもの倍近い金額で手が出せず... それならばと、ゲストハウスを検索してみました。すると、2017年6月にオープンした「グリッズ札幌ホテル&ホステル」を発見。新しさと、狸小路商店街5丁目というアクセスの良さに惹かれ、予約を入れたのです。

札幌の狸小路商店街5丁目にできた「グリッズ札幌ホテル&ホステル」

狸小路のゲストハウス「グリッズ札幌ホテル&ホステル」の宿泊レポート。

場所と周辺の環境。

グリッズ札幌は札幌の中心部、狸小路商店街の5丁目にあります。狸小路はアーケード街なので、天候が悪くても移動しやすいのが嬉しいですね。建物の目の前には、JRAの場外馬券売り場・ウインズ札幌B館があります。また駅前通りや地下街のポールタウン、すすきのや大通公園も歩いてすぐなので、いろんなところへ行きやすく、アクセス面は非常によかったです。

エントランス〜エレベーター

それでは建物内へ。狸小路から建物に入ると、緑と木目でナチュラルなエントランスがありました。ゲストハウスのイメージとはかけ離れていると思いませんか。わたしはそう思いました。できたばかりとはいえ、そもそものデザインコンセプトがしっかりしているのでしょう。この時点で期待に応えてくれそうな予感しかありません。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」のエントランス

エレベーターホールに到着すると、各階の案内がありました。2階がフロントで、3階以上が客室になっています。喫煙スペースは地下1階にあるので、館内は禁煙なんだろうな。この点も嬉しい。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」の館内案内

さあ、エレベーターで2階フロントへ向かい、チェックインを済ませます。

チェックインするため、エレベーターで2階フロントへむかう。

こちらはエレベーター内にあったインフォメーション。これを見ながら2階に到着です。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」のインフォメーション

チェックインと利用規約、サービスなど。

2階でエレベーターを降りると、すぐにフロントがありました。ここでチェックインを済ませます。グリッズ札幌のチェックイン時間は16〜22時です。この日は16時より早く到着したのですが、施設側のご好意で早めに入室して良いとのこと。荷物を置きたかったので、ありがたくアーリーチェックインさせてもらいました。ちなみにチェックアウト時間は6時半〜11時です。
こちらはチェックイン時に手渡された案内です。

チェックイン時に受け取った利用案内

宿泊に関して、ルールブックを使いながら説明を受けます。客室内は禁煙です。食事は客室ではできず、2階ラウンジへ出向く必要があります。ベッドシーツメイキングは自分で行うこと、またドミトリー利用は消灯が23時だとか冷蔵庫を使う場合のルールだとか、ゲストハウスらしい決まりごとがありました。

利用規約

アメニティ類やタオル貸出、アダプターなどの有料サービスもあります。グリッズ札幌の近所にはドンキホーテやドラッグストア、コンビニがあるので、急を要しない限りは自分で用意することもできそうですね。またチェックアウト後の荷物預かりも有料サービスとしてあるようです。ロッカーが見つからない場合は使えるかも。

有料サービス

今回は利用しませんでしたが、朝ごはんも500円で用意してもらえるそうです。朝食はトースト、サラダ、スープ、卵料理、おかずという内容で、日曜だけカレーになるんだって。朝ごはんを食べる時は前日21時までに予約が必要です。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」では有料で朝ごはんを用意してもらうことができる

その他、コインランドリーがこの2階にあるそうです。24時間好きなタイミングで洗濯・乾燥できるので、長期滞在にも便利。

2階にあるラウンジに立ち寄る。

チェックインを済ませた後は、フロント奥にあるラウンジへ向かいました。ここは滞在者の誰もが使える共有スペースになっています。カフェのような雰囲気で、居心地もよいです。Wi-Fiが飛んでいるからノマドもできるし、滞在中の他のお客さん同士で交流を深めることだってできちゃいます。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」の2階ラウンジ

カウンター上に出ているものはフリードリンクなので、24時間いつでも飲みに行くことができます。またシンク付きのミニキッチンやポットやトースター、電子レンジ、冷蔵庫なども利用可能。

ラウンジでは無料でドリンクを飲むことができる

ラウンジ内にあった黒板。スタッフの手書きなのでしょう、フレンドリーでいいなぁ。

ラウンジにあったボード(その1)

こちらもスタッフの手書きです。札幌市中心部の説明や、グリッズ札幌の付近にある飲食店情報などが紹介されています。日本語と英語で案内があって、グリッズ札幌に宿泊するお客さんの外国人率が高いことが伺えました。

ラウンジにあったボード(その2)

1名定員のシングルルームに滞在。

さあ、それでは予約したお部屋へと向かいます。グリッズ札幌は様々な客室を用意していて、ドミトリールームの他にも、1名定員のシングルルーム、2名定員のロフトルームと2段ベッドルーム、クイーンダブルルーム、ツインルーム、3名定員のトリプルルーム、4名定員のファミリールーム、ジャパニーズルームがあります。ゲストハウスといいつつも、ホテルライクなお部屋も用意しているんですね。

フロントでもらったカードキーをエレベーターにかざすと、宿泊階のボタンだけ押せる仕組みになっています。セキュリティー面でも配慮されています。

カードキーを使って宿泊階へ向かう。

今回は5階にあるシングルルームに宿泊です。こちらはエレベーターを降りて客室へ向かう廊下です。シンプルで清潔感があります。狭苦しさは感じません。

5階客室側の廊下

シングルルームの設備。

カードキーをかざしてドアを開け、シングルルームに入ります。この個室の広さは5.3平米で、割と狭いです。お部屋の家具はセミダブルベッドとミニデスクしかありません。ベッドの場所が一段高くなっているので、靴を脱いで上がることがわかります。ベッドの寝心地は普通に寝やすいです。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」のシングルルーム(1名定員・共用シャワー&トイレ)

ベッドの上には畳まれた掛け布団、枕、シーツ、枕カバー、バスタオルが置かれていました。シーツ類は自分でセットします。バスタオルが無料でありがたい!

枕カバーとシーツは自分でセットする。バスタオルはついていた。

客室内には洗面台がついています。ハンドソープとドライヤーがありました。この蛇口から出るお水は飲用できるものだって。

シングルルームの洗面台。

電源は2箇所。フリーWi-Fiも使える。

客室の電源は2箇所。ミニデスク上と洗面台にありました。ミニデスクの電源のうち1つがUSB充電。ケーブルを差し込めばそのままスマホを充電できるて便利です。こういう気の利いたところに、施設の新しさが出るんだよなぁ。シングルルーム内にもフリーWi-Fiが飛んでいて、PCでもiPhoneでも普通にインターネットに接続できました。

シングルルームには電源が2箇所。ベッド側はUSB充電が可能だった。

室内にもインフォメーション。

こちらは内側の扉にあった避難経路図と室内での注意書き。ベッドシーツの使い方と、シャワールームとトイレの案内、ハンガーが足りなければ受付まで連絡を、という内容です。またカードキーを室内に置き忘れることも多いらしく、扉の目につきやすいところに注意が書かれていました。これ、外に出るときに毎回目に入ったので忘れずに助かりました。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」の5階マップ

お風呂とトイレは共有です。

こちらは5階の共用のお風呂(シャワールーム)とトイレ。水回りは1箇所に固まっています。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」の共同トイレとお風呂

共用のシャワールームは2箇所。浴槽はありません。個室になっていて、中から鍵がかけられます。入ってすぐ脱衣スペースがあります。広さはそんなに無いけれど、着替えるには申し分ないかな。足元は珪藻土バスマットで水分をすぐに吸収してくれます。それとヒーターが設置されていたのを見て、北国というのを改めて感じさせます。

シャワールームの足元には暖房が。

奥のシャワールームは結構広め。子連れで入っても問題なさそう。シャワーの湯量や温度も問題なし。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」の共用シャワールーム

シャワールームには備え付けのシャンプー、リンス、ボディーソープがあります。洗顔料や化粧落としは自分のものを用意しましょう。

シャワールームにはシャンプー・リンス・ボディーソープがあった。

こちらは共有のトイレ。トイレは4箇所(うち1つは女性専用)です。ウォシュレット付きで、個室内も清潔感があります。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」の共有トイレ

男女混合ドミトリールームもチラッと見学。

グリッズ札幌には4階は男女混合ドミトリールームです。この扉はカードキーがなければ開かないので、扉の手前から見学しました。女性限定ドミトリールームは別の階にあって、カードキーがなければフロアに立ち入れない仕様になっています。男女混合も女性限定も、同じような室内だそうです。

「グリッズ札幌ホテル&ホステル」4階の男女混合ドミトリールーム(2段ベット・共用シャワー&トイレ)

扉の窓の奥には、ドミトリーの2段ベッド。個室内にはセキュリティボックスや大きなスーツケースを置く場所も確保されていて、カプセルホテルより過ごしやすそう。広さは2.8平米ですが、コンセントやUSB充電ポートもあるので十分過ごせそう。こちらの階もフリーWi-Fiが飛んでいます。

男女混合ドミトリールーム(2段ベット)

ドミトリールームはトイレやシャワー、そして洗面所が共有です。それぞれ24時間いつでも使えます。

4階の共同洗面所

各客室の宿泊費用について(2017年8月現在)

グリッズ札幌の公式サイトを参考に、各客室の価格帯をまとめてみました。全て1泊1室の金額です。1名あたりの金額ではなく、宿泊する部屋料金となっています。日本では浸透していませんが、海外では1室1泊いくらという料金を支払います。定員の上限人数まで何人で泊まっても宿泊費は変わりません。この形式からも訪日外国人がターゲットとわかります。

定員別の宿泊費用(1日1室あたり)

  • 1名定員
  • ドミトリールーム(男女混合、女性専用とも) 3150〜4500円
    シングルルーム 4500〜5850円

  • 2名定員
  • ロフトルーム 6000~7800円
    2段ベッドルーム 6000~7800円
    クイーンダブルルーム 9000~11700円
    ツインルーム 10000~13000円

  • 3名定員
  • トリプルルーム 12000円~15600円

  • 4名定員
  • ファミリールーム 11000円~14300円
    ジャパニーズルーム 15000円~19500円

尚、宿泊費は日程や曜日で変動します。空室状況や金額は楽天トラベルでも確認できます。

まとめ

ということで札幌の中心部、狸小路商店街にオープンした「グリッズ札幌ホテル&ホステル」に宿泊してきました。今回はシングルルーム滞在で1泊5850円(税込)でした。お盆休みやライジングサンとモロ被りの日程だったので、価格帯は高めです。でも、他のビジネスホテルやシティホテルと比べたら、2000〜3000円は安かったです。立地的にも用途的(荷物を置いて寝に帰るだけ)にも満足のできる施設だし、客室も施設内もピカピカで居心地が良かったです。

翌朝、斜め向かいの部屋から小学生くらいのこどもが出てきました。どうやら家族で滞在していたようです。こどもの声が響くこともなく、音漏れに強いんだろうな、と思いました。

チェックアウト時、フロントで「子連れで滞在は何才からできるか」と聞いてみたところ、0歳児でも問題がないとのこと。実際のところ、お風呂やミルク作り、万が一の夜泣き対応などで、0歳児ではちょっと不便があるかもしれません。でもグリッズ札幌側は問題なしとのことでしたし、家族で札幌滞在することがあったら、宿泊先の候補として覚えておきます。その時は車の置き場所も考えねば...(グリッズ札幌には駐車場がないので、周辺のコインパーキングを利用することになりそう)。

また今回みたく一人で宿泊することがあったら、次回はドミトリールームにチャレンジしてみようかな!その時がくれば、体験記を追記しようと思います。
終わり。

住所:〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西5丁目32

(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩ 

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沖縄移住10年のブロガーによる、定番グルメからローカル店まで沖縄情報。国内外の旅グルメ・ビアバーめぐりの情報も。クラフトビール歴は16年、ブログ歴12年、カーチャン歴7年。

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