いまさらですが、わたくし大病を患いまして。この先の食べ飲み歩き人生に、若干のハンデを抱えることになりました。多くの方に支えられて生かされている間は、しっかりと天命とやるべきことを全うしなければなりません。そんな並々ならぬ想いと共に向かったのは、「琉球料理ふみや 南風原店」でした。退院10日後、どうなることやらの現場復帰です。
琉球料理ふみや 南風原店はイオン南風原店の近くにあります。国道329号線はよく使う通りですが、与那覇交差点からすぐの場所にお店があるとは気付いていませんでした。駐車場は隣接する丸大と共通らしく、車を置いて店内に入るとほぼ満席状態。週末のランチタイムとあって、ファミリーで食べに訪れている方も多そうです。実家に帰ったような雰囲気に、足を崩して座ります。
こちらが琉球料理ふみや 南風原店のメニューです。定食や沖縄そば、琉球料理に子ども向けメニューも用意されていました。ところどころに写真が配置されていますが、見るからにボリュームがありそう。
この日家族で食べに出かけることになり、わたしから「南風原のふみやなら行けると思う」と希望しました。それは、このお店にぼろぼろジューシー(単品、600円)があると知っていたからです。普通のジューシーに出汁を加えて雑炊状態にしたぼろぼろジューシーなら、食べ飲みに若干のハンデを抱えたわたしでもイケるんじゃない?と思ったのです。
こちらのお店のぼろぼろジューシーは2種類の味噌を加えて味を整えているそう。二日酔いや風邪などの養生時期に欲する味で、不健康なわたしには優しくどこか懐かしささえ感じました。一方の健康体なご主人サマーには何かが物足りないようで。ぼろぼろジューシーの経験数が少なく、ガッツリ系ごはんがイケちゃう健康な人には確かに物足りないかもしれませんね。
古き良き沖縄料理とはこういうものと学びながら食べ進めます。お鍋いっぱいのぼろぼろジューシーはそこまで熱々ではなく、フーフーせずにレンゲを往復させられました。生卵がひとつ付いているので割ったところ、固まることなくとろとろ状態をキープ。それくらいの温度感なので、子どもにも安心して食べさせられそうです。
さらにフレッシュマリンもついてきました。この日はまだ術後間もない体でしたので、油分を控えるべく使用を控えました。でもマーガリンを投入することで増すであろうコクや味の変化は、想像ができますね。沖縄に生まれ育った方は、絶対好きな味でしょう。わたしの実家(北海道)でも、昔はよくマーガリンが出現していたので、なんとなく近いものを感じます。
ぼろぼろジューシーが有名な琉球料理ふみや 南風原店ですが、その他のボリューミーなお食事もいくつか紹介しておきます。こちらはおかんが注文していた沖縄そばセット(850円)。沖縄そばの麺のボリュームが半端ないし、クファジューシーもセットになって確実に腹パンなはず。
こちらはお子サマーが注文したソーキそば(890円)。本ソーキにハマッている彼は大人サイズを注文し、骨付きのお肉をおいしそうに頬張っていました。スープを味見したところ、奇をてらわないベーシックなタイプ。出汁は豚とカツオでしょうかね〜。
ということで、南風原町にある「琉球料理ふみや 南風原店」でランチをいただいてきました。「ぼろぼろジューシーなら外食を続けられそうだぞ!」という自信に繋がった今回の食べ歩き。味わいも懐かしく優しい感じがして、わたし的には古き良き沖縄の味に触れた気がしています。
ボリュームが多かったので、ぼろぼろジューシーは半分持ち帰って家でいただきました。そのうちひとりで完食できるようになればいいなぁ。他のボリューミーな定食も食べられるようになるかなぁ。いまは食への執着を生きる活力に繋げ、食べるリハビリを続けていこうと思っています。
終わり。
お店の情報
店名 | 琉球料理ふみや 南風原店 |
住所 | 〒901-1104 沖縄県島尻郡南風原町宮平251 |
営業時間 | 11時〜22時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | お店裏手のスーパー(丸大)と共有で利用可 |