五反田勤務時代にハマッていた、おいしいランチが食べられる居酒屋「ほうせいどう」。西五反田の裏通りでちょっとわかりにくい場所にあります。でもランチタイムになるとあっという間に満席になる、その界隈で働いてる人には知られたお店でもあります。肉・魚・野菜をバランス良く食べられる上、定食はどれもおいしいという、五反田で一番のお気に入り店です。
12:00に行ったら数人並んでいるのは当たり前。11:30に行っても待ち人がいて、13:00に行ったら選べるメニューが少なくなってて... という流れを何度か経験したので、この日は12:30にお店へ向かってみました。
それでも案の定待ちました。もちろんそのんまま並びます。だって、おいしいランチが食べたいですもん!待つのはお店の入り口外。ほうせいどうは地下にあるので、階段に待ち人がズラリと並んでいることもあります。
ほうせいどうの素晴らしい点のひとつに、女性店員さんの配慮があります。丁寧すぎるよ~ってくらい丁寧で、この日も並んでいたらわざわざ「お一人様ですか?お待たせいたしまして申し訳ございません!」とお声掛けくださいました。いえいえ、おいしいランチのためならいくらでも待ちます!ひとり客ということもあり、この後5分足らずでカウンターへご案内いただきました。
さて、ほうせいどうのランチは毎日3つの日替わりメニューが用意されています。この日はA(かじきのオーブン焼き)・B(鶏の唐揚げ)・C(アジアン豚肉そぼろごはん)でした。いずれも900円。わたしはBの「鶏の唐揚げ 黒酢風味野菜あん」をオーダーです。どのランチもお味噌汁とごはんはお代わり可能。ちなみに、以前食べたことがあるかじきのオーブン焼きも、マスタード風味でとってもおいしかったですよ。
オーダーから数分で「鶏の唐揚げ 黒酢風味野菜あん」がやってきました。ここのランチの特長は、野菜がふんだんに使われていること。五反田のランチ価格帯は、ワンコインか1000円程度かの2極化しています。ほうせいどうは1食900円とちょっと高めの設定。1000円近い金額になるとメインのおかずの他に小鉢がついたり、お米の炊き方が全然違ったり、お味噌汁の出汁がおいしかったりと、グルメな人でもしっかり満足できると思います。ほうせいどうはおいしくて、野菜もたっぷりとれるランチができるから支持されているんだろうなぁ。
こちらはメインのおかず。野菜がたくさん入った黒酢餡のお陰で、唐揚げがさっぱり食べられます。大振りな唐揚げが4~5個入ってて、これだけでもうお腹いっぱい!黒酢っぽさはあまり気にならず、トマトの酸味なのかと思ったほどクセがありません。女性が好みそうな味付けです。野菜たっぷりの餡は、食べていたとても楽しいのも特徴的。きのこ数種類、トマト、たまねぎ、ピーマン、それからたぶん長芋も入ってたんじゃないかな。シャキシャキした歯ごたえの野菜が入ってて、食感良く工夫されています。
五反田でいろんなお店のランチを食べ歩いていますが、米の炊き方1つでその店の腕がわかるようになってきました。五反田のランチ処でもほうせいどうのお米の炊き方はかなり上位に入ると思っています。炊き上がったお米が固すぎず、柔らか過ぎず。わたし好みでとてもおいしいんです。
ちなみにお味噌汁の出汁の具合や、味の濃さ、野菜の火の通し方も素晴らしい。出汁も、この日のお味噌汁の具材(厚めにカットされたタマネギとわかめ)もほんとにおいしかった。玉ねぎの甘みを感じるんです!
小鉢は大根を炊いたものと、軽い味付けで箸休めになるもやし煮。和食の調味料って、酒、醤油、塩、酢、砂糖、みりん、くらいしかないから、煮物を作ると色合いや味付けが似てきちゃうのですが、ほうせいどうはどれもおいしいんだよなぁ。もやし煮には細切りにしたかまぼこも入って、ピンク色が鮮やか。視覚的にも楽しませてもらえて嬉しいです。
お肉も野菜もご飯もいっきに食べて、満足したところで気が付きました。箸袋に「宝盛堂印」って押されていたのです。店名はひらがなで「ほうせいどう」ですが、漢字だと「宝盛堂」なんですね!今まで店名の由来が気になっていたのですが、宝を盛る建物ということがわかってちょっと嬉しいな~。
ということで西五反田の人気店「ほうせいどう」のランチをいただきました。いつ行っても満席状態のお店ですが、必ず満足できるはず。五反田を離れてしまった今でも食べに行きたいお店のひとつです。ランチタイムだけじゃなく、夜に食べ飲みしてみたいなぁとも思っています。昼も夜も東京遠征の際に立ち寄りたい素敵なお店、それが居酒屋ほうせいどうなのです。
終わり。
住所:〒141-0031 東京都品川区西五反田2-31-4 K.KビルB1
(*・ω・)つ 五反田食べ歩き情報もどうぞー♩