わたしが丸の内を訪れたのは、いつ振りのことでしょう。レンガ造りのモダンな東京駅 丸の内駅舎、いつ見てもとっても素敵です。他の観光客のように、わたしもつい立ち止まってしまいます。
この日は数年振りにお会いするM姉さんとのランチで、東京駅までやってきました。
会えるうちに会っておこう。せっかくの大都会だから、おいしいものを食べよう。そんな流れで予約したのは、こちらの新丸の内ビルディングの飲食店でした。
新丸の内ビルディングはベビーカーのファミリーも多く、エレベーターが占領されがち。仕方のないことですから、わたしはエスカレーターで6階にある目的のお店へ向かいます。
予約したのは「バルバッコア クラシコ 丸の内店」という、シュラスコが評判のお店。東京都内と大阪に合わせて9店舗展開しています。日本でシュラスコといえば、バルバッコア。それくらい知名度が高く、ブラジルスタイルのBBQを広めたお店と言えそうです。
バルバッコアは焼きたてのシュラスコやサラダバー、デザートが食べ放題で展開しています。曜日によって価格が異なったり、お店によって提供料理が異なったりですが、今回訪れたバルバッコア クラシコ 丸の内店は、2時間食べ放題の週末ランチで大人6000円でした。立地・サービス全般・食事内容を考えると、全然アリでしょ!
入店すると係りの方が客席まで誘導してくださるのですが、その際に眺めたサラダバーのカウンターがなんと鮮やかで広いこと!
着席すると、ニオイや汚れがつかないよう荷物にカバーをかけてくれたり、上着を預けられたり。ドレスコードはありませんが、カジュアルすぎたり露出多めだったりの方は見かけず、落ち着いた雰囲気のお店です。
食べ放題の説明を一通り受け、さっそくサラダバーへ。シュラスコを食べるにしても、お肉ばかり続くと飽きちゃいますから、新鮮な野菜でリセットしながら食べ進める作戦です。どれもこれも食べたい〜!
サラダのドレッシングも選べます。
なんて魅力的なパルミジャーノ・レッジャーノなんでしょう、これ大好き〜!ワイン飲みたい〜!
お鍋に入ったのは、ブラジル料理のフェイジョアーダ。黒豆と豚の耳や舌、尻尾、干し肉、ソーセージなどを煮込み、パンやごはんなどと一緒にいただくそうです。コロッケみたいなチキンコッシーニャや、ケールの炒め物のコウヴェ・マンティガもありました。
「取り分けすぎても食べきれないし、少しずつ…」「いや、でもアレもコレも食べたい…」とお皿に盛り付けて着席。控えめにという天使と、欲張りな悪魔がわたしの中で共存しています。
この日は投薬期間だったので、ノンアルコールのマテ茶(500円)を注文。ドリンクは別で注文します。ご同行いただいたM姉さんはグラスワインを傾けました。素直に羨ましい。
バルバッコアでは、こんなコインが卓上に出されています。これは何かというと…
グリーンの面は「もっとお肉ちょうだい!」のサイン、レッド面は「ちょっとお肉、休憩」という意味なんですね。
焼きたてのお肉を持った店員さんがテーブルを回る際に、このコインを確認してサーブに立ち寄ってくれます。コインは何度ひっくり返しても大丈夫。食事と休憩を繰り返して2時間まるまる楽しみましょう。
バルバッコア クラシコ 丸の内店の休日ランチは、14種類のシュラスコをいただけます。ビーフだけではなく、チキンもポークもあるし、チーズやパイナップルも焼いて食べさせてもらえるみたい。
シュラスコのメニューを眺めていたら、さっそくやってきたのはチキン!
焼き目は脂がじゅわり、ごろんとしたお肉はプリッ。柔らかくて食べやすいチキンはスターターによいですね。塩だけで味付けしているそうですが、それってほんと!?ほんっと旨味がすごい!
立て続けてお肉がどんどんやってきます。毎回お肉の説明をしてくださるのですが、シュラスコの提供スピードとお肉への感動、それに食事して、さらには聞き慣れぬ肉の部位に対する情報処理能力。いくつも重なり、覚えられません。ワーキングメモリー、頑張ってー!
このお肉がとてもおいしくて… 適度に脂が抜けて食べやすく、焼き目の香ばしさにジューシーで柔らかい。ほんっと最高〜!フラウディーニャ(カイノミ)だったかなぁ。
こちらはピッカーニャ(イチボ)。ナイフでスライスされるのを、自分で受け取ってお皿に移すライブ感も楽しい!
溶け出すような牛脂で、外側はカリッと焼かれて香ばしく、肉汁が溢れ出す部位です。ピッカーニャ(イチボ)、気に入った〜!
こちらは和牛アルカトラ(ランプ)でしょうか。例によって処理速度が追いつかず、どの部位か確証が得られません。
お肉とお肉の饗宴… マテ茶じゃなくてさ、やっぱワインが欲しくなりますねぇ。
途中でカボチャなどを挟んでお口をリセットしつつ、シュラスコのお肉祭りを続けます
こちらは豚肩ロース。これもホロッホロに柔らかくて、おいしかったなぁ。どのお肉も自宅ではこんな焼き方できません。
焼きチーズも少しだけ。そういえば焼きパイナップルはどうしたんだっけ。繊維質が多そうだし、胃全摘のわたしは遠慮したかもしれませんね。
こちらはズラッと串に刺さった鶏ハツ。ブラジルでもハツとか食べるんかな〜?と思い、後から調べてみたところ、どうやらかなりポピュラーみたい。これもおいしかった!それにしてもすごい数のハツを串打ちしてますね。
これはガーリックステーキかな。後半になると、「もう、なんのお肉でもいい!おいしいの持ってきて!」くらいの気持ちになります。
いくつかお肉をおかわりして、お腹が満たされました。焼きたての塊肉はほんっとにおいしくて、料金以上の満足度でした。お肉ってお腹にずっしり溜まっていくから、2時間なんて食べ続けられませんね。
同伴のM姉さんがデザートを取りにいくというので、わたしも便乗することに。
直前に「血糖値がバーン!と跳ね上がるので、スイーツはあんまり食べられないんですよねぇ」などと言っていたのに、あれもこれも食べたくて、ちょっとずついろいろと盛り合わせてみました。ほんとはもっと食べたかった。笑
ということで、JR東京駅の丸の内南口改札方面にある「バルバッコア クラシコ 丸の内店」で週末ランチをいただきました。
シュラスコのお肉がとってもおいしく、「さすが東京だなぁ、おいしいものがいっぱいある!」と浮かびました。離れて改めてわかる東京のメリットのひとつ、それは飲食店が切磋琢磨したおいしいグルメがあることだったりします。やっぱ東京はすごい場所だよ。
でも、毎週末に6000円は出せませんよね。たまに遊びにいくから特別に出せるワケで。おいしい食事に心地よいサービス、立地といったあらゆるエクスペリエンスへの対価なんだなぁ。すごくよかった。今回の東京遠征、とってもいい経験になりました。お店を探してくれたM姉さん、ありがとうございました!
終わり。
お店の情報
店名 | バルバッコア クラシコ 丸の内店 |
住所 | 〒100-6506 東京都千代田区丸の内1丁目5-1 新丸の内ビルディング6F |
営業時間 | 平日:11時〜15時(L.O.14時半)/17時〜23時(L.O.22時半) 土曜:11時〜16時(L.O.15時半)/17時〜23時(L.O.22時半) 日曜・祝日:11時〜16時(L.O.15時半)/17時〜22時(L.O.21時半) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 丸の内パークインを利用(有料) |