狭くて深い人間関係を築く、なかのひとです。広く浅くができる人はすごいな~、人付き合いが苦手なわたしには真似は出来ない~、と思うけど、狭域な人付き合いでもよかった!と思うことは時々起こるもので。高校の時、東京の大学に通う教育実習生が2週間ほど高校にやってきました。その教育実習生の担任クラスにわたしはいなかったのですが、かれこれ15年くらいでしょうか。未だにそいつと付き合いがあったり。人との出会いって、どこでどう起こるのかわからないものですなぁ。
その教育実習生の先生・A(お世話になった割に呼び捨て)から呼び出しを食らって向かったのは大井町。ここもディープな飲み屋街があって気になる駅ではありますが、そうそう縁もなく。今回、久々に降りました。で、連れていかれたのは、平和小路という戦前から飲み屋が軒を連ねている通りにある「うずら亭」。
まずはスーパードライで乾杯。うずら亭の店内はL字カウンターだけ、それも8人くらいが精一杯っていう感じの広さ。でもこの狭さとお客さん同士の距離感が良かったりするわけです。
お通しは沖縄もずく。もずくって産地によって容姿が変わりますよね。沖縄産は食べごたえがあって好き。
カウンター上には泡盛の菊之露が。もずくも沖縄だし、はてな?とおもったので聞いてみたんだけど、特に沖縄料理とかのお店ではなさそう。もずくは「たまたま」、菊之露は「それが好きなお客さんがいるから」とのこと。
オーダーは全てA任せ。ここのお店について詳しいだろうから、オススメを頼んでもらいました。まずは「うずらのカラ玉串」1串200円。まさかうずらを殻ごと食べることになるとは。そんなの人生初ですが、これ結構食べられます。うまい。もちろん殻をむいたうずらの串ものもありました。あえての殻アリです。
続いて「ハツモト串」1串180円。めちゃくちゃおいしかった!肉の食感といい、塩気といい。絶品!!おかわりしたいくらいでした。
Aもわたしも函館生まれ、ということで焼き魚も食べたいな~と「わかし開き」450円。安い!わかしって何!と思ったら、成長したら鰤になるお魚のようです。わかし→いなだ→わらさ→ぶり、ってなるみたい。Aは「小さくても鰤は鰤だな!」って食べてたけど、鰤を焼いたのってあんまり食べたことがないから、同じ感想は持てませんでした。ごめんwでもお魚おいしかったし、さすが二人とも函館っ子、焼魚のおいしいところをわかってて、争奪戦のようになりましたw
お腹も満たされてきたところでの「クジラベーコン」800円。これはいいアテになりました。ナイス、A!そのままでも、カラシをつけても美味。
それから楽しく深く、いくつか話をしまして。故郷から出て都会で働く二人ですから、都会に対して似たようなものを感じていたり。WEBについてあーだこーだ語ったり、今の仕事について報告しあったり、プライベートの話をしたり。Aが教育実習で来た時の話しもしたし、よくよく数えてみたらAとは少なくとも15年前から知り合いってことになるのか。凄いなぁ。年に何度も合わないけれど、長い間ありがとう。これからも宜しく。
わたしはジョッキ2杯を飲み終えてから瓶ビールを消費し、こんななっちゃって。Aはジョッキを空けた後は泡盛にチェンジしていたような。帰り際には知らないおっちゃんサラリーマン3人組からメガネを借りて、Aと記念撮影をしていた模様。あんまり記憶がないけれどとても楽しそうな顔してました。
うずら亭のマスター(っていうのかな?)、だいちゃんはAの大学時代の先輩だそうです。だいちゃんの方が、このメガネ似合うなぁー。Aからうずら亭を伝授されちゃったもんだから、わたしはまたこのお店に来なければ!
駅から少し歩くし、お店の外は人通りがさほど多くないのに、店内にお客さんは絶えないのは、やっぱりコスパがよくて料理がおいしいからでしょう。地元の皆さんに愛されているお店だな~と思いました。戦前から続く数々の酔っ払いが通ったであろうこの平和小路をわたしも通ることになるとは・・・、高校生の時には考えもしませんでした。A先生、いろいろと教えてくださってありがとうございます!
終わり。
住所:〒140-0011 東京都品川区東大井5丁目6-6
(*・ω・)つ 東京食べ歩き情報もどうぞー♩