台湾・台南「阿輝炒鱔魚」この街の名物と知らずにタウナギ料理を食べた。

2019年3月15日

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」鱔魚意麵煉は低温油で調理されたフライ麺とタウナギが入った甘じょっぱい温麵だった。

台湾・高雄に滞在中、高雄から快速で30分程度の台南へ行ってきました。ランチ難民になり、何か食べねばとやっと流れ着いたのが、台南名物タウナギ料理のお店でした。タウナギってわかりますか?わたしは知りませんでした。そもそも日本では馴染みのない食材で、台湾北部出身者に聞くと食べたことないと言います。どうも台南特有の食文化っぽいぞ、と思いながらこの記事を書き上げました。さて今回訪れた「阿輝炒鱔魚」というタウナギのお店。台南に2店舗、台北にも1店舗あるそうです。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」の外観。

ビル全体がお店ではありません。建物1階にキッチンがあり、歩道を占拠する形でテーブル席が配置されています。台湾ではよく見かけるスタイルですね。ほぼ外席なので真夏は暑そう。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」のイートインスペースは歩道と一体化している。

こちらが注文レジ。メニューが頭上にありますが、台湾語はさっぱりわかりません。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」のレジとメニュー表。

店内には写真付きメニューが張り出されています。炒め物かスープっぽいものが多いのかしら...

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」の写真付きメニュー。

何を注文すればいいのか皆目見当がつきません。悩みすぎるわたしにイラつくご主人サマー(彼はさっさと注文を決めていた)。とりあえず「麵」って漢字のメニューにチェックを入れます。もしお子サマーが食べられなければ困るので、注文を散らして2つ頼みます。オーダー用紙には「請先付款」とありますが、これは先払いの意味。そして「内用(ねいよん)/外帶(わいだい)」は店内食/持ち帰りのことです。内用にチェックを入れます。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」のオーダー用紙とメニュー。

オーダー用紙を渡してお会計を済ませる際、調理スタッフに「Do you have white rice?」と聞いてみます。すると、ないという反応でした。もしくは英語通じてない可能性もありますが、とにかくスタッフはガス前に移動して作業しています。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」の調理場。

最初にやってきたのは乾炒鱔魚意麵 (TWD180)。台南名物タウナギと野菜の焼きそばで、ご主人サマーの食事です。最初これが何かさっぱりわからず、二人で「ドジョウかな?」と話していました。確かにドジョウのように泥臭さのような生臭さのような香りがしますが、気にならない程度なので普通に食べられると思います。身はプリッとして骨は気になりません。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」乾炒鱔魚意麵 (TWD180)というタウナギの焼きそば。

お次は麻油乾麵線(TWD50)です。食事メニューでもっとも安い麺類だったので、たぶんシンプルな麵がやってくるはずとオーダー。案の定、シンプルなそうめんっぽいものです。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」麻油乾麵線(TWD50)

お子サマー用に食べさせようと思ったら、一口食べて「いや!」と拒否。どうしても嫌がるので、ちょっとだけ食べてみたんです。するとピリ辛でオイリー。麻油ってごま油のことじゃないのだろうか。大人的にシンプルでおいしいけれど、こどもには食べにくいようでした。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」麻油乾麵線(TWD50)

仕方なくカーチャンがいただきました。卓上調味料を使って味変するもよし。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」の卓上調味料で味変。

こちらは季節蔬菜(TWD60)、季節の野菜炒め的なものだと思います。私が食べたのはキャベツのペペロンチーノ的な優しい味付けの炒め物でした。この日のランチは野菜がほとんどなかったので、注文してよかったです。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」で食べた季節蔬菜(TWD60)

こちらはわたしが注文した鱔魚意麵煉(TWD100)。タウナギとタマネギのとろみスープ麵です。この日は気温が高めで、なのに温麵を選んだ自分を呪う!繁体字が読めないので、ロシアンルーレット的だわ〜。これぞ旅の醍醐味よ。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」鱔魚意麵煉(TWD100)

低温油で揚げているような幅広麵を持ち上げると、とろみスープをたっぷり纏っています。油調理感と醤油っぽいとろみ麵が合っておいしい。ただ、熱い!

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」鱔魚意麵煉は低温油で調理されたフライ麺とタウナギが入った甘じょっぱい温麵だった。

鱔魚意麵煉に入ってたタウナギの身。これだけみると身欠きニシンのような。だけど身はタンパクで食べやすいです。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」鱔魚意麵煉に入ってたタウナギ。

食事中にお水が欲しかったのですが、外国で生水を飲むのは抵抗があり、高山烏龍冷泡茶(TWD30)を注文しました。さっぱりとした緑茶的な烏龍茶でおいしかったです。口を開けて2〜3口しか飲んでないのに、育児のドタバタでテーブルに忘れてしまったのが悔やまれます...

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」で飲んだ高山烏龍冷泡茶(TWD30)

余談ですが、外国に行った際に困ることのひとつがトイレですね。日本だとコンビニで借りれたりしますが、台南はコンビニにトイレがあったりなかったり。阿輝炒鱔魚の2階にはトイレがあり、使って良いという張り紙が日本語でも出ていたの、ありがたく利用させていただきました。皆様におかれましても台南散策中はトイレ難民にならないようお気をつけください。

台湾・台南「阿輝炒鱔魚」の2階にあるトイレは利用可能。

ということで、台湾・台南市にある「阿輝炒鱔魚」でランチを食べてきました。台南名物のタウナギ、初めて食べました。偶然食べに入った飲食店が、ローカルフードを食べられるお店でほんとよかったなぁ。こういう偶然の出会いが楽しいから、アテのない旅はおもしろい。しかし何でしょうね、せっかくGoogle翻訳を持ち歩いているのに、さっとメニューの写真をとってパッと日本語翻訳だってできるのに、あえてメニュー表わからん読めんふりするのは... 行き当たりばったりの楽しさを満喫したいからなのか、ご主人サマーにせっつかれるからなのか。わたしの旅はまだまだ続きます。
終わり。

住所:700台南市中西區西門路二段352號

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ユッキー@毎日ビール

グルメブログ歴12年、沖縄移住10年。沖縄定番グルメからローカル店まで食べ歩き情報を綴ってます。国内外のビアバーめぐりに、旅・遊びの情報も。クラフトビール歴は16年、ホップの効いたビールが好き。

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