石垣島で訪れたかったお店、それが「アゲインスト・ザ・グレイン(AGAINST THE GRAIN)」です。このお店はアメリカ・ケンタッキー州にあるAGAINST THE GRAIN社と業務提携し、オリジナルのクラフトビールを樽生と缶で仕入れて提供しています。が、なんと!2020年1月1日から店内の醸造設備で作ったクラフトビールを販売開始していると730 COURT公式サイトに掲載されていました。マジかー、行くのちょっと早かったなぁ。
アゲインスト・ザ・グレイン(AGAINST THE GRAIN)はカウンター席、スタンディング席、テーブル席があり想像以上に広々。ウォールグリーン沿いのオープンテラス風な客席もあり、石垣島もこんなオシャレなんだなぁと驚きました。完全禁煙ってのも嬉しいです。
このお店は2018年7月にオープンで、当時から貯蔵タンクがあると知っていました。だから「クラフトビールを仕込まないのかなぁ」と長いこと気になっていました。我々が訪れた2019年11月時点では醸造免許取得や醸造開始なども謳っておらず、施設が大きな飾りになっていて勝手に憂いていたのです。が、免許降りて醸造できるようになったとは!よかった!
そんなお店のクラフトビールラインアップです。このアゲインスト・ザ・グレイン(AGAINST THE GRAIN)では4つのクラフトビールを提供しています。
ハービー・サンプルコック(4種、1900円)を注文してみました。このサンプラー(テイスティングセット)は全て樽生です。左からゴールデンエールのショウ・ナフ、アメリカンペールエールのア・ビア、セゾンのコック・デ・レ・マルシェ、ブラッドオレンジピルスナーのブラッディ・ショウ。飲んでみるとどれも酸化というか劣化しているようでスッキリしておらず、おいしいものがない...
アメリカ・ケンタッキー州の醸造所からどのように管理されて届いているかわからないし、閑散期の石垣島で開栓何日目かもわかりません。なのでまあこんなものかなぁと思いつつ、お通しを。カリカリのビスコット的なものものでした。
飲み進めていくと、ダントツで早く空いたグラスがありました。ショウ・ナフ(ゴールデンエール)です。このラインアップの中で飲みやすかったのがコレ。
ちなみにAGAINST THE GRAIN社の缶ビール・瓶ビールも販売しています。缶(1本1000円)は樽生と同じ銘柄、瓶(1本1700円)は異なる銘柄です。
おもむろにご主人サマーが缶ビールを注文しました。
ア・ビア(アメリカンペールエール)の缶と樽生を飲み比べ。元は同じビールだけど、缶と樽では全然違いました。缶は酸味がなく普通においしいアメリカンペールエール!ビールはおいしい、だけど樽生は開栓から時間が経っているかライン洗浄がダメか。どっちかだろうから、改善してもらいたいなぁ。
せっかく訪れたのでおつまみも少しだけいただきました。フードメニューはそこまで多くありませんが、アメリカンなビアバーっぽさは十分感じられます。
まずは茹でたて枝豆(500円)。お子サマーにも大人気の定番品。
そしてボイルソーセージ3種(900円)。ソーセージはグリルとボイル、お好みで選べます。これもおいしかった。ソーセージとハムは自社工場で製造しているらしく、訪れたら食べてみて欲しい味ですね。
そして石垣島産マグロのフィッシュ&チップス(1290円)です。フレンチフライに隠れて紅芋ポテチがあるのも観光客的に嬉しい。
地魚を使ったフィッシュフライは名物ですね。身がびっしりで食べ応えがありました。
ということで石垣島にある「アゲインスト・ザ・グレイン(AGAINST THE GRAIN)」へ行ってきました。正直なところ樽生ビールはおいしくなかったので次回はないかなぁ...と思いましたが、2020年1月から店内設備で醸造したクラフトビールの提供・販売というニュースを知り、再訪したい気持ちになっています。しっかり調べてはいないけれど、もしかすると日本の南端ブルーパブかもしれません。そんな売り出し方をするためにも、提供ビールの状態改善に期待。美味しくないビールは世の中の敵ですから何卒!
終わり。
お店の情報
店名 | AGAINST THE GRAIN(アゲインスト・ザ・グレイン) |
住所 | 〒907-0022 沖縄県石垣市字大川1番地 730COURT 南館2F |
営業時間 | 平日:15時〜23時 土・日曜:11時〜15時、17時〜23時 |
定休日 | 火曜 |
駐車場 | なし |