いきなりですが、夢はありますか。私には特にありません。妄想はしょっちゅうするけれど、熱く語れる夢を持ったことは一度もないんじゃないでしょうか。そんなわたしが訪れていいものか、一瞬悩んでしまうお店を訪れました。宜野湾の琉球大学北口にある「ユメヲカタレ オキナワ(Yume Wo Katare Okinawa)」です。真っ白なキャンバスにブルーが爽やか。
店内に入るとカウンターテーブルしかなく、空きがあっても手前の待機席で待ちながら注文・お会計を行うようです。こちらのユメヲカタレ、何屋さんかと申しますと、なんと二郎系ラーメン屋だというのです。爽やかなお店の印象と店名からは全く想像できませんでした。二郎系ラーメンといえば殺伐として黙って食らうイメージですが、対してこちらのお店には性別・年齢問わず様々な方が食べに来ています。お店の雰囲気自体、かなりゆる〜い。
なんせ、こんな漫画がお店の壁に書かれているのです。夢を語っちゃう場なのですから、殺伐としてはいけませんね。空気が明るい二郎系、お店にいても過ごしやすい。
宜野湾のユメヲカタレのメニューは4つ。夢を語る(0円)、ラーメン(750円)、豚ラーメン(950円)、麺マシ(150円)です。
ユメヲカタレの麺は茹で前で300g。これ、かなり多いと思います。茹でる前の水分を含まない状態で300gですから、食べ頃になると500g前後になりそう。麺少なめ・半分も可能だそうですので、胃袋に自信のない方・糖質制限している方・ダイエット中の方は是非とも節制をオススメします。
わたしは普通のラーメン(750円)をチョイス。麺のボリュームはノーマルの茹で前300gに挑みます。お金を支払うと、こちらのキーホルダーを手渡されました。食券代わりのようです。
待機席からカウンターテーブルへ移動したら、セルフのお茶・箸・レンゲを取りに向かいます。ティッシュもここにしかありません。
暫くするとコール確認がありました。すかさず「ニンニク・ヤサイマシ、アブラ少なめ」とオーダー。その後、注文したラーメン(750円)がやってきました。お店に到着し、注文・着丼まで10分以上は経過しています。にしても、結構なボリュームです。
ブタの乗ったオモテ面に近寄ってみます。ブタの厚みに心踊る!
こちらはウラ側です。刻みニンニクがどっさり。
では、いただきます!ヤサイをかき分けて麺をほじくり出しました。ユメヲカタレの麺は、ワシワシかき込む系ではなく、プルプル・モチモチ系。好み!二郎系っぽくなく、食べやすいのです。たぶん、うちのお子サマーも好きなタイプの麺。みじん切りのニンニクがところどころに混ざり、食感とアクセントを与えてくれます。
スープは熱々ではなく、温度が低くめに思いました。個人的な好みとしては、ラーメンは熱々で提供してもらいたい。スタッフ間で「丼にお湯を入れまーす」「お願いしまーす」というゆるくて元気なやりとりがあるのに対し、スープもまたぬるいとは... ちなみにスープは味が濃くなく、卓上にもタレがないので、濃口にする場合はコールで伝えましょう。オバチャンにはこのくらいの味付けがちょうどよかったです。
ヤサイマシのボリュームはかなりのもの。モヤシばかりですが、ここまで乗せてくれてありがとうと思いました。スープがそこまで濃口ではないので、ヤサイマシを天地返しすると余計にスープが薄まってしまう気がします。ヤサイマシやマシマシにする方は、カラメにすると良いかもしれません。
ブタ、これがかなり良かった!肉質柔らか。脂身の旨味・甘味。食べ応えを感じさせる厚みのカットも好き。
反して、アブラ少なめにしたのにたっぷりの背脂。最近わかってきたのですが、背脂がここまでゴロゴロ残っているのは苦手です。ユメヲカタレに限らず、自宅で作る野菜炒めでも炒め油多めで作ると特有のニオイというか味がするんですよねぇ。次回はアブラ抜きにしてみようかな。そんなことを考えながら300g完食です。ご主人サマーよりだいぶ早く食べ終えて驚かれました。
ということで、宜野湾にある「ユメヲカタレ オキナワ(Yume Wo Katare Okinawa)」へ行ってきました。久しぶりの二郎インスパイア系。しかも同店名のお店が京都2店舗、東京・大分・沖縄にお店があるそうです。もともと京都発祥の二郎インスパイアだそうで、そこからどういう流れか沖縄の宜野湾にできたそうです。お店のコンセプトにキラキラ感があるし、下手に那覇の松山や堺町ではなく大学目の前でよかったんだろうなと思います。ゆるい雰囲気のお店なので、次回コールの時に「スープ熱々」って言ってみようかなと思いますが、それはアリなのか。試してみたいと思います。
終わり。
-
沖縄ラーメン情報をもっとみる
沖縄県内で食べ歩いたラーメン情報をまとめてみました!さらに広い範囲で沖縄ラーメンを探したい方は、こちらのまとめ記事がオススメです!