函館帰省のたびに、おとんとおかんに2〜3時間のドライブに連れて行ってもらいます。小さな頃、ドライブで連れてってもらった風景を見て、地元に帰ってきたなぁとホッとするのです。今回はドライブの途中でソフトクリームを食べに立ち寄りました。向かったのは、JR函館本線の大沼駅から歩いて10分ほどの「山川牧場ミルクプラント」です。数ヶ月前、偶然見ていたテレビに出ていた山川牧場のソフトクリームを食べに行くとは、まるで観光客じゃないですか。
山川牧場は1904年創業の老舗牧場です。観光で立ち寄りやすいミルクプラントという建物も用意されていて、ドライブ休憩にぴったりだと思いました。ミルクプラントの入り口には、周辺のシンボルである駒ケ岳と大沼・小沼を模した飾りが。たまらんですね。
山川牧場ミルクプラントには大沼周辺のお土産品も売っていますが、気を取られずに真っ先に向かったのは券売機。山川牧場直営のおいしいソフトクリームを食べたかったんです。北海道のソフトクリームって、ほんと~においしいんですよ!
山川牧場のソフトクリームはいくつか種類がありました。基本のバニラにコーヒー、チョコ、抹茶、そしてそれぞれのミックスです。中にはフルーツ果肉が入ったものもありました。どれもウマそうで迷っちゃいます。
わたしが一人で悩んでいる間に、一緒に行ったご主人サマーもおとんもおかんも、どんどん先に注文してます。わたしは一人悩みまくり。
一番乗りで食べ始めたのは、ご主人サマー。彼はバニラ(300円)のソフトクリームにした模様。「ウマい!」と言いながらベロンベロンと豪快に食べ始めました。これを見て焦ってレジへ向かうわたし。
悩んだ末に注文したのは、コーヒーミックス(300円)のソフトクリーム。色味的にはわかりにくいのですが、左半分はバニラ、右半分はコーヒーとなっております。牧場で食べるソフトクリームといったら、バニラがテッパンだとは思うんですが、当分食べに来れないと思うと欲張って味を組み合わせちゃった。
ベロンベロン舐めながら食べるご主人サマーとおとんとおかんは、3人揃ってバニラ。わたしだけコーヒーミックス。でも、これがウマいのなんの。バニラ部分は濃厚でコクがあるミルク味、そして逆サイドには優しくもほろ苦いコーヒー味。ほんっとおいしくて、あっという間に食べちゃった。山川牧場の濃厚なソフトクリーム、めっちゃウマです!
山川牧場ミルクプラントにはソフトクリームの他にも、新鮮な牛乳やコーヒー牛乳、ヨーグルト、チーズなども売っていました。こっちも絶対ウマいに決まってる!特農牛乳も飲んでみたかったなぁ。
こちらのカップ入りソフトクリームは、テイクアウトに便利そうです。
ちなみに店内はこんな感じの雰囲気。でっかいソフトクリームにわたしをトッピングする発想、さすがのご主人サマーです。
ソフトクリームを食べ終えてミルクプラントを出ると、搾乳牛舎が目に入りました。家畜の病気予防のため、牛舎内には立ち入り禁止ですが手前からの見学OKです。
搾乳牛舎を覗いてみると...
右を見ても牛さん!
左を見ても牛さん!モォ~すごい!
乳牛がズラリと並ぶ牛舎に圧巻です。この搾乳牛舎にいる牛さんはジャージー種とホルスタイン種。寝たまま立ったまま、ずーっとモグモグ牧草を食べ続けていました。中には牛舎を覗く人間たちをじっと見つめる牛さんも。
牛さんたちには名前も誕生日もあって、牛舎の上の方に札がかけられていました。こんなにでっかいのに生まれて2〜3年なのね。
豊満なパイオツも... 毎日搾乳しないと張りまくって痛いんだろうなぁ。おいしい牛乳はこうして作られるのですね。
搾乳牛舎の脇には、仔牛のアパートがありました。この子たち、小さくってとっても可愛い!でも可愛いからといって触ってはいけません。こちらも病気予防のため、お触りNGです。
この子は2016年8月生まれのホルスタイン種の女の子。とっても好奇心旺盛で、我々がいる間、ずっと顔を出してくれていました。右目のまつ毛が真っ白!
この子は2016年9月生まれのホルスタイン種。仔牛のアパートから脱走したいのか、隙間から頭を出そう出そうとしていました。
こちらも2016年9月生まれのホルスタイン種。人前で用を足す度量はあれど、コミュ障っぽくて引きこもりがち。誕生日も近いし、わたしはこの子と似ているかも。
ということで、函館から車で30分ほどの場所にある、大沼「山川牧場ミルクプラント」へ行ってきました。おいしすぎる濃厚ソフトクリームはリピートしたいなぁ。ソフトクリームは度々食べてますが、やっぱ北海道のソフトクリームは別格だなぁと再認識しました。搾乳牛舎や生まれたての仔牛も見学できるので、動物好きなお子様を連れてきてあげるのも良さそうです。
余談になりますが、うちのおかんが仔牛たちに「こんなに可愛いなら、もう牛肉たべないよ〜」とテキトーなことを申しておりました。親を見て「血は争えないなぁ」と思いつつ、山川牧場を後にしたわたしです。
終わり。
住所:〒041-1354 北海道亀田郡七飯町字大沼町635-1
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩