GW10連休は九州南部に行ってきました。搭乗予定の飛行機が欠航するアクシデントがあり、初日から大幅なスケジュールとなりましたが、鹿児島に住んでいるご主人サマーのお友達ピロリこと小島健一さんに助けていただき、初日は鹿児島県薩摩川内市は入来麓武家屋敷群に滞在しました。2019年5月20日に日本遺産に認定された入来麓ですが、この武家屋敷群の中にある居酒屋「隆盛」がオススメとのこと。日が落ちると真っ暗で、懐中電灯を頼りにお店に向かいました。敷地の入り口から隆盛の店舗まで距離があります。広いなぁ。
こちらが隆盛の店舗です。隆盛では、鮮度のよい地鶏が食べられると聞いていました。この写真では少しわかりにくいけれど、お店の右隣に金網があって、中には地鶏が飼われています。そりゃ、ウマい地鶏がいただけるハズだわ。
カウンター席が少しと小上がり席が3席の店内には、西郷隆盛とさつま地鶏のポスターがドーン。店名の由来は、間違いなく西郷隆盛であろうことはすぐに想像できます。あとから調べたところ、この薩摩川内は西郷さんはゆかりがあるそうです。詳細は調べてみてね。
それでは隆盛のメニューをチェックしてみましょう。お食事系のメニューばかりなのかな?と思いきや...
カウンター席の上にもズラリと並んでいました。さつま地鶏の他、串焼き、一品料理などがあるんですね。
まずはビール(550円)で乾杯。隆盛のビール銘柄は、アサヒスーパードライでした。
この日のお通しはサラダスパ。魚肉ソーセージに薄切りのリンゴが入った、懐かしいタイプ。
さあ、鹿児島入りして最初のお食事です。地鶏刺身を2人前注文しました。この盛り合わせのボリュームで2人前!1人前800円ですが、その金額でこんだけの量。ピンク色に艶めくお肉は見るからにおいしそう。カットの厚みもすんごい。これでこの価格とは、本当にお得だなぁ。
地鶏刺身は、九州特有の甘口醤油でいただきます。隆盛の醤油は甘すぎず、ほどよくコクがあるタイプでした。
肉質の食感が強く、炙った皮面はより強い噛みごたえ。何より鮮度の高いお肉はクセが全くなく、旨味と甘口醤油+薬味でお箸が止まりません。地鶏刺身には、お好みで生姜やニンニクを混ぜるとより一層おいしくなります。言葉を発する間がないほどウマかった!
地鶏刺身を即完食すると、お店の大将が「ウチの豚足、食べてみるかい。自慢の豚足なんだよ」とオススメしてくれました。それではと注文すると、大人3人に対し6本の一口豚足(1本150円)がやってきました。どんだけオススメなの!口に運ぶと豚足特有のクセはないし、一口サイズで食べやすくカットしていることに加え、脂っぽさもなくて確かに食べやすい。そりゃ、イチオシするだけあるわ〜。
一口豚塩焼き(480円)もいただきました。味濃いめで、豚の脂がジュワッと染み出してくるものだから、ビールが捗らないわけがない。
砂肝串(1本100円)と皮タレ味焼串(1本100円)もいただきました。砂肝は火の入れ具合とサクサク食感が絶妙だったし、皮もタレとマッチしておいしい。
まだまだ食べきます。この日のおすすめメニューにあった、鶏ももガーリック焼き(700円)です。肉ばかり食べても食べても、食べ飽きない。連れてきてくれたピロリが「隆盛は何を食べてもおいしい」と言っていた理由がよくわかります。
さつま地鶏の卵を使った地鶏卵(500円)もいただきました。出汁巻的な感じかなと思ったら、実家のおかんがお弁当に入れるような甘口でおいしい卵焼きでした。薩摩川内の卵焼きは甘口なのかもなぁ。その土地の味付けを食べられるのも旅の醍醐味ですね。
後半は芋焼酎をいただきました。蔵の神という山元酒造の芋焼酎(5合瓶、1800円)です。ラベルは隆盛オリジナル。翌日に運転を控えていたので、わたしは薄めの水割りをいただきました。
お店の方が薩摩切子を出してくださって。切子って薩摩藩主の島津斉興・斉彬あたりが根付かせた文化だったんですね。大河ドラマの西郷どんを見ていたので、妙に親近感が湧きました。グラスひとつとっても歴史と繋がる... 歴史の古い土地を旅するのは楽しいなぁ。
ということで、鹿児島・薩摩川内は入来麓武家屋敷群にある「隆盛」で地鶏刺身など、いろんなおつまみをいただいてきました。初日に予定していたルートから大幅に変更となりましたが、ピロリの案内で訪れた隆盛で良い時間を過ごさせてもらいました。地元のお客さんもいらして少し話させてもらったところ、大河ドラマさながらの鹿児島弁を聞かせてもらえて、想像以上に楽しかったなぁ。せっかく入来麓武家屋敷群までやってきたのなら、この隆盛で食事をオススメします。
終わり。
住所:〒895-1402 鹿児島県薩摩川内市入来町浦之名12−3
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