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ビール片手にりんけんバンド!沖縄ポップはキャッチーでノリがいい。
北谷・美浜にある「Okinawan music カラハーイ」でライブを見てきました。ここはりんけんバンドの照屋林賢さんが営む施設で、今回訪れたライブハウスのカラハーイと、オンザビーチのリンケンズホテル、そしてリンケンズキッチンがセットになっています。建物の工事中から目にしていたこと、そして友人がりんけんバンドに加入したので、ライブを見に行きました。結論を書くと、民謡居酒屋ではなくリンケンバンドショウでホンモノを見るべし。感動具合が圧倒的に違う!ライブ好きなわたしが言うので間違いない。今回はそんな沖縄音楽を中心としたレビューです。さっそくいってみよ〜!
「りんけんバンド」とは。
「りんけんバンド」をご存知ですか。わたしは沖縄移住の前から知っていたけれど、ただそれがどのタイミングだったのかよくわからないのです。NHK大河ドラマ「琉球の風」にりんけんバンドの曲が採用されたり、中学校の教科書に林賢さんの歌詞が掲載していたりな時期だったので、知らぬうちに何度も接点があったのでしょう。
「りんけんバンド」は1977年結成のバンドです。なんと、40年以上も活動しているんですね。三線や島太鼓といった伝統的な楽器と、現代ロックのドラム・キーボード・ベースなど楽器を組み合わせた沖縄ポップというジャンルを切り開き、今もなお追求しています。メンバー人数が多く、現在は楽器隊4人、フロントのボーカル&お囃子3人、歌姫1人という構成です。りんけんバンドのパフォーマンスの高さ、ステージの経験値、音の厚み、そして沖縄県内では唯一無二であろう充実の音響・スクリーン設備!どれをとっても明らかにハイレベル。ライブの満足度、ほんとに高かったなぁ。
どこにあるの?駐車場は?
今回りんけんバンドショウを見に行ったのは、北谷は美浜にある「okinawan music カラハーイ」というライブハウスです。調べてみると、現在の形に建て替わる前からカラハーイはここにあったみたい。確かにサンセットビーチ沿いに何か建物があった記憶はあるけど、そこでりんけんバンドのショウが行われていたなんて全く知りませんでした。わたしのように知らない沖縄県民は結構そうだし、ここで素晴らしい沖縄音楽が見れるって知らない観光客も多そうですね。ちなみにカラハーイの専用駐車場はありません。近くの北谷町営大型駐車場(無料)を利用しましょう。
営業時間や入場料は?
カラハーイは入場料金(ミュージックチャージ)が必要です。カラハーイの営業は毎日ですが、りんけんバンドのステージは週に一回、土曜の夜だけ。訪れる場合は公式サイトで事前予約がオススメです。営業時間や開演時刻、年齢別の料金は以下にまとめておきます。尚、こちらは2019年2月時点の情報です。事前に公式サイトを確認またはカラハーイへ直接お問い合わせください。
りんけんバンドショウ | 通常ライブ | ||
営業日 | 土曜日 | 日〜金曜日 | |
営業時間 | 18:00〜21:00(L.O.20:30) | 18:00〜 (L.O.20:30) | |
ステージ時間 | 19:00〜20:30 | 1stステージ 19:00〜19:45 2ndステージ 20:00〜20:45 |
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料金 | 大人(13歳以上) | 4500円 | 2800円 |
こども(4〜12歳) | 1700円 | 1200円 | |
幼児(3歳以下) | 無料 | 無料 | |
シニア(60歳以上) | 3800円 | 2300円 | |
公式サイト | http://www.rinken.gr.jp/kalahaai/ |
フロントマンの豊さんに誘われてカラハーイへ行ってみた。
以前、沖縄市で飲み歩いていた時に、ある人に出会いました。彼はわたしの興味がある場所にいつもいて、2018年にはりんけんバンドにフロントマンとして加入し、そんな流れからいつか見に行きたかったのです。その豊さんが「今夜見にこない?」と連絡をくれました。瞬間、「いつか見たい」が「今日見たい」にスイッチ。連絡をもらってから2時間後、家族3人で揃ってカラハーイに到着です。
「カラハーイ」の客席とステージの様子。
受付で予約名を伝えると、スムーズに客席へと案内されました。カラハーイは座席指定がなく、空いてるテーブル席で好きな所に入ってOK。この日の客席は、タテに4列、ヨコに4〜5テーブルほどありました。我々は空いていた最前列へ。もし最前列が空いていれば、それはチャンス!もちろん後列の楽しみ方もありますが、やっぱ目の前に遮るものがないってサイコーです!
チケットにはドリンク1杯が付いてくる。
受付時にドリンクチケットを2枚受け取りました。入場料金(ミュージックチャージ)を支払うと、ドリンクが1杯ついてきます。お酒もソフトドリンクもOKなので、好きなものをいただきましょう。
ご主人サマーはシークヮーサーサーワー、ハンドルキーパーのわたしはノンアルコールビールをいただきました。
19時、りんけんバンドショウ前半戦がスタート。
開演時刻。19時過ぎに楽器隊がやってきて、ステージは暗転。りんけんバンドショウが始まりました。
りんけんバンドの楽曲は持っていないし、曲名も全てを把握していないので、この日のセットリストは無し。知らないからこそ、直感的に見惚れる・聞き惚れる時間が過ぎゆきました。りんけんバンド紅一点の上原知子さんの歌声は凛として情緒的。芯があり、なんと美しいことか。着用している紅型衣装も艶やかで、ステージ上を華やかにしています。彼女が歌う間、脳裏には歌姫の二文字が浮かんでいました。
LEDスクリーンの映像が美しい。
りんけんバンドショウでは、りんけんバンドの歌と演奏に合わせたバックスクリーンでのダイナミックな映像が楽しめます。これらの写真は、撮影好きな照屋林賢さんが撮ったもの。これがまた美しくて引き込まれる!
エークを持った振り付けには、荒波の映像を流したり。
はたまた力強いハーリーの映像を流したりと、曲のストーリーに合わせたスクリーン展開で、りんけんバンドの目指すものを感じ取るわけです。ライブ演奏だけでなくエンターテイナー集団として高い場所を目指しているんだなぁ。彼らは、沖縄にあるエンターテイメントの中で、飛び抜けてハイレベルなステージだと思います。
MC中、とってもおちゃめな照屋林賢さん。
数曲見終わったところで、MCがありました。演者もお客さんも小休止です。今回、りんけんバンドのリーダー・照屋林賢さんを初めて生で目にしました。アーティスト写真では結構シブい感じに思っていたけれど、実際のところは温和で優しい笑顔のほっこり系。客席に向かってダブルピースで撮影に応えてくれます。
この記事を書くにあたり、40年以上続くりんけんバンドのキャリアを調べました。すると、自然と林賢さんのことにも詳しくなります。彼は国内外で活躍するアーティストで、経営者の顔や写真家としての情報も得ました。長くなるので割愛しますが、この人あってのりんけんバンド、この人あってのカラハーイなんだなぁ。この規模のライブハウスでは充実し過ぎているほどの設備を備えたカラハーイは、林賢さんのこだわりを猛烈に詰めこんだ場所なのだと思います。上質な音楽空間とわかる人って、どれだけいるでしょう。
急にじゃんけん大会が始まるも、即負け。
MC中、プレゼント争奪じゃんけん大会が始まりました。この日のプレゼントはRINKEN'S HOTEL(リンケンズホテル)のペア宿泊券!我が家も意気揚々と参戦するも、1発目で林賢さんと同じチョキのわたしとご主人サマー。その後の2回戦目ではりんけんバンドのアルバムがもらえるとのこと。しかし、夫婦揃ってグーを出し初戦敗退。別のを出そうと相談しておけばよかった。完全に作戦負けです。何気に楽しんだので全然OKなんですが、場の盛り上げ方・楽しませ方に長けているのも熟練の技と思いました。
音楽を楽しみながら沖縄料理をいただける。
カラハーイの食事&ドリンクメニュー
カラハーイは沖縄料理と一緒に沖縄音楽を楽しめるライブハウスです。注文できるフードやドリンクは、そんなに品数はありません。ちょっと寂しいかなと思ったものの、メニューに目を通すと沖縄料理を代表するものばかり並んでいるんですね。つまり、人気メニューを厳選したのでしょう。
こちらはドリンクメニューです。沖縄でお酒を楽しむなら、オリオンビールに泡盛があれば満足ですね。ソフトドリンクは結構豊富に思いました。お子サマーはパイナップルジュースを気に入ったようです。
ライブを見ながら食べたもの。
我が家が注文したフードを紹介します。ライブ中でも注文できるし、お料理ができたらすぐに持ってきてくれます。ステージに集中するのもいいけど、ライブも食事もゆる〜く楽しめるのがいいところ。
島らっきょうの塩漬け(500円)
ご主人サマーがおつまみに注文した島らっきょうの塩漬け。味が濃過ぎず、辛味もほんのり残っておいしかった。
近海マグロとアボカド(690円)
この組み合わせ、間違いなし。マグロはもちろん、アボカドも分厚いカットが嬉しい!
てびちの唐揚げ(900円)
以前OTVのアゲアゲめしで、ジョニー宜野湾さんが食レポしてたてびちの唐揚げ!ここに来るからには食べようと思っていたカラハーイの名物です。でっかい!
丁寧に下処理されたてびちは、ものすご〜くプルップル!脂っぽさはなく、揚げたカリカリ食感も楽しめます。てびちの骨がちょっと食べにくいけれど、これはビールに合うなぁ。
くふぁジューシー(350円)
お子サマー用に注文しました。パクパク食べてました。お茶碗にたっぷりのボリュームもありがたい。
ハンドルキーパーはノンアルコールビール(500円)をおかわり。
ハンドルキーパーたるものノンアルコールビールに徹します。キリンビールのゼロイチ、普通においしかったです。喉越しも良い!
ステージ後半戦、大盛り上がり!
MCが終わり、ステージも後半戦へ。青い紅型になった歌姫の手元を見て気になったことが。それは、ピックを持っているような右手の形。ピック使いはりんけんバンド特有かと思ったら、最近は三線用のピックも売っているんですねぇ。勉強になりました。
フロント3人も場を盛り上げます。緑の衣装が友人の豊さん。この日で33回目のステージだそうです。
若干2歳のお子サマーを連れて見に行ったので、最初はどうなることかと思ったのですが、意外としっかり楽しんでくれました。両手を上げてカチャーシーしたり、カーチャンの手首を掴んで手拍子させたり。いつか彼のプロフィールを作ることがあったら、初めてのライブはりんけんバンドと書かせたいと思います。
集中力切れのお子サマーに連れられ、やむなく退場...
しかし、このあたりでお子サマーの集中力は切れました。1時間以上頑張ってくれて、とても良い子だったと思います。後半戦が始まってすぐ、お子サマーは階段の昇降運動を始めたのでカーチャンも付き添いました。この間の様子をトーチャンに伺ったところ、曰く「カメラを向けると決めポーズしてくれたり、サービス精神旺盛。ステージはもちろん楽しいし、撮影のしがいもあって想像以上に楽しかった」とのことでした。写真を見せてもらいましたが、確かにめっちゃいい写真ばかり!
こんなシーン、生で見たかった...
このスクリーンの映像も、本当に美しい。林賢さんが撮影した沖縄西海岸の夕暮れシーンですよね、きっと。
日が沈み、星が現れ、歌姫が歌い上げる...
これもカッコイイ!おそらくライブ終了シーンだと思いますが、写真だけ見るとどこかスーパー戦隊チックで、今にも名乗りが始まりそう。あー最後までしっかり見たかったなぁ。友達が沖縄旅行に来たら、一緒に見に行ってもらおうっと。
ステージ終了後はメンバーたちとの撮影会。
ステージが終わると、カラハーイの営業も終了です。ステージを終えたりんけんバンドのみなさんが、記念撮影を希望するお客さんに応えてくれます。なんてファンサービスが旺盛なのでしょう。わたしの好きなヘビメタさんは、こんなことしてくれんぞ...
せっかくなので我が家も記念撮影をお願いしました。最後の最後までおもてなししてくださったりんけんバンドの皆さん、ありがとうございました!
まとめ
ということで、北谷・美浜にある「Okinawan music カラハーイ」でりんけんバンドショウを楽しんできました。豊さんのおかげでハイレベルな沖縄エンターテイメントに触れられた〜!りんけんバンド率いる照屋林賢さんが、音響設備やスクリーンに相当なこだわりを持って作ったカラハーイを訪れて、音楽好きとして猛烈に応援したくなりました。ステージングの魅せ方も楽しかったですし、聴きやすい曲調の沖縄ポップもキャッチーで誰もがノレるはず。
北谷は商業施設としてのアメリカンビレッジの印象しかありませんでした。ビール好きには北谷ハーバーブルワリーや沖縄ブルーイング美浜カフェのイメージもあります。それらと同じエリアに、こんなに素晴らしい沖縄エンターテイメントのスポットがあったなんて。沖縄料理を食べながら音楽が聴けるこのカラハーイを、わたしは今後も紹介していきたいと思います。
終わり。
住所:〒904-0115 沖縄県北谷町美浜8-11
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩