那覇市安謝にある「秀のぱん工房 窯」という小さなパン屋さんは、わたしが沖縄移住した直後からちょいちょい食べているパン屋さんです。お店はコンパクトサイズですが、周辺の方がよく買いに訪れては入店待ちをしています。早々に売り切れることも多く、ちょっと遅めに買いに行くと、パンが売れてしまって品数が少ないという人気っぷりです。ということで、さっそくレポートいってみよー!
那覇新都心の人気パン屋さん「秀のぱん工房 窯」
どこにあるの?
那覇市安謝にある秀のぱん工房 窯は、住宅街に佇む小さなパン屋さんです。周辺に住む方が日々の食卓に並べるような、親しみやすいパンが多くあります。おいしくてリーズナブルなことから評判の人気店ですから、お店を訪れるお客さんはあとを絶ちません。立地的には少し説明しにくいのですが、天久から真嘉比に抜ける通りから折れたところにあります。美ら豆珈琲の右隣なので、訪れる際はオレンジ色の美ら豆珈琲看板を目印にしても良いでしょう。
駐車場は?
駐車場はお店の裏手、目と鼻の先にあります。秀のぱん工房 窯の専用駐車場は27〜33番の7台分。那覇市安謝の住宅街という立地でありながら、こんなに駐車場を完備されているのは本当に助かります。
駐車位置が指定されているので必ず守りましょう。見やすいように案内看板をアップにして載せておきます。
お店の様子
とある週末、わたしが秀のぱん工房 窯を訪れたのは10時頃でした。朝とも昼ともつかない時間帯ですが、すでにお客さんが並んでいます。この列はランチタイムになるとさらに行列が伸びるので、早めに訪れるのが吉です。
店先にはテラス席があり、ちょっとした水分補給もさせてもらえます。こういうお店側の心遣いが嬉しいです。
秀のぱん工房 窯の店内はとても狭く、お客さんが3人ほど入るといっぱいになります。コロナ禍を経て入店制限がされている可能性があるので、お店の入り口に書き出された案内をご確認ください。店内に並ぶパンは種類があり、クロワッサンやデニッシュなどのリッチ系、お惣菜パンに甘い菓子パン系、予約のできる食パンやラウンド系、バゲットなどなど所狭しと並べられています。
購入方法について
店頭に並んだパンを見て決めたら、お店のスタッフさんに伝えて買う仕組みです。わたしはいつも悩んでしまい、多めに5〜6個購入してしまって「結構買っちゃったな〜」と思うのですが、ある日わたしの前に並んでいたお客さんが20個以上購入していたので、かなりビックリしました。おいしいからなぁ、それくらい買っちゃうのも理解できます。
レジでお金を支払った後、店員さんに「お店の外でお待ちください」と言われることが多いです。というのもお店は狭いので、パンを包んで渡されるまでの時間はお外で待ち、店員さんが持ってきてくれる仕組みになっているのです。他のパン屋さんとはこの点が違うので、初めて訪れる方は注意しましょう。
さて、買ってきた焼きたてパンでブランチとしましょう。
実食!グルメレポート
ぶどうぱん(ハーフサイズ)
こちらはぶどうぱんのハーフサイズです(140円、2016年8月時点)。パンを買うのに並んでいたら、店内から「ぶどうぱん、焼き上がりましたー!」の掛け声があり、つい購入しちゃいました。文字通り、焼きたてほやほやでいい香り。家に帰っても、ほんのり温かさが残っています。
ぶどうぱんはふわっと柔らかく、レーズンの甘みが引き立ちます。何より、焼きたてって響きだけでも嬉しい!
くりとくるみ
こちらはくりとくるみ(184円、2016年8月時点)。このパンが目に留まり、なんとなく秋の気配を感じました。
甘いくりがごろんと入り、くるみの食感と味わいも楽しめます。くりとくるみの組み合わせ、とってもおいしい!この日購入した中で最も好きだと思ったパンがこれでした。バターと合わせても良さそうですね。
たーむあんぱん
秀のぱん工房 窯では、沖縄らしいパンも販売しています。それがこちら、田芋で作った餡を使っているたーむあんぱん(130円、2016年8月)です。
ねっとりとしたたーむ餡、これがパンとよく合うんです。このお店のたーむ餡は田芋っぽさというか青っぽさというか、少し独特な風味に思いました。特徴的な味わいですが、見かけたらぜひ一度食べてみて。
キャラメルナッツ
キャラメルナッツ(200円、2016年8月時点)もおいしいです。リッチ系のパンはふだんあまり食べないのですが、ナッツが魅力的で、おいしそうだったので購入しちゃいました。
サクサクのパイ生地の上に、キャラメリゼされたナッツがびっしりと乗せられています。甘さだけでなくほのかに苦味も感じられて、コーヒーがよく合うんです。スイーツ部門に入りそうなパンなのでお腹にはたまりませんが、こういうのもたまにはおいしいですよ!
肉コロカレーパン
秀のぱん工房 窯といえば、肉コロカレーパン(162円、2017年2月時点)が外せません。この日は揚げたてが並んでいたので、ホカホカを持ち帰りました。こちらはお店の看板商品で、お客さんのほとんどが買って帰るくらいの人気っぷり。売り切れ必至なので並んでいたら絶対試してみて!
サクッと軽い食感の中に、濃厚なカレールウがたっぷり包まれてたまりません。ルウは辛さが控えめなので、キッズでもおいしく食べられそう。牛肉のごろんとした食感も楽しめてウマかった〜!大好き!
モカクロ
リッチ系のモカクロ(183円、2017年3月時点)もいただいてみました。手のひらサイズのクロワッサン生地がサクサクで、中にはほろ苦モカクリームが詰められています。パン両端のクリーム上にクラッシュピーナツが散りばめられ、食感と風味が楽しめます。
窯ぶたまん
平べったいお惣菜パンの窯ぶたまん(162円、2017年3月時点)もおいしいです。名前のとおり豚まんをパン化した秀のぱん工房 窯のオリジナルです。
カットしてみると、ソフトなパン生地に豚まんの餡が包まれています。マスタードを使った餡なのだそう。食べてみると、ほのかにマスタード感があって、パン生地に合わせた工夫を感じました。
塩バターサンド
秀のぱん工房 窯に通い出してから、ずっと、ずーーーっと好きなのが塩バターサンド(194円、2023年11月時点)です。好きすぎて、パッと食べてしまい、いつも写真を撮り忘れるのでブログに載せていませんでした。
むっちりとした食感のセミハードなパンに、バターを挟んだだけのシンプルなパンです。食感とバター、そして塩気がおいしくてたまらないのです。シンプルイズベスト。人気なのでしょう、売り切れてる日もあったりするので、お店に入店したら真っ先にチェックして、このパンがあればすぐに注文しています。
まとめ
ということで、那覇市安謝にある人気のパン屋さん「秀のぱん工房 窯」で、焼きたてパンを買ってきました。いくつかある看板商品の中でも、ラウンドシナモンはこの日も予約で売り切れ。ふわっふわで甘くておいしいんですよねぇ。赤い彗星というラウンドパンもおいしいし、見かけたら即購入して食べて欲しいです。
ところで、こちらのお店は「秀のぱん工房 窯」という店名ですが、秀(ひで)と呼べばいいのか、窯(かま)と呼べばいいのか。通い出してから何年も経っているのに、未だに悩んでいます。我が家はよく買いに行くので、ご主人サマーには「秀のパン」でも「窯のパン」でも通じるんだけど、お店周辺の常連さんたちはなんと呼んでいるのでしょう。気になっています。
終わり。
お店の情報
店名 | 秀のぱん工房 窯 |
住所 | 〒900-0003 沖縄県那覇市安謝1丁目3-38 |
営業時間 | 9時〜17時(売り切れ次第閉店) |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | 近隣に専用駐車場あり |