実家の函館に里帰り中、ソフトクリームばかり食べていました。否、正確には、車の運転練習のために目的地を設定していたのですが、その目的地がソフトクリーム屋さんだっただけ、です。とはいえ、函館周辺にはおいしいソフトクリームのお店がいっぱいあります。道南には牧場が多く、新鮮なミルクを使ってソフトクリームを作るには最適の場所なのでしょう。今回もソフトクリームを食べたのですが、向かった先は牧場ではありません。函館土産としてもよく見かける「はこだてわいん」です。七飯町にあるはこだてわいん工場に併設している直売所・葡萄館本店を訪れました。
直売所の中に入ります。平日の昼間ということもあり、先客は1組だけでした。先に訪れていたお客さんはタクシーでここまで来たようです。そりゃあそうだ、わたしのようにワイナリーの直売所に車で訪れる方が珍しいです。それにここまでは函館駅から18kmほど、新函館北斗駅からだと5kmほどと、いずれにしても距離があります。周辺には何もないしタクシーで訪れるのがベストでしょう。
店内のラックには、見たことがないほどのはこだてわいんの銘柄が揃っています。
店先には、人気商品のランキングがありました。駅や空港、スーパーでは目にしないようなエチケットが気になります。ツヴァイゲルトレーベを使ったワインがありました。これ、北海道のような涼しい土地で栽培される葡萄なんですよね。ああ、試してみたい。
直売所の奥には、ワインセラーもありました。非売品のボトルも並んでいたのですが、いかんせんワインの知識がなく、どれだけすごいのかがお伝えしきれない...
ここのワインは昔から見たことがあって、メロンやリンゴなどの果実を使ったスイートワインの印象が強かったんです。土方歳三をエチケットにしたワインも販売されています。なので、本格的なワインよりも北海道土産としてのワイナリーなんだろうな、と思い込んでいました。しかし、今回直売所を訪れて驚いたし、何かこう、お土産ワイン以外の何かを期待させるものを感じまして。
なので、はこだてわいんの直売所を訪れたことをきっかけに、いくつか飲んでみようかなと沖縄に送ることとしました。はこだてわいん直売所では、5000円以上購入すると全国送料無料となります。わたしはフルボトルで3本購入し、無料発送を利用させてもらいました。受け取ったご主人サマー曰く、日本郵便のゆうパックで常温で届いたとのことです。
私が購入したワインの中には、「ワイナリーでしか買えないわいん」というものがありました。これはワインを造る以外の一切のコストを極限まで削減したワインで、エチケットもテキストが打ち込まれただけのものでした。これは巨峰(1080円)・ナイアガラ(972円)・キャンベルアーリー(972円)の3種類がありました。沖縄に戻って巨峰を飲んだところ、ウマいんです。甘くてフルーティーでジューシー、それでこの価格...安い!これはアリだ!
この直売所では、無料試飲が可能でした。店員さんにワインのお話を伺いながら、アレコレ試しているお客さん。
しかし、ハンドルキーパーのわたしは試飲もできません。いつもなら試して選んで納得いったものを買うのですが、それができないので、ここでは直感とエチケットを見て選びました。まだ手をつけてないものもあるので、ちょっとドキドキです。
買い物を済ませてから、お目当のソフトクリームを食べました。はこだてわいんで食べられるソフトクリームは、ナイアガラのワインを使ったものと、キャンベルのワインを使ったもの、そしてミックスしたものの3種類です。同行していたおかんに「ワイン使ってるなら、あんた食べられないでしょ!」と言われましたが、アルコール成分は0.5%以下で販売しています。なのでこどもや運転手でも問題なく食べられるんだって。
アルコール度数の問題もクリアしているので、がっぱりいただくことにしました。こちらはナイアガラわいんソフト(がっぱりソフト、500円)です。がっぱりソフトって何?と思ったら、通常サイズの2倍も入ってるサイズなんだって。嬉しいね!
シャリ感のある柔らかいソフトクリームで、マスカットのようなフレッシュな香りがあります。真ん中にフレークがあって、食感も楽しい。これねー、ウマかったなぁ。ワイン好きは食べるといいよ!
こちらはおかんが食べていたキャンベルわいんソフト(300円)です。通常サイズはコーンに入れられた一般的なサイズです。味見したところ、ほんのりキャンベルとバニラの香りがしました。個人的には、こちらのキャンベルが好み!
ということで、七飯にある「はこだてわいん」の直売所・葡萄館でワインを買って、ソフトクリームを食べてきました。沖縄までの送料が無料になったことも嬉しかったし、ワインを使ったソフトクリームがおいしかったのも良かったです。昔からここにワイン工場があったとは全く知らなかったし、今回訪れたことで新たな発見もありました。地元を改めて歩くことができて、ほんとによかった。こういう地元の再発見をする食べ歩きがしたかったので、とっても満足です。
終わり。
住所:〒041-1104 北海道亀田郡七飯町上藤城11
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩