仙台2日目の夜は、地元の居酒屋で夕食をいただくことにしました。向かったのは仙台駅から7〜8分の「奥州酒場 ちだちゃん」です。奥州酒場の響き、いいですね。東北に来たぞって感じがします。でも待って、奥州って岩手なの。ここ宮城。どうして岩手っぽいお店を選ぶわけ。ご主人サマーに「なんでまた...」と話しながら地下のお店へ向かいました。
奥州酒場 ちだちゃんの店内は掘りごたつ席が多く、ゆっくり滞在できます。酒瓶も並べられ、この雰囲気懐かしいなと思いました。昔のバイト先に似ているような気がして。
席に入り、さっそくドリンクをオーダーします。ビールはアサヒスーバードライとエクストラコールドがありました。
この日は寒かったし、エクストラコールドじゃなくていいかなと、スーパードライ(490円)で乾杯。
ビールを口にしたところでお通しがやってきました。お通しは1人2品。この日は白身魚のフライとごま豆腐の揚出しだったのですが、めっちゃウマい!特にごま豆腐の揚出しが最高!奥州酒場 ちだちゃん、わたしと味覚が合うお店です。宮城なのに岩手問題はこのあたりで忘れました。
お通しがおいしいと、その他のお料理にも期待してしまいます。おつまみメニューを眺めつつ、暫し楽しく悩みます。
まず最初にやってきたのは、里芋の唐揚げ(530円)です。これ、もう最高ですよね。サクッと揚げられた内側はねっとりしたおいしさ。お子サマーもおいしいそうに食べていました。
お店の方イチオシのおまかせ盛り合わせ(1800円)は、お刺身が6点盛られていました。
つぶ貝のコリコリ食感、めっちゃウマかったー!後ろの自家製 金華〆サバ刺しもおいしかったー!
刺身のカットも分厚いし、一切れが大きくて満足度高いです。
皮を香ばしく炙った宮城サーモン刺し、これもまたウマかった!東北の魚、ほんと好き。おまかせ盛り合わせ、めっちゃいいです。
仙台に来たらせりでしょと注文した、仙台せりの天ぷら(530円)。
香りが一段と濃ゆい根っこがおいしいね。
刺身も揚げ物もビールで流し込んでもおいしいけれど、日本のお酒も合いそうということで...
はい。
青森の酒、モヒカン娘 純米吟醸(890円)です。奇抜でインパクトの強いラベルですが、いただいてみると米の旨味を感じる綺麗なお酒でした。限定販売らしいので、いただけてラッキーだったなー。
ほや塩辛(430円)は日本酒に合わせて大正解。幸せだ。
こちらは金婚漬け(430円)という岩手のお漬物。縁起の良い名前ですねぇ。ウリの中にニンジンや昆布が巻かれています。これも日本酒のアテにぴったり。
冬に北の地で食べたいもの、それは鱈の白子。天ぷらにしようかぽん酢にしようか決められないわたしに、ご主人サマーが「どっちも食べればいいでしょ!」と。その考えはなかった。まずは鱈白子天ぷら(790円)です。
これをいただくと「ああ、冬だなぁ」と思います。とろりとした食感のタチ天は冬の代名詞です。
そして鱈白子ぽん酢(790円)、これもウマかった。冬の代名詞パート2もサイコーです。
肴がウマけりゃ、酒も進むわけで...
福島の楽器正宗 本醸造 中取り(590円)を。気のせいか微炭酸を感じました。甘味と酸のバランスがよく、くいくい飲み干せます。東北は酒がウマいなぁ。
こちらはお子サマー用の鮭おにぎり。気前のよいデカさに感動。
大人もシメの仙台味噌焼きおにぎり(430円)を。こちらも爆弾のように大きい!仙台味噌を塗り香ばしく炙ったおにぎりの中には、梅が仕込まれていました。いい塩梅とはこのことか。
ということで、仙台駅近くにある「奥州酒場 ちだちゃん」のレポートでした。酒はウマいし、つまみもウマい。この店があるなら仙台に住んでもいいと思っちゃうくらいの居酒屋さんでした。お店の方も気さくで、こちらの質問にしっかり答えてくださいます。宮城サーモンや金婚漬けなどこの土地の食べ物をいろいろと教えていただきました。地元に根付いた個人店はアツいなぁ。これからの時代、こんなお店が強いのでしゅおね。おいしいごはんをありがとうございました。
終わり。
お店の情報
店名 | 奥州酒場 ちだちゃん |
住所 | 〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2丁目11-13 ユーメントビルB1F |
営業時間 | 17時〜23時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |