青森「A-FACTORY(エーファクトリー)」でシードル9種類を有料試飲してきた。

2018年1月16日 ユッキー@毎日ビール

青森のウォーターフロントにある「A-FACTORY(エーファクトリー)」の外観

JR青森駅から新幹線に乗車する直前まで、「A-FACTORY(エーファクトリー)」という施設を訪れました。A-FACTORYは青森のウォーターフロントにある、青森の県産品やお土産を販売している商業施設。東北新幹線の新青森駅の開業と同じ2010年にオープンしたそうです。青森ベイブリッジを背負ったカッコイイ建物です。

青森のウォーターフロントにある「A-FACTORY(エーファクトリー)」の外観

A-FACTORYに入ると、1階の青森土産や名産品が販売されていました。この開放感!

「A-FACTORY(エーファクトリー)」の1階。

青森県は日本一のりんご生産地。りんごそのものはもちろん、加工品がたくさん売られていました。例えば、りんごを原料としたお酒のシードルとか。

「A-FACTORY(エーファクトリー)」にはリンゴを使ったお酒・シードルが売られている。

りんごジュースとか。

もちろんりんごジュースも販売されている。

りんごの果実ごと加工してパッキングした商品も。これ、おいしそう。

果実ごとパッキングされた商品も。

青森の日本酒も売っていたし、写真にはないけれどおつまみにもなりそうないちご煮などの缶詰製品、また時々の野菜・果物なども販売されていました。A-FACTORYはお土産屋さんというよりもマルシェ感の方が強いなぁ。建物も空間もおしゃれだし、女性客が多いのも納得です。

「A-FACTORY(エーファクトリー)」は、女性客が多い印象。

また食器類や栓抜きなども販売されていました。シンプルでナチュラルな小物は、お土産でもらってもウケがいいですね。

ナシュラル素材の栓抜きや食器なども販売されていた。

1階の奥にはOCEAN’S DINER(オーシャンズダイナー)という、ご当地バーガーが食べられるバーガーショップがあります。

1階の一番奥にあるOCEAN’S DINER(オーシャンズダイナー)

バーガーショップの近くに2階へ伸びる階段と、その両脇になにやらタンク類が並んでいます。

2階へと続く階段。

A-FACTORYにはアオモリシードル工房があって、この場所でりんごのお酒を作っています。わたしが訪れた時は工場は稼働していませんでしたが、運が良ければ醸造の様子を見ることができるかもしれません。

階段の両脇にはシードル工房がある。

さて、2階へとやって来ました。階段を登りきった正面には、なにやら熟成中っぽい樽が並べられています。これはただのディスプレイかな?

階段を登り切ると、樽が積み上げられていた。

A-FACTORYの2階には、ガレットが食べられるレストランと、シードルの有料試飲を行なっているラウンジがあります。

A-factryの2階はラウンジとガレット専門レストランに分かれている。

わたしが訪れたのは平日のお昼前。ラウンジにはまだ誰もいません。こんな昼間からシードルを試そうなんて人の方が珍しいけれど、誰もいないので心置きなく楽しもうと思います。

A-FACTORY(エーファクトリー)の2階にあるラウンジ。シードルの有料試飲ができる。

この有料試飲コーナーは朝10時半〜夜20時半まで営業していて、1階で作られたシードルや青森県内の他の醸造所でつくられたものが試せるとのこと。ラインアップは9種類です。流れを確認して、いざ有料試飲!

A-FACTORY(エーファクトリー)のテイスティングバーのメニューや使い方について。

テイスティングマシーンに立ち向かいます。そう、マシーンなのです。常駐しているスタッフはおりません。テイスティングマシーンに「どれがオススメですか?」と聞いても回答がありません。とうほぐのマシーンは無口だね!

テイスティングバーは設置されたカード式テイスティングマシーンで行う。

参考になる話が聞けないので、全9種類を試飲して自分好みのシードルを探すことにしました。テイスティングマシーンはカード式。このカードを差し込んで、金額分のシードルを自動で注いでくれます。カードに900と書かれているのは、900円分のデポジットがあるということ。プリペイドカードは300円から販売していました。

まずは、テイスティング用のカードを購入した。

さあ、この日並んでいたシードルです。マシーンの左側からニッカシードルスィート、ニッカシードル ドライ、タムラシードル スィート、キモリシードル スイート 、キモリシードル ドライの5種類です。

テイスティングマシーンに並ぶシードル(その1)

マシーンの右側に並んでいたのは、アオモリシードル スイート、アオモリシードル スタンダード、アオモリシードル ドライ、弘前アポーワインの4種類。

テイスティングマシーンに並ぶシードル(その2)

プリペイドカードを差し込み、シードルをプラカップに注ぎます。有料試飲の量は100円、200円、300円と銘柄によって異なります。100円で40ml試せるものもあれば、20mlしか試せないものもあります。

テイスティングを開始。

わたしはテイスティングマシーンの左から並んでいる順に試して行きました。まずはニッカシードルスィート(左) 。甘くて飲みやすく、クセもなくスイスイいけるジュース感覚。ニッカシードル ドライ(中)はスィートと比べると甘味はかなり控えめで、りんごの香りと酸味、そしてワインらしさも感じます。タムラシードル スィート(右)は、果実感を越えるクセが少しあるものの、飲みやすくておいしい。飲み比べすることで、それぞれのシードルで個性があることがわかってきました。面白い!

有料試飲したニッカシードルスィート(左) 、ニッカシードル ドライ(中)、タムラシードル スィート(右)

一人で飲んでいたのですが、団体旅行と思われるお客さんがやってきました。みんなテイスティングマシーンの使い方に苦戦しながら、わいわいシードルを楽しんでいます。

次第にテイスティングマシーンのまわりに人が集まってきた。

わたしも試飲を続けます。キモリシードル スイート(左)は、完全にりんごです。色味は濁りがあり、非常にフルーティー。りんごジュースのようでした。キモリシードル ドライ(中)は甘さがほぼなくアルコール感と、ほのかにりんごの香り。アオモリシードル スイート(右)は無色透明に近い色味で、他の甘いスイートに比べると、かなり控えめな印象でした。

有料試飲したキモリシードル スイート(左) 、キモリシードル ドライ(中)、アオモリシードル スイート(右)

シードルのアルコール度数で、それほど高くありません。この日試飲したものはアルコール度数3〜11%です。それぞれの試飲量は20〜40mlなので、それほど酔わないと思いがちですが、1つの銘柄を2〜3口で飲みきると、短時間でカパカパ飲んでいるのと変わらなくなります。なのでお水を飲んだり、小休止を入れて飲み進めました。2階から醸造設備を眺めたりしてね...

2階からシードル工房を眺める。

最後の3種類です。アオモリシードル スタンダード(左)はりんごの酸味とりんご由来の独特な風味を感じますが、全体的にみて特徴は控えめの印象です。アオモリシードル ドライ(中)はシードル界のスーパードライ的存在。かなりドライのため、アルコール感も直で感じてしまい少し飲みにくかったです。最後は弘前アポーワイン(右)。一番量が少ないですが、アルコール度数も11%と危険なやつ。黄色い液体を口に含むと、苦味(?)とアルコールを感じました。甘さはなく、こちらもドライです。

有料試飲したアオモリシードル スタンダード(左) 、アオモリシードル ドライ(中)、弘前アポーワイン(右)

一口にシードルといっても、こんなに味が違うのかーと面白くテイスティングを終えました。口の中がりんごりんごしているので、ちょっとお口直ししたい...と思って、八戸前沖鯖のエスカベッシュ(500円)をつまみに一番気に入ったキモリシードルドライ(90ml、300円)と、チェイサーがわりにノンアルコールアップルソーダ(45ml、100円)を注文です。エスカベッシュは柔らかな酸味と鯖の脂がウマかったなぁ。アップルソーダは、糖度の高いりんごそのもの。これ、ウマいです。

ガレット専門レストランで八戸前沖鯖のエスカベッシュ(500円)を買って摘んできた。

ということで、青森「A-FACTORY(エーファクトリー)」でシードルの有料試飲をガッツリ楽しんできました。一言でシードルと言っても、いろんな味があるんです。クラフトビールや日本酒、ワインと同じで、飲み比べがとても楽しかったです。加えて、おつまみも提供してくれるのが嬉しいですね。無料の試飲だと試した後に商品を買わなきゃダメというきになるのですが、有料試飲だとお金を支払っている分、商品を買わなくても堂々としていられる気がします。1階のお土産販売コーナーにはシードルの試飲がありませんでした。なので、2階で好みの銘柄を見つけてから、1階で購入するのがベストな流れですよ!
終わり。

住所:〒038-0012 青森県青森市柳川1丁目4-2

(*・ω・)つ 青森食べ歩き情報もどうぞー♩

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ユッキー@毎日ビール

沖縄在住11年目のグルメブロガー。
沖縄で食べ飲み歩いた店は1000軒超。
ビールと旅が好きで、国内・海外グルメやビアバー情報も綴ってます。
最近の楽しみは、ライブ遠征と母子旅。

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