ちょっと前に四国を訪れた時のお話。今回は貯まっていたマイルでANA国内線特典航空券を利用です。最初は普通席を押さえたものの、搭乗数日前になっても行き帰りの便の搭乗率は50%に満たなそうな状況。もちろんプレミアムクラスにも空席がありました。そこでフライトの2日前に事前アップグレードし、子どもと一緒にANAプレミアムクラスを体験です。ということで、さっそくレポート行ってみよ〜!
もくじ[隠す]
事前アップグレードでANAプレミアムクラスを体験する
ANAプレミアムクラスとは?
ANAプレミアムクラスを利用すると、フライト中・フライトの前後で特別なサービスを受けられます。
プレミアムクラスのサービス
- プレミアムクラス専用カウンターを利用できる
- 手荷物を40kgまで無料で預けられる(通常20kgまで)
- プレミアムクラス専用の保安検査場を利用できる(新千歳・羽田第2・伊丹・福岡)
- ANAラウンジサービスを利用できる(1名まで同行可)
- 機内への搭乗が優先される
- 搭乗中は広いシートで食事・ドリンクが振る舞われる
- 到着後の降機が優先される
- 手荷物を優先的に受け取れる
こちらは2021年6月時点の情報です。最新情報は公式サイトまたは空港カウンターで直接お問い合わせください。
事前アップグレードとは?
このANAプレミアムクラスのサービスを受けるには、予約時にプレミアムクラスの航空券を選択する他、普通席購入後にプレミアムクラスへのアップグレードも可能となっています。この時の条件がいくつかあるので、自分に関係ありそうなものをピックアップしてみました。
事前アップグレードの条件(一部)
- ANAマイレージクラブ会員であること
- 既に普通席を購入済みであること
- 空席がある場合に限り、搭乗の2日前から変更可能
- 複数名で予約の場合、全員がANAマイレージクラブ会員であること
- 複数名で予約の場合、全員のアップグレードが必要
- 変更手続きは出発20分前まで
今回はわたしと子どもの2名分だったので、搭乗の2日前にアップグレードしました。ひとりなら空席次第で直前に変更手続きできそうですが、家族旅行で全員分アップグレードする場合は座席の残数も気にしなければなりません。そもそも料金も気になるかも... 子どもであってもシート代は大人と変わりませんから、前日までの安い料金でのアップグレードがオススメです。
アップグレード料金
メリットの対価として、プレミアムクラスのサービスへの支払いが発生します。料金は全区画一律ではなく、搭乗区間や受付日によって異なるそうです。また、アップグレード料金は
- 事前アップグレード(搭乗2日前〜前日)
- 当日アップグレード(搭乗日当日)
で価格が異なります。今回利用した路線に関係しそうな料金をまとめてみます。
搭乗区画 | 事前料金 | 当日料金 |
那覇〜松山 | 7000円 | 8000円 |
東京〜松山 | 10000円 | 11000円 |
大阪〜松山 | 3000円 | 4000円 |
名古屋〜松山 | 5000円 | 6000円 |
このアップグレードは、予約と同時にクレジットカードまたはアップグレードポイント(ANAプレミアムメンバー限定)での支払いを求められます。なお、これらは2021年6月時点の情報です。最新情報は公式サイトまたは空港カウンターにて直接お問い合わせください。
那覇→松山のANAプレミアムクラス搭乗レポート
那覇空港でANA1884便に乗り込む
保安検査後、搭乗までの時間を那覇空港のANAラウンジで過ごしていた我々。搭乗開始予定時刻の少し前に搭乗ゲートにやってきました。
プレミアムシートだからといって搭乗順が早いわけではありません。密を避けるため後方座席から順に乗り込み、プレミアムシートのわたしはグループ6、つまり最後に乗り込みました。保安検査を通過後登場するまでの間は、ANAラウンジでゆっくり過ごします。この連携はありがたいですね。
ANA1884便のプレミアムクラス
ANA1884便のプレミアムクラスシートはムレや滑りがないよう工夫された、本革素材のシートです。間に仕切りが用意されているのでお隣さんの様子が気にならないのですが、反面、子どもを連れた利用にはやや不便でした。うちの子はまだ何かとフォローが必要な年齢なので、仕切り越しに手助けしなければなりません。これだけがちょいと不便でしたが、それも想定した上でのプレミアムクラス利用なので特になんてことはありません。
むしろ普段のフライトと異なる景色を見せてあげたくて、その点は十分なメリットを感じました。普通席だと窓は1席に1つ当たるかどうかですが、プレミアムクラスだと窓3面は自分のものにできちゃいます。この迫力、このシートでしか味わえない開放感。
足元も広々としています。これだけ広ければ、前の座席を蹴るようなこともなく、周囲に迷惑がかかりません。
わたしが全然気付かなかったパーソナルライトに夢中のお子サマー。子どもってこういうのを発見するのが得意ですねぇ。
サービス&アメニティ
プレミアムクラスの座席に入ると、CAさんが個別にアルコールシートを配布してくれました。小さなゴミ袋も手渡されたので、1時間45分ほどの空の旅で出たゴミをこれに貯めていき、最後に回収してもらいます。
フライト中はこちらのスリッパを利用しました。袋を開けるとミニタイプの靴べらも入っています。サイズ的にも軽さ的にも旅先で利用するのに便利そう。
パナソニック製の高性能ヘッドホンもついています。イヤホンジャックがついた古いiPhoneにゲームアプリを落としていたので、ヘッドホンを挿すとお子サマーが食いつきました。おかげでフライト中はずいぶん静かに。
機内食(昼食)&ドリンク
まずドリンクメニューの提示があり、わたしはサントリー ザ・プレミアムモルツを、お子サマーはアップルジュースをお願いしました。また、今回のフライトは13時台だったのでお昼ごはんの機内食もいただけます。路線や搭乗タイミングによって変わるお品書き、この日の内容はこちら。
やってきた機内食。お食事は全部で493キロカロリーです。
こちらは筍と山菜のご飯。日本の春を感じさせます。
ラインナップは厚焼き玉子、スパムソテー(ツナマヨネーズ)、鶏の塩麹風味南部焼き、穴子の天ぷら、はじかみ、ゴーヤと豚肉のにんにく醤油炒め、炊き合わせ(高野豆腐、山菜醤油漬け、桜麩)、蒟蒻の梅かつお和え、あさりと菜の花の辛子和え、空豆蜜煮です。
沖縄出発便だからでしょうか、ツナマヨを乗せたスパム(ポーク)のソテーが入っています。空の上でも県民食のポーク玉子なのねと笑ってしまいました。
食後、ドリンクをおすすめされたので、コーヒーでホッとひといき。いつものことですがお子サマーの食が遅く、我々の席は茶菓をいただく余裕がありませんでした。
松山空港に到着
機内で腹ごしらえを終え、すぐに松山空港に到着。18年ぶりの愛媛の空気!やや涼しい感じで過ごしやすかったです。
まとめ
ということで那覇空港から愛媛の松山空港まで、980キロメートルほどの移動をANAプレミアムクラスで楽しみました。この日の飛行時間は1時間45分ほど。ベルト着用サインが消えた時間で食事やドリンクを満喫するには、やや短いフライトに感じもしました。となると日本最長航路・那覇〜新千歳でプレミアムクラスを試してみたいなぁ。この日の那覇〜松山便プレミアムクラスは8席でほぼ埋まっていており、CAさんと仲良くお話しされている利用者が多かったです。きっと常連さんなのでしょう。
我が家の4歳児にプレミアムクラスがどう映ったかわかりません。でも、CAさんからいただいたオリジナルおもちゃを大事そうに持ち帰ったので、いい記憶になってるといいなぁ。