函館駅前で立ち飲み・角打ちするなら「瀧澤酒店」一択です!

2017年12月1日

瀧澤酒店の左半分は立ち飲みの角打ちとして営業している。

函館にも角打ち(もっきり)はあるのかな?とググってみたところ、いくつか情報をゲット。そこで一番場所がわかりやすそうなお店に行ってみました。今回お邪魔したのは、函館駅前にある「丸善 瀧澤酒店」。キラリス函館の真裏にある酒屋さんです。お店の入り口が2つあるのがわかるでしょうか。

函館駅前の「丸善瀧澤酒店」は朝10時から営業している。

右側の入り口に入ると、瓶ビールのケースやビール樽、ボトルがズラッと並んでいます。こちらは滝澤商店の酒屋コーナーです。飲食店向けなのかなとも思いますが、お店奥には冷蔵庫もあって、小売も可能っぽいことがわかります。

瀧澤酒店の右半分は酒屋だ。

左側の入り口に入ると、カウンターを取り囲んでお酒を求めるお客さんでビッシリ。滝澤商店の店内は中が2つに分かれていて、左側は角打ちスペースになっています。滝澤商店は10時開店のお店で、朝から角打ちできます。我々が17時にお店に到着した時はお客さんが3〜4人だったのに、18時ともなると近所のおっちゃんたちでギューギュー。安く飲めるから人気なんでしょうね。

瀧澤酒店の左半分は立ち飲みの角打ちとして営業している。

さて、カウンターに入り、我々も角打ちスタートです。このお店ではビール、ハイボール、ホッピー、ウイスキー、焼酎、サワーなどを飲むことができます。わたしは、いつものようにビールからスタート。瓶に惹かれてサッポロラガー(大瓶、420円)です。安い!

まずはサッポロラガー(大瓶、420円)からスタート。

こちらは滝澤商店のメニュー表です。おつまみは基本的に簡単なものが多いですが、意外にも種類が豊富。揚げ物、焼き物、刺身、漬物、麺類などなど、どれもいい酒の肴になるものばかり。素敵なチョイスです。お会計は最後にまとめてではなく、注文した商品と引き換えにその場で支払うキャッシュオン方式でした。

瀧澤酒店の角打ちメニュー。酒もつまみも安い。

最初に注文したのは、らっきょう(200円)。お皿いっぱいに盛られてやってきました。甘酢漬けのらっきょうって、大人になってから好きになりました。ザクザク食感も楽しいし、いいおつまみになるんです。

らっきょう(200円)は、お皿いっぱいに乗せられてきた。

こちらは軟骨しおから(150円)。函館っ子におなじみの塩辛は、最高のアテ。独特な磯の香りと塩気、軟骨のコリッとした感じもたまりません。ちょびちょび食べながら、ビールを流し込みます。日本酒との相性も良いですが、まだ宵の口にもならないため、大瓶ビールのまま様子を見ました。

さすがは函館!軟骨しおから(150円)がめちゃくちゃウマい。

角打ちで食べるおつまみというと、缶詰のイメージが強いです。滝澤商店にも缶詰はあって、お店の方に言うと出してもらえるようでした。袋に入った乾物系も吊るされてたり、バターピーナツや柿ビーを小分けで出してもらえたり。おつまみをそんなに食べない飲兵衛なら、こっちの缶詰めや乾物系がいいかもしれません。

瀧澤酒店は角打ちなので、缶詰のつまみも多い。

注文していた生身欠(300円)が焼きあがりました。脂がジュワジュワとしていて、食べるのが楽しみになります。ニシンは骨がうるさい魚なので好みは分かれそうですが、醤油をたらりと垂らしていただくと、本当においしいです。それが300円でいただけるなんて!

脂の乗った生身欠(300円)は醤油を垂らすと極上のアテになる。

お店のおばちゃんが食べやすいようにと、生身欠を一口サイズにカットしてくれました。調理バサミではなく、工作に使いそうな普通のハサミというところに、港町のワイルドさが溢れ出ています。

おばちゃんが食べやすいように生身欠を切ってくれた。

最後はホッピーの黒でシメました。ホッピーを飲むには、ホッピーの外(白・黒ともに170円)と、中と呼ばれる焼酎を同時に注文します。この中が色々あって。基本的にはサッポロソフトを皆さん注文されるそうですが、アルコール度数は20度と25度が選べたり、焼酎の量もワンカップかグラスかを選ぶことができました。またいいちこで割ることもできて、20度または25度を選べるそうです。わたしはホッピーの黒と、サッポロソフトの20度をグラスで注文。8タンになみなみと入れられた焼酎を角ハイグラスに入れ、氷なしで割って飲みました。酔う!

ホッピー(黒)の外は170円、中はサッポロソフト(20度、グラスで210円)だった。

ということで、函館の「丸善 瀧澤酒店」で立ち飲みスタイルの角打ちをしてきました。早めの時間には旅行客と思しき子連れの女性もいて、結構カジュアルなのね、って思ったんです。JR函館駅からも歩いてすぐですし、立地的にもよいので観光客も多いのかな〜なんて。でも、18時を過ぎた頃には近所のおっちゃんたちでごった返す地元感のある飲み屋さんに変貌を遂げるんですね。

後日、おかんに滝澤商店で角打ちした話をしたところ「角打ちではなく”もっきり”なら知ってる」と言われました。ああそうか、函館では角打ちではなくもっきりと呼ぶんだ!地域によって呼び方は異なれど、酒屋さんで安くおいしく飲めるのは日本全国共通なのだなぁ。
終わり。

住所:〒040-0063 北海道函館市若松町19-7

(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩

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ユッキー@毎日ビール

グルメブログ歴12年、沖縄移住10年。沖縄定番グルメからローカル店まで食べ歩き情報を綴ってます。国内外のビアバーめぐりに、旅・遊びの情報も。クラフトビール歴は16年、ホップの効いたビールが好き。

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