コロナウイルスの影響で、県内はもちろん、県外へのライブ遠征も避けている毎日です。これにより2020年に五十路を迎えるAnchangバースデーライブは延期からの中止。この状況で中止は致し方ない、それでも中止はガックリ... と思っていたところに配信ライブの告知がありました。そりゃー配信ライブのチケット即買いますわ!ということで、2020年7月11日に行われたSEX MACHINEGUNS「配信メタル!ANCHANGバースデーリベンジ!」のレポート、さっそく行ってみよ〜。
配信メタル!ANCHANGバースデーリベンジ!の配信ライブレポート
備忘録
まずは、書き残しておきたいことを。
そもそも今回の配信ライブは、2020年4月28日に予定されていたSEX MACHINEGUNSワンマンの振替ライブが7月11日に変更となり、さらにはそのライブが中止になった上で同じハコ(柏PALOOZA)でFC限定および配信ライブとなった、という経緯があります。会場に観客を入れるライブは4ヶ月ぶりだったんじゃないかなぁ。公式サイトに確証得られるライブ履歴情報が探せなくてちょっとわからないのだけれども。
2020年4月28日に予定されていたワンマンライブはAnchangの50歳バースデーライブとファンには特別なもの。それを発券したら整理番号が早くてめっちゃ興奮したわけです。柏PALOOZAでこんな整理番号初めてじゃないかなぁ。だからライブが延期・中止になりとても残念でした。
この幻のチケット、ライブが中止になったことを受け払い戻しを予定していました。その後、教えてもらったり調べたりで、公演中止でも払い戻ししなければ主催者にお金が入る仕組みとわかりました。今回のライブ主催はSMG(バンド運営会社)だったので払い戻しはしていません。コロナ期の地方組ファンができることってこれぐらいだし、それに払い戻せば幻のチケットはローソンチケットに回収されちゃうもんねー。
> チケット代を払い戻さなければ、チケット代が主催者に渡ることは間違いありませんが、主催者の元にお金が渡るのにはどうしても多少のタイムラグが生じます。
かと言ってグッズもないしなぁ…
ということで払い戻しせずにします!関係各位のお姉様へ。 https://t.co/BRBL4BKwDY— ユッキー@毎日ビール|WEBマーケターなブロガー (@yukipod) July 10, 2020
配信ライブの参戦準備
配信メタル!ANCHANGバースデーリベンジ!の視聴券は3000円、7月11日18時開場、18時半スタートでした。開場といってもライブハウスへ遠征するわけではありません。自宅でイープラにログインし、所定URLにアクセスするだけです。家にいるのに2時間前からソワソワし、着替えちゃったりして。生地が分厚いからライブハウスでは避けるけれど、クーラーのきいた家なので珍しくユニフォームを着ました。ご主人サマーは白い目で見ていたと思うけれど気にしない。笑
わたしの視聴環境
在宅ワークと同じようにリビングでPCを開き、オーディオテクニカのイヤホンを差して視聴しました。回線が止まることもあったけれど、配信ライブだしこんなもんじゃないかなと思います。途中、こどもにも見せてみました。18時半スタートということは家族の食事の時間とだだ被りなので、時にこどもが「あーんして」と甘えてくることもあるわけです。なので食べやすさ重視のカレーを用意し、膝に乗っけて一緒に観戦。ライブには水分補給が大事なのでカーチャンはビールです。
で、ライブを見ながら「カーチャンはAnchangが好きなのー」と50回くらい伝えてみたんです。最初こそ「ぼくもあんちゃんすき!」と返してくれていたお子サマーですが、途中から無反応になりました。おーい、ヘビメタはダメなのかーい!笑
会場の様子
配信ライブの当日、PALOOZAではソーシャルディスタンスを保った形で動員したそうです。PALOOZAのキャパはスタンディングで450〜500人、着席時180人とされていますが、今回は50名のみだったそうです。いつもギューギューのPALOOZAに50人しかいないとは... 会場に足を運んだ方のツイートから、客席の様子を伺えます。
昨日は、マシンガンズのライブてしたヽ(=´▽`=)ノ
何ヶ月ぶり??
ソーシャルディスタンスで、隙間が空いた感じで椅子が並べられていました(^o^;
もちろん始まりは、‘’みかんのうた‘’、曲が終わると声も出さずに拍手
何とも異様な光景ですが仕方ない
それでもヘドバンは出来ましたが首死
pic.twitter.com/IlwGIPn64i
— ヒロリン
(@hirorin0130) July 11, 2020
今回入場できたのはファンクラブ会員だけ。入場時にはマスク着用・手指のアルコール消毒、対応チェックなどを行うと事前通知がありました。バンドオリジナルのマスクが付いてチケット代は6000円。彼らにしてはちょっとお高めかも。でも自分が行ける環境だったら払ってたろうなぁ。
セットリスト
2020年7月11日に行われた、SEX MACHINEGUNSの配信ライブ「配信メタル!ANCHANGバースデーリベンジ!」のセットリストです。配信ライブであること、そして久しぶりのライブでもあるためか、曲間のMCが長く本編の曲数は少なめに思いました。18時半スタート、21時45分くらいに終わりです。
入場
0.Overture
本編
1.みかんのうた
2.ファミレス・ボンバー
3.森のくまさん
4.TEKKEN II
5.HEAVY METAL THUNDER
6.S.H.R
7.犬の生活
8.NOサーモン
9.みどりのおばちゃん
10.バイキンの逆襲
11.愛人28
12.BURN
13.桜島
14.GERMAN POWER
アンコール1
15.JAPAN
16.プライド
アンコール2
17.SEX MACHINEGUN
配信ライブの感想
入場曲が違う
いつものように走り込んでくるのかなと思ったら、そもそもかかってる曲が違う。2014年発売のLOVE GAMESに収録されているインストゥルメンタル曲Overtureじゃないですか。これはアレですか、配信ライブということで大人の事情で買えたの?それとも最近この曲なの?メンバーがステージに上がり、準備が整って客席に振り返ってジャジャーン!とライブ開始したものの、いつものInvitationまたはIntroductionじゃないから、のっけから気になって気になって。
Anchangは「したくない」って言うけれど...
少し前にザ☆メンテナンスの配信ライブも行っていましたが(あっちのライブレポ、すっかり書き漏れたわ)、Anchangは「配信とかできればしたくない」って言うんですよ。その理由は聞いていないので推測はやめておき、嫌いという言葉だけを単純に聞き入れるようにしています。嫌いなのね、うんうん。でもさー世の中はコロナなわけですよ。加えて、わたしのように日本の南端在住の地方組には、インターネットの仕組みを使って配信してもらえるのって、とってもありがたいことなんですよ。そんなの知った上で配信したくないって言ってるんでしょうけれど、ならばこちらも言わせていただきますよ、配信ライブとてもよかった!ほんとありがとう!
配信ライブでもマシンガンズはマシンガンズだった。
マシンガンズの生配信ライブは初めてのこと。開始するまではDVDを見るような感じかな〜と思ったけど、全然そうではなかった。画面の向こう側で生音出しているメンバーがいることを意識してたし、Anchangの第一声「かーしわーーー!」にシビれて悲鳴が出たし、MacBook Airから流れる音は意外と迫力も感じて、どこで見てもマシンガンズはマシンガンズだなーって。時々画面が固まるもののそれは配信ライブの特性でしょうし、それにライブ終了後3日間はアーカイブが見れるから多少止まっても許容範囲だなって思いました。
歓声ではなく拍手
メンバーがステージに立つといつもは黄色い歓声が飛び交うんですが、今回は拍手で迎え入れたり反応してて。どうも声を出してはいけないルールだったようで、黄色い歓声はないしヘビーメタルシャウトも自粛だし。これに関しては違和感あますよね。仕方ないのも理解していますが、マシンガンズは腕を上げてオイオイ言うのが楽しかったりするわけで。Anchangも「ロックバンドが演奏終わって拍手もらうくらい、悲しいことはないよね」って言ってたなぁ。演奏側も客側も100%楽しむにはまだまだ先が長そうですね。コロナ許すまじ!
カメラワーク、とても頑張ってたと思う
固定カメラが3台(SHINGO☆・SUSSY・客席後方)と、ステージ前にハンディが1台の合計4台で回していたように思います。ハンディはギターソロの手元アップや、ギターソロ、ツインギター、そしてフロント3名の並びをうまく捉えていたし、ギターソロの後ろにも他メンバーを写すなど、ファンの心を掴むフレームワークに思いました。ドラム近くに固定カメラがないのは、ステージ上を動き回るマシンガンズだからなのかなぁ。この日のサポートドラム・トーマスがほとんど寄りで映らなかったのは残念でした。ま、機材の問題もあるでしょうし、全部網羅ってのは難しいよね。仕方ない。
ツーブロックは伸ばさないのか
Anchangのツーブロック。悪くないよ!悪くないけどさー... 横の毛、もう伸ばさないのかなぁ。SUSSYと比べると、ヘドバンでなびく毛が少なくて、横の毛が欲しくなるんですよね。今のままでも十分かっこいいけど、横の毛があったらもっともっとカッコイイはずよー。そもそも横の毛をバリカンするの、大変でしょ!伸ばそう伸ばそう。白髪染めが必要なら贈りますって。てか、ゴマ塩ヘアーでもいいじゃない。年齢的にも真っ黒は難しいよね。とりあえず毛量優先で!
おもしろトークが多かった
マニアックなファン向けのトークが多かったです。各メンバーの幼少期のトークや音楽を始めたきっかけ、初めての彼女など、ほのぼのと聞けて面白かったです。すね毛の彼女の話から「森のくまさん すね毛と出逢うー」に替え歌したり、くじ引きで外したのに「やったぞー!」で花園に出場したり。あと、Anchangはラグビー膝で変な座り方をすると右膝で抜ける、抜けたら痛いから自分で入れる、最近痛い、とのこと。全般的に普段のライブでは聞けない話ばかりで、マニアックなお客さんのわたし的にはお得感がありました。狙いバッチリですわ、さすが!
セットリストも良かったと思う
関東に住んでいる頃は「いつも似たり寄ったりなセットリストでさー」なんつって話したものですが、いざ自分が地方客になると考えは大きく変わるもので。しょっちゅう見に行けるわけじゃないのでお決まり曲が恋しくなるものなのですよ。これはAnchangもよく言う話ですね。なのでど定番があり、サブ定番が入れ替わりで入って、めっちゃレア曲があるという、その組み合わせがいい感じにミックスしていたように思います。初披露のNOサーモンはAnchangのサラリマン時代の実話が元になっているとかで面白かったなー。フレッシュランチっていつも鮭が入ってるらしいよ!
バンド関係者のSNSを集める
SHINGO☆がファミレスボンバーで「誕生日ケーキがウンヌン」言ってたけど、ほんとに用意してたんだね!2か月半遅れのAnchangバースデーケーキ!
ほら、SHINGO☆も配信ライブも悪くないって言ってるでしょ!遠方の私にはメリットが多いです。
配信メタル!ANCHANGバースデーリベンジライブ終了しました〜!
4ヶ月ぶりのライブは緊張と楽しさがミックスジューチュ!
とても楽しかったですね!ANCHANGもバースデーお祝い喜んでました!
皆様ありがとうございました!
録画確認しましたがメタルも配信ライブ悪くないですね〜!写真@Litchi_LP pic.twitter.com/rmWsJhZ9cj
— SHINGO☆ シンゴスター しんごすたー 玉木慎吾 (@shingo_tamaki) July 11, 2020
SUSSYさんもお疲れ様でしたー!コロナ太りの3kgは減るんでしょうか。「ダイエットは明日から」って毎日思うかな。
昨日の柏パルーザ無事終了!
4ヶ月ぶりのマシンガンズは楽しかったですねー。でも、首も喉も身体も痛いです!人数限定&配信ライブでしたが楽しんでもらえましたかー?
今日は渋谷で2公演。頑張ります&楽しみます。 pic.twitter.com/36bz9E5p70— SUSSY (@sussy_guitar) July 12, 2020
カメラマンのLitchi(らいち)さんがハコ入りしてたと知ったのは、ライブが終わった後でした。この方とは不思議と被ることが多く、バンドもそうだし、道産子だし、Beer Cellar Sapporo(ビアセラーサッポロ)とも縁があるそうで、いつかどこかでお話してみたいですね。
その場にいたみんな。行きたかったけどやむなく行くことが出来なかったみんな。そこにいたおれが撮った写真を通して、バンドの熱を少しでも届けられたら本望です。
SEX MACHINEGUNS(@smgfire)#柏PALOOZA
@Litchi_LP pic.twitter.com/QQ3NLimVMA
— Litchi(らいち) (@Litchi_LP) July 11, 2020
で、このLitchi(らいち)さん。めちゃくちゃいい絵を撮る。これ、めっちゃ好きなショット。アンコール2 SEX MACHINEGUNSのギターソロんところじゃないかなって思ってます。このシーンはこういう顔で頭回すプレイだよね。めちゃくちゃいい、大好き。観賞用に保存させていただきました。
ANCHANGバースデーリベンジ at 柏PALOOZA
Anchang(@SMG_ANCHANG)
@Litchi_LP pic.twitter.com/OpZNSggIaH
— Litchi(らいち) (@Litchi_LP) July 11, 2020
みんなの表情サイコー!ちょこちょこ上げるって言ってるので、引き続きチェケラします!
先日のAnchangバースデーリベンジ at 柏PALOOZAの写真仕上げましたー
ちょこちょこあげさせていただきます
SEX MACHINEGUNS(@smgfire)#sexmachineguns#heavymetal pic.twitter.com/egDqtVzdFn— Litchi(らいち) (@Litchi_LP) July 13, 2020
ふああああーーーーーかっちょーーー!!!
Anchangバースデーリベンジ at 柏PALOOZA
カメラ的な話ですが、あんまりブレさせたくないマンなんでシャッタースピードは1/500辺りで撮影しておりました
SEX MACHINEGUNS(@smgfire)
@Litchi_LP pic.twitter.com/EjNTniGAw3
— Litchi(らいち) (@Litchi_LP) July 14, 2020
まとめ
ということで、2020年7月11日に柏PALOOZAで行われた配信ライブ「配信メタル!ANCHANGバースデーリベンジ!」の視聴レポートでした。コロナに加え現在左の踵骨をバッキバキに骨折しております故、どっちみちライブ遠征は難しかったと思うんです。鎖骨骨折の時は行ったけれど足は無理だ、歩けないもの。でも配信ライブだから家から移動もないし、自粛モードのまま感染の心配もなくライブ参戦できました。いやなのにやってくれてありがとう。感謝してるマシンガーめっちゃいっぱいいると思うよ!
もちろん、ライブ会場にしかない空気感や音圧、一体感などもあると思います。とはいえこの先ウィズコロナの新しい生活様式をするにあたり本格導入が必要になるかもしれないですし、そう考えると今は転換期とか過渡期なのかもしれません。移動が制限されるので地方マシンガーにも優しいシステムだと思ってます。
その中で色々と考えることも必要でしょう。アーティストの利を守る方法であるとか、単価の問題であるとか、配信システムもよりスムーズで支障の少ないやり方見つかるかもしれません。視聴者側も5G環境や回線の太さみたいなものを用意する時代になるでしょう。いずれにしてもウィズコロナ時代のエンターテイメントは、今回のライブ配信のような形がひとつの方法として継続していくだろうと考えられます。
20年近く見ているSEX MACHINEGUNSは、どちらかというとコンサバな印象を持っています。が、SHINGO☆がデジタル方面に攻めの姿勢をとっているので、彼がうまくリードしてくれればいいなぁと南の島から願っております。SHINGO☆応援してる!
終わり。