ビールの本場・ドイツ&チェコへ行くために、沖縄→上海PVG→上海SHA→北京→ドイツと乗り換えをせねばならなかった、わたしのひとり旅。巨大な北京首都国際空港第3ターミナルを、偶然出会ったルイスさんに案内してもらった編。
上海虹橋国際空港で助けてもらったルイスさんのご自宅で30分ほど休憩させてもらい、再度、北京首都国際空港へ戻った我々。わたしは北京→フランクフルトへ、ルイスさんは北京→ウランバートルへとフライトします。
ルイスさんは出国直前だというのに、中国国際航空のカウンターへ行き、通常より早く搭乗チケットを手配できるよう交渉してくれました。彼は、英語も中国語も話せないわたしをこの巨大な北京首都国際空港へ放流したら、また大変な目に合うと心配したのでしょう。ルイスさんはわたしがスムーズに出発できるよう、何もかも全てを手配してくれたのです。世の中にこんなに親切な人がいるものか、と心の底から感謝しています。
北京首都国際空港は巨大過ぎるので、ターミナル内の移動は無人電車を利用します。この電車、日中は3分置きに来るようで、待ち時間も短め。目的地さえ間違わなければ、ストレスなく移動できますね。ルイスさんもわたしもEゲートからの出発だったので、一緒の方向へ向かいます。
無人電車を降りると出国手続きがありました。ルイスさんの交渉のおかげでチケット手配も出国手続きも、どちらもスムーズに進むことができました。そんなことってあるんだ、という見知らぬ世界… 詳細は割愛しますが、思いもよらなぬことがいくつも連鎖して、驚くばかりです。この後、セキュリティチェックも問題なく済ませ、ルイスさんと搭乗ゲート付近のお土産コーナーへ。
北京首都国際空港は巨大な空港。なので、必ずマップやインフォメーションで出発ゲートや目的のお店を確認してから移動しましょう。羽田や成田のサイズ感で考えてはダメです。香港国際空港も大きかったけれど、北京首都国際空港はそれ以上のサイズなので注意が必要です。
ルイスさんは朝9時台、わたしは昼13時台のフライトです。ルイスさんのはからいで連れて行ってもらえたラウンジで朝食をとり、食べてすぐにルイスさんは出発していきました。このあたりはまた別途。これだけ大きな空港をウロウロするのは諦め、わたしは12時半頃までラウンジに滞在。ラウンジのフリーWi-Fiを利用し、先にフランクフルトに到着したご主人サマーと連絡を取る事ができました。こちらの状況を把握してもらえたので、これで安心して出発する事ができました。
ボーディング開始まで残り30分。この日の出発ゲートE61を探します。インフォメーションで教えて貰った方向へ向かいますが、とにかく遠い。
どこまで歩くのか… 10分以上は歩いたと思います。歩く歩道があったのに、運転中止していて使えず、ずーっと歩いて向かいました。ちょいと汗ばむ程度の、いい運動です。
北京首都国際空港で面白いなぁと思ったのは、給水所がいくつもあること。彼らは手持ちのタンブラーに水を補給しているのです。ペットボトルの水を購入するのではなく、タンブラーに水を入れて持ち歩くのは合理的だと思いました。外から空港内には水は持ち込めません。外で買っても、セキュリティで没収されてしまうし、空のタンブラーを持ち歩いて、都度給水するのが合理的なのでしょう。
そんなこんなしているうちに、出発ゲートの近くまでやっと来ることができました。
搭乗ゲートE61は、ボーディングブリッジではありませんでした。ここからバス移動で搭乗予定の機体へ向かうようです。搭乗ゲートE61周辺にはイスや充電可能なコンセントも用意されていました。が、搭乗客に対しての数が少なく、イスに座って待てるお客さんは20人いたかどうか。多くのお客さんが立って待っていました。また搭乗ゲートE61付近にはショップや自動販売機がないので、飲食物を購入したい人は、セキュリティチェックを出てすぐあるショップ周辺で購入することをオススメします。
ということで、北京首都国際空港T3ターミナルについてまとめてみました。今回の記事はわたしが使った出発フロアや搭乗ゲート周辺のお話。北京首都国際空港は巨大すぎるので、すべてを網羅することはできていません。おそらく搭乗ゲートによって環境やショップなどが異なるでしょうから、参考程度に読んでもらえると嬉しいです。
上海から北京まで私の面倒をみてくださったルイスさんがいなければ、この巨大空港でも迷いまくり、どうしようもないオチになっていたろうことは、誰もが想像できると思います。わたしがこうして記事を書けるのは、ルイスさんのおかげです。もう何度頭を下げたかわからないくらい、彼には感謝してもしきれません。旅の始まりに躓き、そこで出会ったルイスさん。とても深く心に刺さりました。いつか彼に会うため、北京へ行きたいと考えています。
終わり。
住所:北京市朝陽区首都機場
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