最初に書きますが、今日はとっても個人的な意見ですっごくワガママな内容です。
2013年12月にオープンしたばかりの五反田「CRAFTSMAN(クラフトマン)」に行ってきたのですが、その時に思ったことを徒然なるままに。
この日のタップリストには、アイアン・メイデンのトゥルーパーエールが!スモールサイズでオーダーしました。ちなみにクラフトマンには31種類ほどタップがあるようで、スモールサイズは550円、ラージは850円です。
さてアイアン・メイデンのトゥルーパーは度数4.7%と軽いのですが、出されたビールをそのまま飲むと、とてもアルコールを感じました。ビールそのものの状態なのか、注ぎ方なのか、繋げ方なのか、そのへんはプロじゃないのでよくわかりません。アルコール感を弱めるため、グラスをぐるぐる回して元々あまり強くないガスを更に飛ばして飲みました。イギリスのビールだしね、ゆる~く飲んでもいいでしょう。
トゥルーパーを飲んでいると、お通しが出てきました。クラフトマンのお通しは、牛タンのおでんです。一口サイズだけど、牛だけに旨味がギュ~ッと詰まった感じ。柔らかくておいしい!
2杯目は何を飲もうかとビールのメニューを見ながら少し悩みました。この日のタップは国内のクラフトビール8割、輸入ビールが2割といったところでしょうか。どのビールにしようか悩んだ時は、やっぱりこれ。バラストポイント スカルピンIPA、ラージサイズで。
あれっ?苦くない。スカルピンってIBU高いよね?そして泡3:液体7の比率… ああ、このお店では、全てのビールに対して同じ注ぎ方なんだなぁ。グラスを見た瞬間、違和感を感じて、そしてIPAなのに苦みも何でか飛んでて、正直テンションが下がっちゃいました。同時に、わたしはビールおたくだということを再認識したのです。
例えば、お店の人と会話するのってビールの知識も深まるし、液体を味わう以外の部分でも楽しめます。だからクラフトビール提供側の方には、それ相応のビール知識を持ってほしいと思うんです。
ビールは横一列で機械的にサービングするんじゃなく、ピルスナーにはこの注ぎ方、ヴァイツェンはこれ、スタウトはこう、アメリカンIPAはこれ・・・っていう感じで、ビールがいきる注ぎ方やグラスを用意したり温度も調整したり、っていうのをやって欲しい。ビールのスタイルごとに、提供側のこだわりも含めて、違いを楽しみたいんですよ、ビールおたくですから。ビールのメニュー表を、ビアスタイルごとに分けているのであれば、注ぎ方だってそれぞれに合わせて変えて欲しいなぁ。
きっと、こんなこと書いてるわたしは一般層ではないし、面倒なこと言ってるだろうなぁ。フツーの人は単純にビールをおいしく飲んで酔っぱらって終わりだけど、わたしゃーフツーじゃなくてビールおたくだから、変なコダワリを持ってるのでしょう。
ちなみに、お連れ様のWEBマスターがタップリストを見ながら「ブラックビールのコーナーに伊勢角のネーブルブラウンがあるから、頼んでみよう!」ということで注文したのですが… ブラックビールのところにサンクトや大山Gのスタウト、スワンレイクポーターがあるのは十分理解できるんですけど、ネーブルブラウン?! うーん… ビールおたくじゃないWEBマスターも、一口飲んで「これ、ブラックなのか?」と不思議がってました。どちらかというとエールの区分だと思うのですが、それはわたしのシロウト意見だし、かといって色だけで振り分けてるとしたら、それはそれでまた違うと思うんですよね。ビールに疎い人がメニューを見たら、伊勢角ネーブルブラウン=ブラックビールって覚えちゃうんじゃないのかなぁ、そりゃ誤った知識になっちゃうよなぁ、って。
脱線がだいぶ長くなってしまったので、戻しましょう。
クラフトマンではフードもいただきました。こちらは「下仁田ねぎのグリル(600円)」。スパイシーな香りがとても食欲をそそります!下仁田ねぎって全部食べられるのね、知らなかったです。うまかった。
「はい!カラアゲッ!(550円)」は、桝に入って登場します。お肉は3ピースで、1つ1つが結構大きめにカットされて、食べごたえがありました。
ということで、五反田の新店「クラフトマン」に行ってきました。五反田勤務のクラフトビアファンとしては、楽しみにしていた新店です。でも、何かと不完全燃焼で。とっつきやすい価格帯なのは、とても魅力です。ライト層の拡大・取り込みにはとてもいいと思います。そうやってクラフトビアファンが増えていくことで関心も高まり続けるし、クラフトビールの売上も増えてくだろうし、結果として業界全体に厚みが出るだろうな~とぼんやり考えています。その反面、キャッチーであるが故にわたしのようなビールおたくの頭には「?」が浮かぶこともあり得ると思うんです。この日は2杯でお会計し、モヤっと感を解消すべく、別のお店で飲み直しちゃいました。
大手のピルスナーとは一線を引いているクラフトビールにはこだわりを持っててほしいんですよね。クラフトビールは普通のビールより趣向性が強いものだから、出来る限りビールの提供方法にこだわって欲しい。じゃなきゃ、東五反田のぼたんに行って160円のビールを飲めばいいじゃない。格安ビールとは一線を画するビールという点にこだわってほしいと、そんな風に思ってしまいました。
終わり。
住所:〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目18-3
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