GWヨーロッパ旅のために、沖縄→上海→上海→北京→ドイツと乗り換えをせねばならなかった、わたしのひとり旅・序章編。
沖縄から上海浦東国際空港に着陸した我々。ご主人サマーはこの浦東国際空港からドイツへ出発ですが、わたしは上海虹橋国際空港から北京を経由してドイツに向かいます。そもそも、どーして経由地が違うのか… まあ、そんなこと言っても仕方がないので、とりあえず先に進みます。
到着機から降りて、イミグレーションを目指します。初めまして、中国大陸！
上海浦東国際空港の到着階は、高い天井と大きな窓から差し込む光が眩しかったです。タイもそうだったけど、外国の国際空港って、こういう施設の大きさや規模感を感じる作りになっていることが多いようです。ちなみに今回降り立った浦東国際空港は、東京でいうところの成田の立ち位置。郊外にあり、国際線がメインだそうです。乗り換えで使う虹橋国際空港は、都市部にあり国内線もある羽田のような感じだそうです。
さあ、どんどん進みます。ご主人サマーはスタスタ行ってしまうけど、いろいろ空港内を見渡したいなぁ。
欧米人が2人くらい、なかなかイミグレを通れずもたついて後続者を不安に陥らせていましたが、我々はイミグレーションを難なく通過。中国語で話しかけられることもなかったです。
さあ、到着ロビーへ。まるでテレ東「Youは何しに日本へ？」的な感じ。そしてこの時点で思いました、中国めちゃんこ人が多い！ごちゃついてます。
上海で途中下車して遊びに行くご主人サマー、1万円ほどを中国人民元に換金。ご主人サマー曰く「空港だし、クレジットカード使えるでしょ」ってことで、調べてみた結果、自分のクレカは中国でも使えるってわかったので、わたしは換金せず。滞在時間短いしね。でも、エクスチェンジしておかなかったことが、後々響いてくるのです…
国際センターミナル恒例、SIMカード屋さんもありました。でも浦東国際空港にも虹橋国際空港にも数時間滞在でしかないわたし。ご主人サマーもわたしも空港のフリーWi-Fiを使えばいいかーなんて思っていたので、わたしはSIMを借りませんでした。しかし、「SIMカード欲しい！」と何度も思うハメになりますが、それはもう少し後のこと。
浦東国際空港にはファミリーマートが何店舗も出ていました。というか、他のコンビニチェーンは見かけず。
ご主人サマーが荷物をクロークに預けている合間に、ちらっと見てみました。中国っぽいものもあれば、日本メーカーの商品も。ラベルだけで何かわかるって、ほんとに凄いなぁと思いました。リポDはどこに行ってもリポDですね。デザインパクリじゃなければいいけれど。
ご主人サマーの準備が一通り整ったので、浦東国際空港から虹橋国際空港へ向かいます。浦東国際空港からのリムジンバスは8種類あるようですが、虹橋国際空港の第2ターミナル（国内線）を利用するわたしは、1番のバスを利用しました。
バスターミナルにはこんなインフォメーション的な場所があります。ここでバスチケットを購入すると思い、中のスタッフに声をかけてみたのですが、チャイニーズでペラりつつバスの方向を指差したので、支払いはバス！って説明を受けた模様。
そんなこんなでバス乗り場へ。この感じ、日本国内の空港バスターミナルと同じですね。
浦東国際空港から虹橋国際空港へのリムジンバスは15分間隔。次のバスが来るまで、しばし待ちます。
バスが到着すると、お腹部分の扉が開きました。運転手さんが何やら大きな声でドヤしています。中国語なので何を言っているのか全くわかりませんが、何となく怖い… それをご主人サマーに伝えると「あんたはコミュ症だからそう思うだけで、あれは普通」とのこと。中国語って語気が強いし、自己主張が強いので、ニコリともしないとちょい怖い感じに見えちゃうんですよねぇ。
気を取り直してリムジンバス内へ。この時点で支払いはまだです。降りる時に支払うのかなーなんて思っていたところ…
17:15頃、別のターミナルへ向けて出発しました。真ん中の道路を隔てて、ターミナルが別にあるという、とてつもなく広い上海浦東国際空港です。
もう1つのターミナルへ立ち寄ると、料金徴収のお姉さまがやってきました。料金は1人30元、日本円で片道450円くらいでしょうか。中国の物価がイマイチわかってませんが、60kmほど移動するにしては安いなぁという印象です。
支払うとこんなチケットをもらいます。これは領収書的なものなのかな、帰りに見せたり回収したりってことはありませんでした。
そんな感じで、上海郊外から市街地へと進んでいきます。高速道路のような道路をずっと走って向かいました。都市部に近づくにつれ、建物が少しずつ変わっていきます。
このあたりで気づいた上海の空模様。スモッグのような霞み方です。中国といえば大気汚染やPM2.5を思い出すのですが、そういうものなのかな…
都心部に近づくにつれ、車の台数が増えていきます。予想していなかった渋滞に巻き込まれました。Googleマップの到着予想時刻から大幅に遅れています。このあたりで18:00過ぎ。予定では到着してもおかしくない時間です。中国の帰宅ラッシュ時間なのでしょうか、バスの走る速度がノロノロで、運転手がクラクションを鳴らしまくっても、遅く…
やっと上海虹橋国際空港に到着したのは、18:40頃。乗車時間は、1時間25分かかりました。16時頃に浦東に着き、虹橋から20時頃に出発の予定なので、トランジット時間は4時間あったけど、チェックインまでギリギリ。時間がない中、国際線で良かった。
バスはまず国内線ターミナルで停車。我々はここで降車です。
虹橋国際空港に入ると、広い… チェックイン時間が気になるので、逆サイドにある登場予定の中国国際空港カウンターまで小走りで向かいます。
こちらは無事にチェックインできたわたし。ご主人サマーが「カメラ貸しな。写真撮ってあげるよ」と言ったのですが、写真がテキトー過ぎやしませんか…
チェックイン時に中国国際空港スタッフから「Next to well？」と言われたことをご主人サマーに言いました。next toが何を意味するのかわからず「ジャーマニー？」というと、中国国際空港スタッフは「は？」みたいな顔。彼は小首を傾げ、会話を諦めました。「Next to well？」って何？とご主人サマーに聞くと、
「HOOTERS行く地下鉄が遠いんだよ！」
と、わたしにかまってられない様子…
わたしが上海→北京→ドイツと移動する間、ご主人サマーは上海→上海HOOTERS→ドイツと移動するんだって。そのために別ルートのチケットを取ったんじゃないか？と改めて気が付きました。めっちゃニッコニコで手を振ると…
これから始まる海外での単独行動で、わたしは過去にないくらい不安なのに、自分のことで頭がいっぱいな40歳のおじさんは、この後、カメラも追いつけないほどの猛烈ダッシュで地下鉄まで走って消えました… この数時間後に知り合う方から「そんなのありえない」と言われたので、うちのご主人サマーはやっぱり偏った人なんだなぁ。
ダッシュして上海フーターズへ向かったご主人サマーの記事はこちら。
>>上海のHOOTERSはブランドビルの中にあった！
ということで、上海にある2つの空港をリムジンバスで移動してみました。東浦国際空港と虹橋国際空港の間をつなぐ交通手段はリムジンバスの他に地下鉄やタクシーがあるみたい。リムジンバスのメリットは、料金の安さと乗り換えがないこと。デメリットは予期せぬ交通渋滞に巻き込まれることでしょうか。これは事前に予想しにくいです。乗り換え時間が4時間あったので、市街地に出られるかなーなんて思っていたけれど、実際はそんな余裕もなく、結構ギリギリだった感じ。市街地に出たいなら移動時間を6時間以上持った方が良いかも。
それにしても格安航空券の手配ミスや、出国前日にわかった復路便の一部運休など、今回のヨーロッパビール旅は事前からてんやわんやしていますが、この後最大のピンチを迎えることになるとは。海外で一人ぼっち、どうしたらいいかわからないわたしは、最悪の状況に追い込まれます。次回を乞うご期待…
終わり。
住所：上海市虹橋路2550号
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